167、オーガニックたま屋(fujita)氏のブログ記事について

本日、2023年(令和5年)1月18日、上記ツイートを発見し、ブログを読んだ。それに伴い下記のメールをブログを主催されている方に送付した。

記事内容(藤井注:気になった点はゴシックに)

『窓MADO』は「横浜・副流煙裁判」と呼ばれたこの実在の裁判の映画化です。(副流煙とは受動喫煙の意味)
2017年11月藤井家は、横浜市青葉区の同じ団地の階下に住むB家からタバコにより化学物質過敏症を発症したということで4,518万円の損害賠償と喫煙禁止を求める裁判を受けました。
結果は、訴えたB家が敗訴。
映画はここまでの実話で終わります。

参考:『窓MADO』HP

その後、元被告の藤井将登さんが2022年3月14日横浜地裁に訴状を提出しました。
訴状には、原告として妻の敦子さんの名前もあります。
請求額は2人の総計で1,027万円。
被告は、B家3人と診断書を作成した医師の作田学(日本禁煙学会の理事長)です。
日本の司法の歴史の中で、「禁煙ファシズム」の責任を問う初めての損害賠償裁です。
「禁煙ファシズム」とはアメリカで広がっている禁煙の市民運動のことです。

参考:My News Japan対「禁煙ファシズム」初の損害賠償裁判 日本禁煙学会・作田医師と“斜め上の家族”に1千万円、訴因は虚偽診断書作成と訴権の濫用 黒藪哲哉
参考:「MEDIA KOKUSYO」横浜・副流煙裁判に関連する記事

化学物質過敏症(以下CS)にとっては、この映画はCSについて誤解を招く内容となっています。
CSの専門医や患者の協力を得た形跡のない脚本のため、全国に上映されていくことには不安があります。

映画は12/16~2023.1/5まで都内で上映されていましたが、その後の上映については案内がないのでわかりません。
映画が社会問題として世間で話題になっているようではないので、このまま消えてもらえるとよいのですが。

映画のHPを見るとわかりますが、「香害」の社会問題が大きくなってからCSの特徴を表現する一つとして「ガスマスク」があります。
状況により一時的にガスマスクは必要ですが、ガスマスクそのものが化学物質で作られていますから常用はできません。
重松のガスマスクがよいとか、CS知識が浅い人が話題にしていますが常用することによりCSは悪化します。
香害+化学物質過敏症=ガスマスク、という構図はCSをよく知らない人がCSを発症したときには注意が必要です。
CSが使えるガスマスクを探すエネルギーがあるようでしたら、生活環境と食生活を変える努力の方が大切です。

『窓MADO』の映画監督は、1988年生まれの麻王 MAOこと藤井麻王です。
麻王MAOは、被告藤井夫妻の息子です。

私がこの映画について一番はじめに考えたのは「誰が映画製作費を出したのか」ということです。

この映画は3,000~5,000万円製作費かかっていると思います。

無名でフリーの麻王 MAOにそのような大金はないでしょう。
音楽はミュージシャンである父親と関係者が関わっているなど、制作することによりメリットがあるようです。

完成を前にして資金繰りができなくなり、「映画窓MADO制作支援プロジェクト」で7,500万円の支援を募り5,579,000円の資金を集めています。
参考:映画窓MADO制作支援プロジェクト

私は映画を見ていないので伝えることに限りがあります。
母親がCSのためこの映画を見た、という行政書士の網代 太郎さんの感想がありますので参考にしてもらいたいです。

化学物質過敏症(MCS)が関係する、いわゆる「横浜副流煙事件(以下「事件」と言います)」を基にしたという、映画「 [窓]mado 」を観てきました。
かつてMCSの母を持ち、MCS支援活動に長年携わった者として、義務感から観ました。
この映画は、事件の被告(喫煙しているとしてMCS発症者に訴えられた側)一家の実の息子が監督した映画だそうです。
ですが、公式ツイッターは
「どちらの側にも立たずに向き合いたいという公平性をもった映画!」とPR。
https://twitter.com/MADO_PR/status/1603289947875991552
被告の息子が、公平な映画を作る?
そんなことが本当できたら、それは、すごいことだなあ…と思っていました。
結論から言えば、見事に “ 不公平 ” でした。
続く・・

