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お加持教室1 お加持って何?

私のおこなっているお加持について、少しお話しをしようと思います。お加持は、気をさわって動かしています。体調の悪い時は、私たちのまわりをめぐっている気を整えることによって、その不調を治します。漢方医学には「心身一如」ということばがありますが、体と心は一体なので、体を治すことにより心の不調を治すこともできます。そして、時にはそれによって運気が変わることだってあります。
 
 お加持は手を使ってします。人の手には(誰でも)力があるので、気の流れを感じることも動かすこともできます。気の流れが止まっている場所をみつけて、止まっている気を流してゆきます。これは漢方でも同様で、ひとりひとりの体の気の滞りをみつけて、薬剤でめぐらせることをしています。
 
そして、私たちはふだんから気のめぐらせをしています。お腹が痛い時などに、痛いところに手を当てますよね。これはその部分の気をめぐらせているのです。痛みというものは、さまざまな原因で気が滞っておきるものですが、お加持の場合は、触れずに気をめぐらせます。私たちのまわりには気があるので、触れなくても体の気を動かすことができます。そして、相手が遠くにいてもそれができます。
 
 また、人をなだめる時に、よく頭や背中を上から下になでることがありますね。お加持でも、気分をおさめようとする時や胸に気が詰まっている時は、その部分の気を下げるように手を上から下に降ろします。

では、実際に体の気がどこで止まっているか、みてみませんか?私にもわかる!と思ってやってみて下さい。今までしようと思わなかっただけで、実際やってみると、皆さん気の流れを感じることができています。

手が止まったところは気が止まっているところです。気のせいかな~、いいえ、気のせいではありません。何人かをやってみると違いがわかりますよ。

2022年3月29日

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