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今年もあと3日

年が明ければ『辰』。確か実在しない、想像上の生物。干支に猫は入っていない。八岐大蛇を始め、龍にまつわる話はたくさんあって。語り継がれたのだから、昔の人は大きな水の流れを龍と例えたのだろう、と思いを馳せる方もいる。


長野県の小布施に『岩松院』というお寺がある。ここに晩年を迎えた北斎が描いた『八方睨み鳳凰図』がある。今なお色褪せず、特殊な絵具で描かれた、およそ20畳の天井画は見上げると体育館の天井くらいの高さ。それと『痩せ蛙 負けるな一茶 これにあり』もここ。

持って来たかったのは北斎。の画『富士越龍図』。描かれた富士山の右上に雲に隠れた龍がいる。その表情は逃げる感に溢れ、この龍自体、非常に小さく描かれている、がその存在感よ。

この昇り龍に北斎は自分を重ねた、と言われる。


年の瀬に、なんとか来年の干支にまつわる話を探してみた。


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