参考:網代 太郎FB

この映画については、先日伝えた
『内部告発で医療界に激震!!安易な診断書交付が悲劇を生む!!化学物質過敏症の深い闇!!横浜副流煙裁判との共通点とは…?』
のYouTubeの動画ともつながっています。

参考:『内部告発で医療界に激震!!安易な診断書交付が悲劇を生む!!化学物質過敏症の深い闇!!横浜副流煙裁判との共通点とは…?』
参考:79.化学物質過敏症 診断書

12/5に船越医師が酒井医師という偽名で「MEDIA KOKUSYO」に「医師が内部告発、宮田幹夫・北里大学名誉教授の医療行為の評価、化学物質過敏症の安易な診断書交付を問題視」というタイトルで告発しています。
参考:MEDIA KOKUSYO

その後12/7に、B級動画にてジャーナリスト須田さんと黒薮さんと船越医師による、一方通行の宮田医師批判が行われました。

このような流れの中で、店主の気になることは映画製作費はどこからきたのか?です。

宮田先生に診断してもらっている人は多いので、皆さんが賢いジャーナリストとなってもらえたらと思います。
キーワードは以下にあります。
化学物質、横浜・副流煙裁判、CS治療、『窓MADO』、麻王 MAO、香害、診断書、CS障害年金、日本禁煙学会、日本臨床環境医学会、そよ風クリニック院長・宮田 幹夫、典子エンジェルクリニック院長・船越典子、など

または、
・藤井家(元被告の藤井将登、妻の藤井敦子、息子の藤井麻王)
・ジャーナリスト黒藪哲哉
・ジャーナリスト須田慎一郎
彼らによる禁煙運動への反発が重点なのか?

2009年にようやく病気として認められて数年前から障害年金が出るようになった化学物質過敏症。
この騒ぎにより、CSについての間違った見解、CS障害年金の手続きが難しくなる、などの問題が出てくるかもしれません。
CSの生活の難しさにより障害年金が必要な人がいるのに、もらうべき人に渡らなくなるようなことは困ります。

まだまだ社会生活において理解度の低いCS。
CS誤解が広がることは制御する必要があります。

次回は浜松化学物質過敏症の会で会員の尽力により、少ないながらも成果のあったこともありますのでお伝えします。

私が送付したメールの内容

初めまして。藤井敦子と申します。横浜副流煙裁判の当事者です。https://twitter.com/DuvallyMonika/likes
 
記事を読みました。貴殿の疑問についてお答えします。本来であればコメント欄に載せたいのですが、どういうわけか投稿ができません。下記の部分につき必要箇所を抜粋し、私からの説明として載せていただけますか。
 
【製作費の内訳】
>この映画は3,000~5,000万円製作費かかっていると思います。
>このような流れの中で、店主(藤井注:ブログ主)の気になることは映画製作費はどこからきたのか?です。
 
(藤井)製作費については、映画公開2日目に行われたメディア取材で全て明確に答えていました。製作費は2千万円以下。内訳は下記の通り。
・国(文化庁)の支援金を600万円
・1名の方から100万円の賛助金
・クラウドファンディング5、579、000円
・息子300万円
・プロデューサー(確か)200万円
息子とプロデューサーが持ち出している金額については回収の見通しはたっていません。
 
