【43日目】アントニオ猪木の生涯

今日は、夜にジムで胸トレをして、そのまま銭湯に直行した。

"ととのう"べく、サウナに入ったのだが、そこにあったテレビでアントニオ猪木の生涯が紹介されていた。

正直、アントニオ猪木と聞くと、「1・2・3・ダー!」しか知らない。プロレスラーだったことも、政治家として活動していたことも知らなかった。

そんな僕勝手なイメージが付いていたアントニオ猪木だが、今日見た彼の特集で、「アントニオ猪木」としての見方が大きく変わった。彼は過去に、危険とまで言われていた無謀な挑戦で、人の命を救ったのだ。

2003年頃、イラクで日本人が人質として拘束された。当時イラクは、情勢が不安定で、日本政府からは渡航自粛勧告が出ていた。その勧告を無視してイラクへ渡った日本人が、イラクの武装勢力によって拘束されたのだ。

この問題を解決しようと出たのが、「アントニオ猪木」だった。当初政治家1年目だったアントニオ猪木は自ら手を挙げ、拘束された日本人を解放するよう、イラクの最高責任者の元へ交渉に出た。イラクの元へ渡る日の前日には、国連によるイラクへの武力行使が宣言されていた。下手すれば、アントニオ猪木自身の命も危ぶまれる程、状況は悪化していた。しかし、アントニオは渡航することを決意し、闘った。

この雄姿が功をなして、日本人全員の釈放が決まったのだ。テレビでは、釈放された日本人とその家族が涙しながら再会するシーンが取り上げられ、僕は思わず涙を流した。熱くてたまらないはずなのに、サウナから出られなかった。

このアントニオ猪木の、勇敢な挑戦と気概に心を打たれた。一体何人のヒト命を救ったのだろうか。プロレスラーとしても偉大な結果を出し、引退した後も日本のために政治家活動をする。誰かのために精を出すその姿、彼はまさに人格者だ。

僕は、いずれアントニオ猪木のような人格者になりたい。今は自分の事で精一杯だが、落ち着いてきたら世界のために慈善活動を行いたい。僕の母校OBである中村哲さんも、アントニオ猪木さんのような人格者であった。慈善活動こそ余裕と人格の表れ。お金ではなく、人助けに精を出す。そんな活動をしている人に、僕はなりたい。


今日は、胸トレだった。むちゃくちゃ楽しかったな。日に日に身体の成長を実感できている。胸の上部も、バレリーナ理論(バレリーナ選手は、毎日のようにつま先立ちをしているので、ふくらはぎの筋肉の発達が見られる。それを筋トレに応用して、筋肥大を狙う理論)によって、発達してきた。

ただ、食事に関してはもう一度見直さなければならない。増量は苦手だが、ちょこちょこ少しずつ食べて、腹8分を常にキープできるようにしよう。