男性の妊活にはボクシングや格闘技がおすすめ

以前、男性から妊活の相談を受けたことがあります。

妻から妊活のためにセックスを迫られ、その気になれなくて、なかなか子どもができないという話でした。

妊活は男にとっても心理的な負担が大きいので、その後の夫婦生活に支障をきたすことがあります。

でも、男性の体の仕組みを知り、活用すれば妊活も苦ではなくなります。

今回は、実際にぼくに妊活の相談をされた方が、どのように妊活にストレスを感じず、無事に子どもを授かったかを書こうと思います。

男性が勃起し射精するメカニズム

妻が子どもを欲しがり、タイミング療法によって、セックスをする日を指定される。

もしくは「今日よ!」とLINEがくる。

セックスができるのになぜか気持ちは上がらない。

そんな経験をした人はきっと多いはずです。

ぼくの相談者もそうでした。

なぜかというと、それは男性の勃起のメカニズムにあります。

男性は副交感神経が活発にならないと勃起することができません。

副交感神経は、夜寝ている状態や、リラックスしている時に活発になります。

好きな女性の裸体を見るだけで勃起するわけではなく、その時に、自分がリラックスしていることが重要です。

「いざ!」と、ベッドに横たわっても、リラックスできていないと男性はその気になれない。というか「勃たない」んです。

「今からセックスを”しなければならない”」というプレッシャーは、副交感神経とは逆の交感神経を刺激し、まったくリラックスできず副交感神経を活発化できません。

では、どうするかですが、そのプレッシャーを押し返すか、副交感神経を活発にさせる環境を作る必要があります。

とはいえ、妊活の第一段階であるタイミング療法では、セックスをする日が決まっており、妻からその日を伝えられます。

自分がセックスをコントロールできないもどかしさや、プレッシャーもあり、無理やりリラックスさせることは難しいのが現実です。

そのため、男性にはプレッシャーを跳ね返すパワーが必要になります。

男性ホルモン(テストステロン)によって性欲が増す

では、そのパワーをどうするかですが、鍵は男性ホルモンであるテストステロンにあります。

人の性欲はテストステロンの分泌量によって決まります。

テストステロンが多ければ多いほど、性欲が強くなります。

ところが、男性はストレスやプレッシャーがかかると、テストステロンの分泌量が減ってしまいます。

すると、性欲も比例して下がっていきます。

このテストステロンを妊活時には上げる必要があります。

テストステロンの分泌を増やせば性欲も高まり、他のことに対しても意欲が高まります。

「英雄、色を好む」と言い、かつてユーラシア大陸を制服したチンギスハーンの子孫は1,600万人以上もいると言われており、ユーラシア大陸中に自分のDNAを撒き散らしたことで有名です。

プレッシャーに打ち勝つ性欲を手に入れるには、テストステロンを上げる必要があるわけです。

テストステロンを増やす方法

では、どうやって上げるのかですが、ギャンブルと不倫がもっともテストステロンの分泌を上げます。

とはいえ、既婚者にはどちらもハードルとリスクが高すぎるので、ぼくは相談者の方には、筋トレと格闘技をおすすめしました。

筋トレによってテストステロンが分泌され、筋トレを継続すれば、筋肉を維持するために、さらにテストステロンが分泌されます。

さらに総合格闘技は全身を鍛えることができ、格闘という種目の特性上、さらにテストステロンの分泌を増やすことができます。

なぜなら、テストステロンは「不安定」な状況において、分泌量が増える傾向があるからです。

やるかやられるかの戦いである「格闘技」は、選手にとって先の読めない部分があり、心理的に緊張することが多いです。

ぼくも学生時代に1年間だけ総合格闘技を習っていましたが、いつパンチやキックが飛んでくるか分からない格闘技の世界は、純粋に男として惹きつけられました。

(ぼくは弱かったのでやられてばかりでしたが・・・)

テストステロンの分泌量を職業ごとに調べたところ、俳優のテストステロン量が多いことが分かったというデータもあります。

作品ごとに仕事が途切れる俳優という仕事は不安定なので、テストステロンの分泌量が多いのです。

相談者の方は以前ボクシングを習っていたことがあるので、またボクシングジムに通い始めました。

いままでは、仕事から帰ると腑抜けのようになっていたそうですが、ボクシングジムに通うようになってからは、体力が続くようになり、妊活にも前向きになることができました。

半年ほど経った頃、子どもを授かることができたと報告をいただきました。

まとめ

ぼくら、男の体はシンプルにできているので、仕組みを知り活用することができれば、上手にコントロールすることができます。

というか、ホルモンに左右されてしまう生き物ということですよね。

テストステロンを増やすことは、40代になってからの男性更年期障害の予防にもなるので、おすすめです。

ぼくも2~3日に一回は意識して、ジムに行くようにしています。

もし、あなたが妊活で悩んでいるようでしたら、筋トレ、格闘技などにチャレンジしてみてください。

もしくは、あなたの夫が妊活に積極的になってくれないようなら、ジムに送り出したり、格闘技の試合を一緒に見たりしてみてはいかがでしょう。

脳は見ている対象の人間と同じ感情を感じるので、試合を見ることでもテストステロンを上げることができます。

いずれにせよ、妊活が辛いと、産後にセックスレスに陥りやすいので、産前から男性ホルモンを上げ、性欲と意欲を上げておくことをおすすめします。

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