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挨拶はgiveのインフラ。|#63

今朝、7年半通った駐輪場を解約した。

毎朝通い続けたところだから、名残惜しい。

たかが駐輪場。
なのになぜ寂しいのか。

「挨拶」だ。

通う駐輪場には、いつも元気な声で
「おはようございます!」
「いってらっしゃ〜い」
と言ってくれるおじさんがいる。
人懐っこい笑顔と、沖縄黒糖の飴を一つくれる。

名前も知らないけど、そのおじさんは自分の姉が高校生の時から、すなわち17年にもわたり水澤家に挨拶を届けてくれた。

17年。長い…。
高校の部活で辛い日も、飲みすぎて朝帰ってきた日も、仕事でちょっと元気がない朝も、いつもいつもおじさんの挨拶に元気づけられたんだなぁと。

挨拶なんてのは些細なものなのかもしれない。
けれど挨拶以上に人間関係に信頼をもたらすものはないのかもしれない。
人がしないから、ではなく自分からする。
無視されてもいい。それでも挨拶する。
勝手に気持ち良くなればいい。

そうやって毎日giveのインフラを作る事で、たぶんなんかの節にお声がかかったりする。

挨拶はgiveのインフラ。

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