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歌う、人。

『"愛"を込めて花束を』
『最後に"愛"は勝つ』
『もっと違う価値観で"愛"を伝えられたら』

同じ"愛"という言葉も歌詞の流れに依って音程が違う。言葉に意味は含まれるが、音程に限定される意味はなく、むしろ歌う人の気持ちの持って行き方が表れる。

歌う、という行為が途轍もない高等技術に思えてきた。自分以外の誰かの感情を動かす、表に出させる。曲調(音程)が大きく働き掛けるが、輪を掛けるのが歌詞(言葉)だ。


しかし歌詞がなくとも(あるのか)、伝わるモノもある。例えば、

北の国から -遥かなる大地より〜蛍のテーマ

電気がないと生きて行けませんよ。


鼻唄混じりもあるのに、歌うことで身を立たせる人。気持ちを押し出せる人、載せ切れる人、そんな人が歌う人のようだ。

なぜ歌う。
なぜ響かせる。


なぜ歌ってしまう。
ひとりじゃないから?
でもなさそうだ。


聴き心地良いモノがあるんだろう。
歌声は、自分の声は自分でも聴こえる。

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