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世界は難しい 創作(作り話)

知る事。辻褄併せの化学で、
これからの事を少し。

原子の性質はその陽子(数)に起因する。

原子 = (陽子 + 中性子) + 電子

電気的に、陽子(+)、中性子( )、電子(-)
数的に、陽子 = 中性子 = 電子

原子とは、物質を構成する基本的な粒子。化学変化によって、①それ以上分けることができない。②新しくできたり、別の原子に変わったり、なくなったりしない。③大きさや質量で類別できる。

一方、中性子を『電気的に中性を示す(電荷を持たない)陽子もどき』と捉えてみると。

中性子は単独(原子核外)では不安定で、
半減期12.5分で陽子に変わる。
大きさや重さはほぼ陽子と同じ。

半減期。半分になる時間

性質や効果を決定付ける因子を『数』で表すと、その性質や効果が弱まった(強まった?)ことは数が減ったことで表せる。例えば、薬の効果がどのくらい持つの?お風呂のお湯をぬるく感じるまでどのくらいか?とか、これらを数で把握し時間に当て込むと有利になる。

因みに、水素原子(H)に中性子はない。

水素(H)は元素全体のおよそ90%を占める。その水素の中の極くわずかは、中性子を持つ。(D)(T)

1H 水素              99.985%
2H 重水素(D)       0.015%
3H 三重水素(T)    0.000000000000000001%

1H  陽子1個                      + 電子1個
2H  陽子1個 + 中性子1個 + 電子1個
3H  陽子1個 + 中性子2個 + 電子1個


核融合の前に核分裂

ウラン235の原子核に中性子を照射すると、原子核が分裂し、別の原子に変わる。このとき大きな熱エネルギーが発生し、2、3個の中性子が放出される。この放出された中性子がまた別のウラン235に当たり核分裂を引き起こす。核分裂は連鎖する。ビリヤードみたい。

天然に存在する元素の中で最も重い元素がウラン(U)。ウラン235は核分裂し易く、ウラン238はし難い。

原子核の中で陽子の数(正の電荷)が増えてくると、それぞれで反発し合い、原子として不安定になる。これを中性子が数を増やすことでカバーしている。
ウラン235 (陽子92 中性子143)←中性子が多い。

制御棒は、核分裂を起こす中性子を吸収する素材で作られている。(カドミウム、炭化ホウ素など)

ウランが核分裂すると、放射性の核分裂生成物が生じる。(→『放射線』は又の機会に)



核融合について

核が融合する。最も核融合の反応を起こし易いのが、2H(D)と3H(T)の反応のようだ。

2H + 3H →(核融合)→ He(ヘリウム) + 中性子

-『下校の面影 完遂の果てに』2023.12.23-


世界は太陽を作り出そうとしている

<核分裂と比較したメリット>
①希少な放射性物質(ウランなど)を使わずに、地球上に広く存在する物質(水素やヘリウム)を利用するため、資源の枯渇問題が発生しない。
②連鎖反応がないので深刻な事故(暴走)が起こらない。
と、されている。

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