身体が思い通りに動くよろこび、そして動かなくなっても
日常において自分は健常者だが、スポーツにおいては障がいを持っていた。
15年間の卓球漬け生活のなかで、「身体が思い通りに動かない」という大きな壁が、常に目の前に立ちはだかっていた。
当たり前にできていた動作が突然できなくなる、というのは理解が追いつかないほど衝撃的で、自身の努力でどうこうできる問題では無いと悟ったときの絶望感はすさまじいものがある。
スポーツで見られるイップスや、音楽などで見られるジストニアには、意識とは関係なく、身体が意図していない動きや硬直をする症状