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精子が1億個ありました【転勤族の不妊治療 #04】

ヒューナー検査(性交後、子宮内をみる検査)で「精子を確認できませんでした」と言われてから3週間🍃夫以外の誰にも言えないまま、頭の中は無精子症のことでいっぱいな中、夫が数日前に提出した精液検査の結果を聞く日がやってきました。

こちらが報告書です。
静液量は○○mlで、WHOが定める下限基準値を上回っています。精子濃度と前進運動精子濃度も基準値を上回っていて、それぞれ○○mlと○○ml。つまり1億ですね。精子が1億個あるということです。十分な数です。
前進運動率だけ基準値をやや下回ってますが、この程度なら問題はないと言えます。先日のヒューナー検査はいい加減だったってことですね(苦笑)

..............................…お、おう......…。
相変わらず早口気味な先生。頭の処理が追いついていないのでイマイチよくわかってないが、ひとまず良かった。無精子症ではないっぽい。

というか1億て。0から1億て。小学生が大好きな数字。200年後の吉本新喜劇だったら全員がズッコケてる場面なんじゃないのこれ。こんなこともあるんだな〜🫠なんて思ってる暇はもちろんなく、矢継ぎ早に先生から次回の診察について告げられます。
「男性側の検査はこれで終わりです。次は女性側をみていきましょう。卵管造影検査というものを来週受けてもらいます。卵管が通っているかどうかを確かめるかなり痛みを伴う検査です。出血するので生理用ナプキンを持参してください」

安心も束の間、痛みという恐ろしいワードを聞いて口角が下がる私。不妊治療アカウントの人たちの間でよく見かけていた「卵管造影」の4文字。ついに私もこの検査を受けるのか。でも出産時の痛みと比べたら全然マシなんだろうから頑張らなきゃと自分を奮い立たせ、検査に必要な血液採取をしてもらいその日は終了。

無精子症の可能性はなくなったので夫にLINEしたところすぐに電話がきて「俺って精子1億個もあるんだ」と安堵していました。
正直この3週間はお互いつらい気持ちで過ごしていて時には「離婚」というワードも私の口から出ていました。生理前でイライラしていたのもありますが最低な発言だったと今では反省してます。0から1億になった夫よ、申し訳なかった。ひとまず本当に良かった。