239、平久美子医師と舩越典子医師が「精神疾患」を含む病因を発表
2023年(令和5年)12月16日に厚生労働科学研究費補助金
難治性疾患政策研究事業「種々の症状を呈する難治性疾患における中枢神経感作の役割解明とQOL向上、社会啓発を目指した領域統合多施設共同疫学研究」班における班会議が行われた。下記に示したスライドは、化学物質過敏症を「治る病」としてその治療に取り組んでこられた平久美子医師と舩越典子氏が発表したものである。
舩越典子医師は数年前化学物質過敏症となり、その権威である宮田幹夫医師から「治らない」と宣告され、長期にわたり苦しんだにもかかわらず、2022年(令和4年)、平久美子医師によるタリージェの処方により「あっという間に症状が緩和された」という経験を持つ医師である。舩越氏の怒りは下記である。
「治る」ことに取り組んでいる医師(平久美子医師)を選択肢として示されていれば、自分が長く苦しむ必要はなかったと船越氏は考えているのである。
横浜副流煙裁判においても、受動喫煙症も化学物質過敏症も「治らないもの」として患者に提示されている。治らないから「相手を提訴しろ」とか、「障害年金を受給したら」と医師や活動団体により勧められるのである。
事実、A娘が障害年金を得ているとの情報は入ってきており、A娘の化学物質過敏症の発症のきっかけは宮田医師の行った問診により「藤井家の副流煙」とされている。情報が事実だとすれば極めて不愉快なことである。たとえ裁判には勝っても、A娘は我が家を理由として嘘の内容を病因として診断書を国に提出し、国から公金を得ていることになるのだから。
「治る=症状が緩和される」と示すだけで叩かれる異常現象
昨年2022年(令和4年)9月、X(当時ツイッター)上で、「化学物質過敏症が治った」と告げた患者が複数いた。が、そのいずれも「反対する複数の者たち」に見る見る間に包囲され叩かれ、しばらくするとネット上から消えていった⇒下記「エコーチェンバー」参照。
私は「化学物質過敏症は、治ると言うと叩かれるのだな。治るとなると障害年金が受け取れなくなり不都合なのだろうか」と勘繰った。
舩越典子医師は自身の経験から「治る」ということを下記のように説明する。
0~10(一番酷い症状)までのスケールがあったとして、それが3~4になっただけでも全然違う。
すなわち「症状が緩和される」ということである。舩越医師の場合は平久美子医師により処方された薬(タリージェ)により、たった数日で驚くほど症状が改善され日常生活を大幅に取り戻すことができたという。そのことにより、「治らない」としてきた宮田幹夫医師のアドバイスに従ってきてしまい多くのものを失ったことに対して自省と疑問を持つようになったのである。
自らもその後化学物質過敏症で苦しむ患者の治療に励んでいるのであるが、症状が緩和されることは喜ばしいことであるはずなのに、「治る」と言えば叩かれる。舩越医師は患者らにはSNSをやらないことを勧め、また患者たちもよくなれば自然に離れていくという。私は大阪での【窓MADO】上映の際に、舩越医師の患者の多くに出会ったが、その皆が症状が緩和されたことを素直に喜び、舩越医師を慕っているように見えた。
医師は治すことが本来の仕事。にもかかわらず、治そうとする医師が叩かれる現在の状況はおかしい。治すどころか提訴や隣人に内容証明を送ることを煽り、改善するより障害年金に頼るほうを勧めているのである。
精神疾患の場合もあると初めて臨床の場で認めた事実
今回の発表は、「臨床の現場」で「治す」ことに取り組む医師らが、初めて化学物質過敏症の病因として精神疾患も含まれることを公表したものである。
これまでは化学物質過敏症には精神疾患は含まれず、あくまでも物質に原因があるというのが通説であった。が、下記の方々も病因として精神疾患の可能性があることを認めてはいる(統合失調症のような重いものから、「ストレスの対処が下手」のような軽いものまで)。
公には語らずとも内々では認めざるを得なかった内容ではあるが、今回ついに平医師と船越医師が公の場で精神疾患の場合もある、という事実を臨床結果として示したのである。
下記が発表された内容である。精神疾患への言及についてはピンクで色付けした。
発表内容
下記
まとめ
エコーチェンバーについて(読売新聞より引用)
この資料のエコーチェンバーの表記で元になっているのは(引用が小さくてわかりにくいが)、2023年(令和5年)9月12日に読売新聞に掲載された図である。
参照
このような冤罪は誰に身にも起こります。信頼すべき医師が診断書を悪用し捏造を生み出し、弁護士が提訴する。今後この様な事の起こさぬよう私達は闘います。本人訴訟ではなく弁護士と共に闘っていくため、カンパをお願いします(note経由で専用口座に振込み)。ご理解の程よろしくお願い致します。