【社員の運動量が3倍に!】運動促進アプリ「Wellness Aile」の上手な活用方法(後編)
Techチームの倉持です!
前回の記事では、 アツラエが提供する「Wellness Aile」でチームの活動量をアップするためのイベント設計について解説しました。
今回は、私たちのWellness Aileチャレンジの結果から見えてきた、参加者のモチベーションアップに効果的な「インセンティブ」設定のコツを皆さんとシェアします!
社内でインセンティブを自由に設定できる!
Wellness Aileでは、Apple Watchを着用しているだけで毎日の活動が自動で記録され、その成果がアプリ内で登場するオリジナルキャラクターやコインで直感的に把握できます。
また、獲得したコインを社内で設定したアイテムと交換できる「インセンティブ」機能があり、参加者は運動を楽しみながら報酬を得て、さらに継続する意欲を高めることができます。
インセンティブの詳細設定は、Wellness Aileの管理ポータル画面から自由に設定可能です。またWellness Aileでは、「ムーブ」「エクササイズ」「スタンド」の3つのアクティビティリングを1つ完成させるごとに10コインが付与されます。
さらに、その日のうちに3つのリングを完成させるとボーナスとして10コインが追加され、合計40コインが獲得できます。
アツラエで社内イベントを行った時には、1ヶ月間毎日3つのリングを完成させると「パーフェクト賞」を付与し、継続する意欲を高めるためのインセンティブも設定しました。
それぞれのアクティビティの目標値はユーザー個人が自分の体力に合わせて設定可能です。また、管理側でもユーザーの目標値の変更状況が把握できるので、参加者間の公平性も守られています。
おすすめのインセンティブと設定のコツ
イベントで獲得したコインは、iPhoneの「Wellness Aile」アプリで設定したアイテムと交換できます。
私たちのチャレンジイベントでは、交換アイテムとして当初ECサイトのギフト券などを考えていましたが、会計処理上では金券類が給与とみなされ課税対象となる可能性があることがわかったため、この方法は採用しませんでした。
そこで、福利厚生の観点から健康に関連する食品を複数用意して交換用アイテムとして設定しています。例えば、低糖質のフィナンシェ3種セットを2000コインで交換できるように設定しており、現在の交換レートは1コイン=0.5円となっています。
また、アイテムを定期的に入れ替える、あるいはイベントなどで不定期に入れ替えることもアプリを利用する頻度を高めるきっかけになるかもしれません。
付与するコイン数や交換レートは、イベントの結果などを踏まえて参加者の意欲を高められるよう、適宜調整することをおすすめします。また、インセンティブは商品などの報酬だけでなく、企業が重視するウェルビーイングなどの方針に沿って行うことも有効です。
SDGsに取り組む機関への寄付なども、チームの参加意欲などのモチベーション向上につながるでしょう。
「楽しむこと」が健康施策の持続を左右する鍵
今回、Wellness Aileチャレンジのデータを集計し、アンケートによってイベントの満足度が活動量やコミュニケーション、行動に与える影響についても分析を行いました。
その結果、「アクティビティへの貢献度」、「コミュニケーションへの貢献度」、「行動への影響度」の3項目は、いずれも満足度が高い人ほど貢献度や影響度が高い傾向にありました。
この結果から、楽しみながらチャレンジに参加したことで貢献度が上がったのか、貢献できたことで満足度が高まったのかのいずれを意味するのかについては、更なる検証が必要と考えられます。
しかしながら、イベントの企画段階から満足度を高める工夫や適切なインセンティブの設計を行うことで、参加者の活動量が増え、モチベーションを継続的に維持できることは確かでしょう。
私たちは、今後もWellness Aileチャレンジを通じて、持続可能な健康施策に有効な手法を探求し、その知見を皆さまとシェアしていきたいと考えています!