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WOW2022 W28のTIPS

9月に入り、いよいよTableau DATA Saberへのチャレンジも佳境となってきました・・・!復習を進めていく中で、どうしても理解が進まないのが LOD計算 ( •̀ㅁ•́ ; )
ということで、LOD計算を練習できる題材を探し、たどり着いたのが今回挑戦したWOW2022 W28のバタフライチャートです。

WOW2022 W28

今回の条件は以下でした!

最後に記載のある通り、今回は2通りのやり方があるそうですが、あえて「LOD計算」を使いなさい、と指示があります。
指示通り、LOD計算を使って作成してみましたので、私なりに気づいたポイントを3つまとめたいと思います!



W28作成時のポイント

① バタフライチャート

まず、バタフライチャートとは?

あるカテゴリ毎に2つの連続値を比較するのに適した棒グラフの一種です。例えば、毎年の男女の人口比率や地域毎の昨年と今年の売上の比較をする場合に利用します。

http://www.dmod-blg.com/dataanalysis/tableau-desktop/graph/butterfly/#:~:text=%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%82%E3%82%8B%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%AA,%E5%A0%B4%E5%90%88%E3%81%AB%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

確かに、「日本は超高齢化社会になっている」みたいな記事によくバタフライチャートを見かける気がします。

今回バタフライチャートを作った基本的な工程を説明します。

1)Gender=Maleだったら、値(人口数)をマイナス表記にする計算式を作成

IF関数を使います

2)↑で作成した計算式と「Age」をそれぞれ列・行に入れるとバタフライチャートの基本的な形が完成します

バタフライチャートの基本形が完成(思ったより簡単・・・!)

② LOD計算

ただ、この段階ではTotal人口が表示できていません。ここを実現するには例のLOD計算が必要になります。その手順を記載します。

1)やりたきこととしては、「Age」グループごとに「Gender」をまたいだ「人口」を集計して保持する をLOD計算を使って表現します。

つまりはこういうこと。

実際のLOD計算式は次のとおりとなります。
もしここで LOD計算を使わなかった場合、「Gender(ディメンション)」を使った色分けの影響を受けてしまい、左右両方に合計人口を表現することができません。(伝われ・・・!)

SUM関数のなかのIF文は、今回元データに2011年と2021年のデータが含まれていたため、
2021に対象を絞るために入れ込みました

3)次に、また同じように計算式を作成します

Malesだったらマイナス値になるように指定

4)作成した計算式を列に追加すると、右側に総人口数の棒グラフが作成されます

左側は男女が左右で表現されていて(なので左右非対称)、
右側は左右ともに総人口数が表現されています(なので左右対称)

5)総人口数の計算式を同軸グラフとするため、左側の棒グラフのヘッダーに持っていきます

6)行に表示されたメジャーネームを「詳細」に持っていき、マークを色に変更します

「色」にドラッグ&ドロップすると元々の「Gender」が消えてしまうので、
左端のボタンを押して変更します

7)ただし、この時点では「積上げ棒グラフ」になってしまっているため、「分析」>「スタックマーク」>「オフ」にします
※「オフ」にするとすべての棒グラフの起点が「0」になります(ココ意外とポイント!)

スタックマークはデフォルトでは「自動」になっている
目指す形に近づきました

③ マイナス表記の修正

ここは細かな表現修正になりますが、よく見ると、左側の軸が「マイナス表記」になってしまっています。

反転している部分が「マイナス」になっている

ちょびっとかっこ悪いので、修正していきます!

1)ヘッダー部分を右クリック > 書式設定 > スケール > 数値 を選択し、「数値(カスタム)」→「小数点 = 0」「表示単位=百万(M)」を選択

2)さらに、「カスタム」にて、セミコロンの次の「-」を削除すると、マイナス表記がなくなります

左右共に+値で表示されています

さいごに

LOD表現を使った初めての実践編でした。
まだまだ慣れが必要なので、他のお題にも引き続き挑戦していきます!!


※今回参考にさせていただいたYoutubeのリンク


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