見出し画像

まさかの算数(前編)

ATSUKOです。

図工と算数 アトリエてぃてぃを主宰しています。

図工と算数、この組み合わせいかがですか?
図工は、そう、専門分野です。でも算数は?

実は私は小学校の頃に算数が大嫌いになって、それ以来、ずっと算数と数学を避けて生きてきました。なのに、避けてきたものってまた向き合うときが来るものなのでしょうか?

娘はシュタイナー園に通っていたこともあり、小学校入学前まで文字や計算を教えてきませんでした。入学して、文字はすぐにおぼえて全く問題はなかったのですが、算数はというと、、

まず最初の10までの数の足し算で見事に???になっていました。

毎日宿題で計算カードというものをやらねばならず、娘は両手の指を使って、一生懸命やるのですが、「1たす1は、、、、、、、、3!」
聞いてて私びっくり。

そこでよくよく娘を見ていると、だんだんわかってきました。
まず、1って何?2って何?の段階なのです。娘の中には数の概念がまだ入っていなかったのですね。 3って何?、4って、、、 ですから、足し算、といきなり言われてもわからないのは当たり前なんです。数字を見ても、それがなんなのかわからない。5という数字を見てもそこから5つあることというイメージには繋がっていないのです。

親としては焦りましたが、とにかく数が目に見えるように工夫して一緒にやりました。手の指、足の指、木の実や米粒を使ったり、絵に描いたり、ビーズでそろばんの初期形みたいなものを作ってみたり。しばらくの間、宿題の計算プリントをやる娘の横にはお皿に入ったどんぐりがあるのが常でした。それを並べて数えるのです。
(その時はまだ私自身がシュタイナー算数を本格的に学ぶ前でした)

なんとか1年生を乗り切ったのも束の間、2年生になると、そうです!九九!

宿題にはまたあの計算カード。1の段から9の段まであります。単語帳みたいなもので、例えば表に3×1、裏に3と答えが書いてあるものです。計算カードで九九をおぼえて、先生に披露しOKならばハンコを押してもらいます。

学校では九九をすでに知っている子もいるし、みんなどんどんハンコをもらっていくらしい。だけど1の段さえもちっともわからない娘に、私はちょっとお手上げになりました。どうしたらいいの?

(後編へ続く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?