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マンモグラフィーが痛いから受けたくないあなたに

2枚の板ではさまれて


「えっ、こんなにつぶされるの」と心の声。
痛い。これを4回も?

20年前、初めてマンモグラフィーの検査を受けた。
その時、あつこ40歳。

総合病院の地下にあるレントゲン室の隣にマンモグラフィーの検査室があった。
名前を呼ばれて、検査室のドアを開けて、出会ったのは男性技師。
(ええええ、男の人?)
それだけで心臓の 動きが早くなった。
わたしも若かったのだ。
殺風景で、着替える場所は部屋のすみのカーテンで仕切られただけの空間。
20年前はそんなものだった。

今から考えると男性技師も一生懸命やっていたと思う
(その頃は女性の技師が今ほど多くなかった)


マンモグラフィーってどんな検査?


マンモグラフィーがどんな検査か知らない人のためにちょっと説明。

マンモグラフィーは2枚の板で乳房をはさみ
薄く引き伸ばした状態でレントゲンをとる。

右の乳房で、縦方向1枚、横方向1枚
左の乳房で、縦方向1枚、横方向1枚
合計4枚撮影される。
つまり4回はさまれる。

ちょうど胸の高さの所に乳房を置く台があって
そして2枚の板ではさむ。

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(画像:Siemens Healthineers からお借りしました) 


乳房全体を見る必要があるから
器械にしっかりと寄り添って
乳房の根元から(ここ大事)はさみ込まなくてはいけない。
のばされた状態をチラ見して(顔に近すぎるため)
「うわーーー、これわたしの胸なの」と思うのだ。



やっぱりちゃんと検診受けなきゃなあ


その後、5年間ぐらいマンモグラフィーから逃げ回っていた。
とにかく痛いのが嫌だった。

知人が乳がんになった。
がんとの真剣な闘い
夫や子供たちのささえ

彼女の生きざまを見ているうちに「やっぱり検診うけなきゃ」と思えた。
乳がんサバイバーとして今も彼女は生きている。ブラボー!


1年交代で検査を受けよう

再びマンモグラフィーの検査を受けだして15年経った。
その中で得た検査を受けるコツ。

1年交代で検査を受ける
乳がん検診は2種類ある。
1,マンモグラフィー
2,エコー(超音波検査)

エコーはまったく痛くない。(あいらぶエコー)

妊娠していた時に胎児の様子を見るために使っていた超音波検査、
あれがエコーだ。


エコーとマンモグラフィーは得意分野が違うので
(これについては次の機会に説明する)
1年交代でやるのが良いと言われている。

例えば
2021年  マンモグラフィー検査
2022年 エコー検査
2023年 マンモグラフィー検査
2024年 エコー検査

というかんじである 。1年、間が空けばちょっとだけ気楽だ。


自分に合った病院や技師を見つける


最近の婦人科は、女性に配慮して
着替えの空間をきちんと取ったり(更衣室のドアに鍵をかけられるところもある)
色調を落ち着いたもので統一していたりする。

職場の検診や主婦健診でも、女性に細やかな配慮をするところが増えている。
例えば フロアや検診日を分けることで、女性だけで検査を受けられる。

リラックスした空間で検査を受けることで痛みも少なくなる。
できることならば自分と相性がいい技師さんを見つけられると良い。

わたしは東京のK病院でマンモグラフィーをうけたことがある。
そのときの女性技師さんが、ソフトで明るくて
器械の前での立ち位置もさりげなく調整してくれた。

気が付くとそれほどマンモの痛みを感じていなかった。
はさまれていた感じはあったのだが。
ちょっとびっくりした。


自分と家族のために乳がん検診を

70歳になっても、かかる可能性のある乳がん。
自分のためだけではなく家族のためにも。
がんサバイバーの知人を見ていると心からそう思う。

どうせ受けるなら、

・マンモとエコー、1年交代で。

・女性に配慮のある医院や病院を探しながら
リラックスして受けましょう。


ピンクリボンアドバイザーのあつこより


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