【CM監督としての麻王】
>無名でフリーの麻王 MAOにそのような大金はないでしょう。
 
息子はCM業界内ではよく知られた存在です。「CM監督、有名」と検索を入れるとすぐ出てきます。
https://cmpro.tokyo/?p=824
 
東北新社・中島信也氏を師とし、独立前から後まで多くのCMを手掛けています(2年前に東北新社から独立しました)。
ボートレースの監督は今年で5年目に入ります。今回、ボートレースで一緒に働く息子の友人らが何人も手弁当で参加してくれました。女優の小林涼子さんやMEGUMIさんも息子の友人です。みな、息子がやろうとしていることに賛同し、ビジネスとしてではなく協力してくれました。下記の動画で「ヨーイ」と叫び、ロン毛で画面左に移っているのが息子です(24秒のところ)。
↓ ↓ ↓
ボートレースCMメイキング
https://www.youtube.com/watch?v=MhPQkukx3a0
 
カーセンサーCM
https://www.youtube.com/watch?v=sgiOrcIT3w8
 
【麻王】
映像ディレクター。愛と笑いをテーマに、CMをベースに映像制作。カーセンサー、OKAMOTO、LOTTE クーリッシュ、
BOAT RACEシリーズ (2019~現行)、Yahoo! PayPay、
mixi モンス ターストライク、SUNTORY ストロングゼロ、キヤノン EOSなど。
1988.09.28. 神奈川県横浜市出身
東京藝術大学美術学部デザイン科卒業
2012年 東北新社 入社 中島信也に師事
2014年 演出家デビュー
2020年 フリーランス独立・OND°所属
 
※尚、息子は結婚し相手の姓となりましたので、藤井ではありません。現在は「麻王」として活動していますので修正をお願いします。
 
【地域の協力】
お金をかけずに映画を作るには、私の住む町の友人、知人の協力が不可欠でした。撮影場所の提供、管理組合の協力、倉庫・控室の提供、エキストラ参加、不動産屋・整形外科医など、ほとんど私の住む横浜市青葉区すすき野の人たちによる協力です。
私は20年ほど精力的に地域活動をしていたので、多くの友人が地元におり、その私の身に突如横浜副流煙裁判が起こり、多くの友人がこの冤罪事件の不当さを理解してくれているのです。
 
【メリットという言葉】
>音楽はミュージシャンである父親と関係者が関わっているなど、制作することによりメリットがあるようです。
 
夫はスタジオミュージシャンとして作曲家・板倉文と音楽活動を共にし、1980年~90年にかけてレコード、CD、CM、映画サントラ等、多くの音楽を手掛けており、息子は「とーちゃんたちの音楽(=板倉文の音楽)を使って映画を作ることは夢だ」と幼い時から語っています。「窓」も1991年にSONYから発表されている夫が作った楽曲ですが、共演ミュージシャンは青山純、斎藤ネコ、近藤達郎など日本を代表する面々であり、メリットという表現はあさましく、失礼であると感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=q172LdG-Fq8
 
下記は息子による今回の映画音楽についての想いです。
↓ ↓ ↓
https://camp-fire.jp/projects/view/593402
(麻王)コロナ禍において、また化学物質過敏症の問題を考えるときに、物理的にも精神的にも重要なモチーフだと思ったのが「窓」でした。そう考えたとき、父が30年以上前に作った「窓」という曲の存在が頭に浮かびました。私はこの曲が大好きでした。私は、この楽曲を主軸に添えて、映画を撮らねばならないと感じました。そして、父の旧友でもあり長らく一緒にミュージシャンとして共にやってきていた。板倉 文さんの楽曲を劇伴にして構成したいと思いました。この「窓」というモチーフによって、私の中で表現するべきことが一つに繋がっていきました。
楽曲「窓」と、文さんのやわらかで優しい音楽とともに、この映画を見ていただきたいと思います。
 
藤井敦子 
〒225―0021 神奈川県横浜市青葉区すすき野2-5-2-103
Tel: 070-5548-1225
Mail: a_atchan@yahoo.co.jp
2023年1月18日



このような冤罪は誰に身にも起こります。信頼すべき医師が診断書を悪用し捏造を生み出し、弁護士が提訴する。今後この様な事の起こさぬよう私達は闘います。本人訴訟ではなく弁護士と共に闘っていくため、カンパをお願いします(note経由で専用口座に振込み)。ご理解の程よろしくお願い致します。