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2023/4/6平安神宮紅しだれコンサート桜音夜

記憶力が衰えてくるお年頃。
備忘録として書き残そう

2023/4/6(木)
京都 平安神宮紅しだれコンサート桜音夜
最愛の推し、ござさんの晴れ舞台
0泊3日と言う往復夜行バスでの強行遠征で応援に駆けつけた

早朝に到着してから平安神宮周辺をウロウロ歩き回った足はかなり疲れてる。
だけど良い場所で推しのステージを見たくて早々に入場口へ並ぶ。
駆けつけた応援隊は想像以上にたくさん!
そんな応援隊と賑やかに過ごす待ち時間は、これもまた大切な思い出だ。

開場と同時に場所確保の争奪戦が始まる。
ライトアップされた美しい夜桜も素通りし、競歩で向かう東神苑。
昼間の神苑散策でチェックしておいたお目当ての場所に辿り着き、ホッと一息。
一息ついて見渡すと、想像を遥かに超えた素晴らしい景色。
ライトアップされた桜に囲まれた舞台、尚美館が神苑の池に鏡のように映し出される。
なんて美しいんだ。
こんな美しい舞台でござさんのピアノが聴けるのかと思うと、ドキドキを通り越して身震いさえ覚えた。

ずっと流れていた出演者の演奏BGMが止み、声優・狩野翔さんのアナウンス。
さぁ!いよいよコンサートの始まりです。
シーンと静まり帰った神苑。
まだ暗い尚美館の左側から人影。
ござさんだ!ござさん!
薄いブルーのジャケット。
爽やか青年って感じ。
この時の姿は想像してた人影よりも大きく見えたござさん。
日本家屋の天井が低いせいだろうか、それともござさんにも「オーラ」というものが出てきたのかな…

まずは自己紹介。
そして池の対岸をグルっと見渡しながら
「暗い中ですけれどみなさんの顔はなんとなく見えております」
……
そんなわけないやろっ!
一緒に見ていた関ござさん達から間髪入れずツッコミww
たのしっ

ピアノの前に座り弾き出した曲は
「My Favorite Things」
ござさんのレパートリーで言うと「わたす…違…私のお気に入り」
なるほど京都だしね。
スポンサーJR東海への忖度もあるしね。
続けて次の曲は「パプリカ」
ござさんの動画の影響か私には冬の曲のイメージ。
でも歌詞を考えると「花が咲いたら晴れた空に種をまこう」
春の曲なのかな。

流れるような繋ぎから「卒業写真」
あぁ、このあたりの曲かな。
配信中にリクエストを恐れていたという曲は。
リクエストも多い曲だと話してたもんな。
しかし本当にござさんのアレンジは一つとして同じものはないなぁ。
今日のアレンジは、はらはらと花びらが舞うようなキラキラ装飾音。

一旦ピアノから立ち上がり弾いた3曲の紹介。
そして次は…
そう坂本龍一さんの曲。
あぁそう来たか。
このタイミングでこの方を偲ぶ時間を作ってくれるなんて。
静かな旋律から入るラストエンペラー。
しっとりと物悲しい音のエナジーフロー。
ござさんのバラードが大好きだけど、このチョイスはずるいよね。
どうしたって胸が熱くなる。
会場にいる大勢の方達も同じように涙していたんじゃないかな。

「次は何にしようか考えて、この場に合っている曲にしようかな、と」
−悲しくてやりきれない−
なんだよぉ〜それ〜
まだ泣かせにくるつもりなの?
っていうか、よく知ってるなぁ古い曲。
あ、最近は映画の主題歌にもなったのね。
チョイスが上手いなぁ、なんて感心しているうちに始まる演奏。

歌詞ももちろんなんだけど
この時の音色はござさんも泣いているように聴こえたな。

最後はおなじみ「ダニーボーイ」
配信でいうところの「蛍の光」的な感じなのかな、この曲は。
1曲の演奏にたくさんの場面を作ってくれるござさんのアレンジ。
悲しい曲が続いたからか少し軽快なダニーボーイから始まり、最後はしっとりとラストにふさわしいダニーボーイ。

第一部の終了。
ここで最終新幹線を利用する人は後ろ髪を引かれながらのお疲れさま。
私はと言えば……
もちろん第二部までこの場を離れるわけもなく。
「良かったぁぁ」「良かったわぁぁぁ」
一緒にいた推し仲間の関ござさんに何度も呟いてたね。
うるさいヤツでごめんて。

