平気で嘘をつく人たちをピノキオにする

今日は、上級国民である飯塚幸三被告の初公判だった。起訴事実を認め「申し訳ないことをした」と答弁しながらも、なお「自動車の不具合」を事故の理由に持ち出す。嘘をつくことに、上級国民ともなれば、良心の呵責を覚えないのだろうか。彼のように平気で嘘をつく人たちは、ピノキオのように鼻が伸びないので、自分が嘘をついていることがわからない。昨年、自分の長男を殺害した元官僚の男性は、殺害理由として「このままでは人を殺すかもしれない」と答弁し、世間の同情を買い、刑に服すことを免れた。彼は、判決後すぐに、妻と一緒に高級レストランでランチをしていた。飯塚幸三被告は、予約したフランス料理店に遅れそうだったので、制限速度を守れなかったそうだ。判決後すぐに高級レストランでランチをするとか、予約したレストランに間に合うことが何よりも優先するかのような答弁とか、相応の歳を重ねてきた人間の割には、子供のように欲が優先することに、吐き気さえもよおす。そもそも、こういう人たちは、悪魔に「お前と子供のどちらかの生命を差し出せ」と迫られたら、平気で嘘をついて、子供の生命を差し出す人たちに違いないだろう。ピノキオのように鼻が伸びれば、周囲も、その嘘に気がつくのだが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?