お加持教室2 痛いの痛いの飛んでいけ~
先回、痛みというものは、さまざまな原因で気が滞って起きるということをお伝えしました。ところで、痛みに効くおまじないがありますね。そう、子どもがケガをした時などに唱える「痛いの痛いの、飛んでいけ~」です。「ちちんぷいぷい」の後に続けることもします。このおまじないは世界中にあって、アメリカだと、「Pain, pain go away, come again another day.(痛いの痛いのどこかへいけ。別の日に戻ってこい)」と言うそうです。
痛い場所に手を当てることは痛みをやわらげることだと言われていますが、飛んでいけ~と、左のイラストのように痛みを放ることも効果があると考えられます。
何故かって?私たちがケガなどをした時には、ケガをした部分に細菌が繁殖をするので、細菌の中の気を抜くことで炎症が進まないようにすることが効果があることだからです。人もそうですが、細菌も気を抜かれると行動が鈍くなります。その間に、人の持って生まれた体の力でケガを治してゆきます。
お加持でも、そのように、ケガをした部分を撫でたり、悪い気を抜くことがあります。また体の表面にとどまらず、体の中にできた腫瘍のどんどん大きくなろうとする気を抜くことも、まんざら無意味なことではありません。それから、因縁の良くない(気が重い)場所に出かけて気分が悪くなった時に、その人から悪い気を抜くことをお加持では良くします。その重い気を抜くことで、止まっていた気がめぐり出します。また、心の問題で胸にいっぱい気が詰まってしまった時でも同じです。
では、実際に、人のよぶんな気を抜いてみましょう。手でおこなっても良いのですが、紙を使うと微妙な重さを感じやすいです。人を前にして、足下から上に向かって、紙を軽くつまんで上げてみましょう。紙が重いなと思ったところで、その気が乗った紙を、飛んでけ~と放って下さい。してもらった人は、体が軽くなっているのでは?
2022年4月5日
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?