【38日目】半パン主義最高!

鍋って最高だな~。

今ちょうど、ジムから帰宅すると、カットされた白菜や椎茸、長ネギが食卓に並んでいた。テーブルの中央には、土鍋が置かれていた。

「鍋や!!!!」

僕は、たまらない幸福感を感じた。

今日はとても寒かった。だが半パンで外を歩いていた。気温が10度にも満たない日に半パンで外を歩いているのは、僕と中山きんに君しかいないだろう。

この寒さが最高のスパイスとなり、鍋が至高のものだと感じたのだろう。

「半パン」で思い出したが、僕は1年中ほぼ毎日といってもいいくらい半パンを履く。さすがに冬シーズンに外では履かないが、ジムでは半そでに半パンだ。

このことでよくRくんにからかわれていた。「なんで半パンやねん!」ってね。

僕が半パンを履いているのには、2つの理由が存在する。1つ目は、「長ズボンより動きやすくて快適だから」。2つ目は、「脚が細いのがコンプレックスで、自信を持って長ズボンを履けないこと」だ。

Rくんは、自分自身で「半パンはダサい主義」だと言っていた。確かに、半パンというのは、圧倒的に長ズボンよりレパートリーが減る。ただ、僕はファッションにこだわる以上に、他にこだわっているものがある。ただそれだけだ。Rくんの言ってることも正しいし、僕の信条も正しい。自分さえよければそれでいいのだ。

Rくんには、大学1年の頃から半パンについて指摘があるが、今この瞬間までいろいろな事を考えさせられた。

まず一つは、「自分が他人の意見に流されなくなった」という成長を実感できたこと。高校までの自分であれば、Rくんにそんなことを言われると、っ直に「半パンはダサい」というマインドに縛られていたはず。ただ、今の僕は「半パン大好き」を貫いている。大した成長だ。

2つ目は、行動や嗜好の裏側には必ず理由があるということ。先日長崎の町を歩いていると、人通りの少ない狭い道路の脇に車を止まっていた。何をしているんだろうと中をのぞくと、郵便局の職員さんがTicTokを見ていた!ただしかしだ。僕はいつになく冷静だった。普通であれば、「何サボってんねん」と思っていた。ただ今回は、無意識にその運転手さんの裏側の理由を探った。「休憩中かもしれない」「仕事が苦で仕方なく、現実逃避をしていたのかもしれない」はたもや「ただただサボっているだけなのかもしれない」こんな裏の事情を考えるようになった。

もしかするとRくんは、僕が脚にコンプレックスを持っていたことは、知らなかったかもしれない。

「人にはそれぞれ理由を持って行動をして、生きている」ということを、イジられた僕が考えさせられた。

簡単に批判するのではなく、その裏側の理由を探る。今後はこれを気を付けてみよう。