30分の休憩中、尚美館に数人の人影。
あ!ござさんだ!
何やら写真撮影をしている。
プロカメラマンであろう人がしきりにシャッターを切っている。
ピアノの横に立ちパチリ
立派な襖絵の前に立ちパチリ。
池をバックに対岸の桜と共にパチリ。
この写真の一部はツイートで見せてくれたよね。
他にも何かに残るのかなぁ。楽しみ。

そんなこんなであっと言う間に第二部。
雨もほとんどやみ、池の水面が鏡のようにますます綺麗
狩野翔さんのナレーションからしばらくして、尚美館の左側から同じようにござさん登場。
ん?
楽譜?
楽譜を持ってきた!
珍しい!
でもこれはきっと、第二部のランダム選曲の為のものだったんだな。
大人の事情が関わらない曲リストだったのかも。

第二部は第一部と曲を変えると予告してたござさん。
MC無しで弾き始めたのは、この日の雨模様に合わせた選曲。
大好きな曲「雨だれ」
ござさんの演奏で大好きになった雨だれ。

弾き終わりMC。
「雨の調子はどうかな?」
身体を乗りだし手を伸ばすござさん。
スタクラの時もいきなりステージの前に出てきて手を伸ばしてたなぁ。
(急に近くに来てのけ反ったわw)
こんな仕草もカワイイ🧡←沼住人目線
落ちそうになるとか言いながらカミカミMC
相変わらず演奏とのギャップが凄いんじゃぁー!(笑)

「次の曲は何にしようか考えて…」
これが配信で話してた「一曲はきっちり決めて、あとはノープランで思いついた曲でもいいかな」のことね。
持ってきた楽譜?リスト?を見ながら選んだ曲は「風の通り道」
ここで重大発言!!!
「撮影いいんじゃないですかね、今日は。わかんないですけど」
「ユーキャンテイクアピクチャー。ツゥディオンリー」
カタコト英語!えらいよ!w

しかしこれ、大丈夫だったんだろうか。
後で関係者に叱られたりしなかったのかな?ござさん。
風の通り道の演奏中、どなたかが周りをウロウロウロウロしてたんだよなぁ。
何か伝えに行くつもりだったのかなぁ?
会場に来れないファンへの優しさ
SNSを通して伝わってほしいと願う、ござさんの気持ちなんだね、きっと。
なんて人なの、この人は。

私はと言えば…
携帯はバックに入れたままだよ。取り出せないよ。ガ~ン
演奏が終わりわずかの間に急いで録画開始。
だけどカメラ構えてるとそっちが気になり演奏に集中できなかったんだよな。
この目で見れる光景に集中したほうが良かったのかも……
とも思ったが、今は違う。
素晴らしい光景をいつでも見れる状態で残せた幸せ。
ありがとう、ござさん。ありがとう。

演奏はラストエンペラー→ジュピターと続き、家路→最後のダニーボーイ
『来てくれて聴いてくれてありがとう』
『皆様気をつけてお帰りください』
の、家路だね。
はい!
幸せ一杯の気持ちのまま京都をあとにします。
ござさんのおかげだよ。
こんな幸せな時間をありがとう。
そして帰りの夜行バスでは、興奮のあまりか一睡もできなかった私でした。まる。

あぁ良かったぁ。
本当に素晴らしかったぁ。
やっぱり好き。ござさんの音。
尚美館を囲むライトアップされた桜と、すぐ目の前の水面に映し出される尚美館とござさんの姿。
なんて美しい光景、なんて美しい音色なんだろ。
この光景、この勇姿、対岸の私達から見た素晴らしい舞台を、ご本人ござさんにも見せてあげたくなる。

いろんな事を投げ売ってでも行って良かった。
痛い足に鞭打ってあの場所に行けて良かった。本当に。

後になって考えると選曲もすっごく選びぬいたんだろうな。
老若男女、そして海外からもたくさんのお客様。
聴いてくださる方々みんなが楽しめるように。
季節を感じるJ-POPから世界に通じる坂本龍一さんの曲まで。
こんなふうにいろいろな心遣いをしてくれるピアニスト、ござさん。
もっともっと世界に羽ばたいてほしい(チョッピリサビシイケド)、大好きなござさん。

余談
翌日の会社ではボロ雑巾のように過ごした一日でした。
京都観光は全くできなかったけど、それはまたの機会に。
だって今回はござさんに会いに行ったんだもん(^^)

ござさんのピアノはっとこ。



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