死骸を片付けるのが嫌で子猫を拾った僕が、猫至上主義者になるまでの話
それは突然だった。
am4時のベランダから「ミー、ミー」と鳴き声がする。何かと思って窓を開けると、目も開いていない血だらけの白い子猫がいた。どうやら母猫が産んで放棄したらしい。混乱した僕は、そのうち母猫が戻ってくると思い、放置することにした。僕が寝ているうちに母猫が連れ去ってくれて、何事もない日常が戻ってくると楽観的に思っていた。しかし、待てど暮らせど母猫は戻って来ず、子猫の声はどんどん弱々しくなってくる。
このまま、カラスとかに突かれて死んでしまったら嫌だなぁ。それを片付