作田氏の名誉毀損裁判は終盤にかかっている。

2024年(令和6年)5月15日の口頭弁論期日では、原告被告ともに証人尋問に誰を出すか申請を行うことになっていた。当然、私達からは原告・被告全員の尋問申請を行っていた。が、被告代理人・片山弁護士(日本禁煙学会所属)は、「作田氏を尋問に出す必要は無い」との考えから、申請を行っていなかった。

すると、島崎邦彦裁判官(右・中町翔、左・原健志)は作田氏について、「事実関係にかなり問題があり、真実性と相当性を確認する必要がある。よって、作田氏の話を聞いてみたい。」と言った。これには驚いた。裁判官自体がこのように積極的に話をする場面を初めて見た。

片山弁護士はモゴモゴ言ったが、最終的に裁判官の”やんわりとした事実上の命令”という形で、後日、作田氏の尋問申請書を提出し、同時に作田氏が陳述書を出すことで決着した。

日赤の音声提出

次に、裁判官は山下弁護士と私の方を向いて「何か言いたいことはあるか」と訊いた。私は下記のように述べた。

本日の書類提出には間に合わなかったのですが、日赤病院と以前話をした中で、日赤が「酒井さんの診断書に日赤の契印が押されていないのは、受付が業務委託なため認識が薄い可能性がある」と述べていたことがあります。

その会話は、別訴を担当している古川弁護士と私と日赤の担当者の3者にて行われたもので、今回、①録音音声、②該当箇所の文字起こし、③日赤医療安全推進室・田川諭氏による印鑑をついた証明書、の3点を出す予定で、日赤ともその手はずになっています。

もし、裁判官が「そこまでする必要がない」と仰るのであればわざわざ提出いたしませんが、聴く必要があるというのであれば提出いたします。どうでしょう?

裁判官はいったん、作田氏代理人・片山弁護士氏の方を向き、片山氏の意見を聞いた。すると、片山弁護士は「日赤が言っているのはあくまでも手続き上のことであって、作田氏には作田氏の真実がある」と言ったのである。

そこで、すかさず私は次のように言った。

酒井さんの診断書に日赤の割り印が押されていないことを根拠として、作田医師は、『酒井さんは会計を通っていない』と述べています。

よって、日赤の証言は要の部分に関係しています。

そして、裁判官は、私の顔を見て、「提出してください。」と言った。


下記が、裁判官に促され、裁判所に提出した日赤の証拠である。

準備書面(3)の公開~日赤の証言

今回、日赤との会話音源も全て(55分ぶん)裁判所に提出した。山下弁護士の話だと、実際に必要なのは全体の2分ほどの部分なのだが、音源全体を出さないとかえって裁判所に疑われる可能性があるとのこと。なるほど、と思った。

ちなみに、全体(55分)の文字起こしは、刑事事件の方で青葉署に提出したので次の記事にて紹介する。

今回、民事ではあくまでも、「何故、酒井さんの診断書に日赤の割り印が押されていないか」という箇所のみについての文字起こしである。

準備書面(3)

http://atsukofujii.lolitapunk.jp/%E5%8E%9F%E5%91%8A%E6%BA%96%E5%82%99%E6%9B%B8%E9%9D%A2%EF%BC%88%EF%BC%93%EF%BC%892024-06-11.pdf


日赤田川氏ご連絡&甲43号証

スキャナーの不具合からか、田川氏がついた印鑑4箇所と、日赤の十字の赤が反映されていない。

http://atsukofujii.lolitapunk.jp/%E6%97%A5%E8%B5%A4%E7%94%B0%E5%B7%9D%E6%B0%8F%E3%81%94%E9%80%A3%E7%B5%A1%EF%BC%86%E7%94%B2%EF%BC%94%EF%BC%93%E5%8F%B7%E8%A8%BC2024-06-06%20-%20%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC.pdf


本人尋問日程

本人尋問は9月18日(水)午後を予定しています。尋問は原告酒井久男・藤井敦子、被告作田学です。ぜひ傍聴下さい(詳細が分かり次第お伝えします)。

このような冤罪は誰に身にも起こります。信頼すべき医師が診断書を悪用し捏造を生み出し、弁護士が提訴する。今後この様な事の起こさぬよう私達は闘います。本人訴訟ではなく弁護士と共に闘っていくため、カンパをお願いします(note経由で専用口座に振込み)。ご理解の程よろしくお願い致します。