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時々でてくる反逆魂

世間には謎の10分前ルールなるものがある。

出勤時間の10分前には出社していること。

長野で住込みバイトをしてた時にもこのルールが適用されてたことがあり、それについては納得のいかない思いを抱えていた。あるとき上司に理由を聞いたが、業務開始前の朝礼的なもの?で、引き継ぎ事項とかの確認とかそんなこと言ってたっけなー。

スッキリせぬまま、モヤッとした感じが残ったままだったけども、そこでの住込み暮らしは楽しかったので、まいっかーと未消化の気持ちをもみ消したまま10分前ルールに従い続けた。

よくよく考えたら、引き継ぎ事項確認とかそんなん含めて仕事やし!てかそんなんいっつもほぼなしでさらっと引き継ぎノート確認してすぐメイン業務に突入!ただ単に10分前から無給で働かされているということです笑。

2年前に辞めた職場にもこのルールが適用されていた。そこは、エスニック雑貨や衣料を扱う全国チェーン店で、とても自由な雰囲気だった。

自由な雰囲気は勘違いだったとあとになってわかる。

2018年11月にアルバイトで入社し、2020年4月には辞めた。1年半という短さ。

初めて出勤したときに色々と説明を受け、その中で10分前には出勤するようにしてくださいと言われた。憧れのエスニック雑貨屋で働けることが嬉しくてたまらない私は、10分前ルールについて軽くスルーしてしまった。

仕事をしていくうちに、商品がもつ自由な空気とはウラハラに、会社のルール、上司の考え方が自由とは正反対の窮屈なもので驚いた。

まずは、いらっしゃいませの声が小さいと発声の特訓を受けることとなる。
昔から私は声が小さいと言われる。
接客業なんだもの、頑張って大きい声を出さなければ!私は頑張った。
上司は、店の奥から入り口まで聞こえるぐらいの声じゃないとだめだと言い、私は店の奥から「いらっしゃいませ〜」と頑張って声を出すが、オッケーがでない。
私の中で怒鳴るぐらいの感じで出した声でようやくオッケーがでた。

わからない…。
わからなすぎる…。
自分の感覚と人の感覚が違いすぎる…。

まず、この練習で私は心が折れかけた。
泣きそうになった。

一見自由な雰囲気のエスニック雑貨屋のウラでは、中学の部活を思い出させるど根性指導が行われていた。私はど根性代表のバレー部だったことがある。

そんな風に不自由さの片鱗を見せ始めたエスニック雑貨屋での仕事。

私には全然合ってなかった。

会社、上司に対する納得のいかなさが日に日に募っていった。


辞める数ヶ月前だったと思うが、ついに10分前ルールが納得できないことを上司に伝えた。
それは会社のルールなのか聞くと、実は一部の店舗だけで行わてるものということだった。

10分前ルールがなかった頃、出社時間ギリギリにやってくるスタッフたちがいて遅刻したりということが重なったときがあったそうな。
始業時間には働く準備が整ってること。それで、私の直属の上司のもひとつ上司が、10分前ルールを作ったんだそうな。なのでその上司が管轄してる店舗では10分前に来るようになってるとのこと。

始業開始に働く準備をしておくのはわかる。でも、それは自発的にするものでは?!遅刻した人がいるならその人に注意すればいいだけであって、わけのわからん10分前ルールを全員に課すのは全然納得いかぬ。

というわけで、上司にそれを伝え、上司がルール設定した上司に電話。私だけ10分ルールから免れることとなりました。他の誰も疑問抱けへんの不思議ー!

私が上司やその上司から感じたのは、常にそれぞれの上の立場にある人からどう見られているかを気にしているということ。部下をきちんと管理できることで評価があがる。そんな風に思ってるんではなかろうか?

なにかがずれてる。
一事が万事、そんな感じだったので私とは合わないと辞めました。

私は普段、優柔不断だったり、ことなかれ主義的に生きてたりするのですが、100%納得いかんことがあると突如反逆魂が目覚め、反旗をひるがえすことがあります。

特に男性とやり合う傾向があります。
エスニック雑貨屋の上司、一緒に働いてたスタッフは全員女性でしたが。

男性の皆さま、お気をつけください笑。

サポートとってもありがたいです♡♡♡ おかげで生きてゆけます〜〜〜!!!