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9.栄養素別身体組成

こんにちは!

前回に引き続き栄養のお話です🍳
今回は、栄養素は体にどのくらい含まれていて、どんな役割があるのかをお話します!

体づくりの観点から考える栄養素のとり方

年齢や性別、体格によって差はありますが
頭に入れておきたいのは
「身体組成」と「人体を構成する成分」
人の体を構成する成分は成人だと以下の数値になります。

水…60%
タンパク質…15〜20%
脂質…約15%
ミネラル…4%
糖質…1%

(重量比。水分、タンパク質、脂質の割合は目安)

体内の水分の主な役割

①物質を溶かして運ぶ
食べた栄養素を体内で水に溶かす

不要な物質を尿などで排泄する
②発汗などの体温調節
水分はスポーツ時だけでなく
生きていくためにも必要!
食事をしない→1ヶ月近く生きれる
水分を取らない→数日しかもたない

スポーツ時に不足すると…
疲労、怪我の原因
熱中症を起こしやすくなる

体の組織に含まれる水分の量って?

筋肉…79%
骨格…44%
内臓…75〜85%
脳…90%
血漿…92%
皮下脂肪…33%

☆check point「体の水分量」
性別、年齢によって変化します。
加齢とともに比率は下がります。

新生児…体重の70〜80%
成人男性…約60%
(女性は脂肪が多いため男性より数%少なくなる)
高齢者…40〜50%

タンパク質がより必要になるのはスポーツ時と成長期

体に2番目に多く含まれ、体重の15〜20%を占めているのがタンパク質。
筋肉や骨、血液、内臓、皮膚、爪などをつくります。

スポーツ時
筋肉や骨、血液中の赤血球→破壊
それを修復するためにタンパク質が必要!

成長期
身長が伸びることなど、成長にもタンパク質が必要!

運動量が多い時、成長期は
タンパク質をしっかり摂ることが重要!!!
それによりより良い体をつくることができる

脂質といえば中性脂肪

体に3番目に多く含まれる「脂質」には、中性脂肪やコレステロールなどがあります。
体脂肪といわれるのは「中性脂肪」のこと。

体脂肪と聞くと、あまりない方が良いのでは…!?
と思うかもしれませんが、それなりには必要です。
そもそも、脂質の大半は中性脂肪ということは、役割があるのです🙆‍♀️

中性脂肪の役割
・エネルギー源
・体温の保持
・体の保護

ミネラル界のエース、カルシウム!

体に4番目に多く含まれるミネラルは、体重の約4%を占めています。
ミネラルは約30種類あり、カルシウムや鉄、マグネシウム、ナトリウムなどは皆さんご存知かと思います。
最も体に多いミネラルはカルシウム、次いでリン、マグネシウムとなりますが、どれもスポーツ時には欠かせない栄養素になります。

カルシウム
体重の1〜2%。
骨を作り、筋肉を動かす働き。
体を強化したい時や運動量が多い時、成長期には多く必要。
リン
骨や歯などに含まれるミネラル。
摂り過ぎるとカルシウムの吸収を低下させる
加工食品や清涼飲料水に多く含まれるため、過剰摂取に注意が必要。
マグネシウム
骨や筋肉に多く含まれる。
カルシウム同様、筋肉の収縮に欠かせない。



今回は、体を構成する成分をもとに、含有量と役割についてお話しました。
栄養のお話はまだまだ序盤です。

次回もまたお楽しみに!

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