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関西紀行_2024 Vol.1(1日目)

大阪・兵庫編(2024/4/30:火曜)


1.関西へ

1日で京都・大阪・神戸を移動する計画の元、朝早くから移動をスタート。
朝ごはんというよりは「新横浜から新幹線に乗るときはいつも!」
という気分で崎陽軒の弁当を購入。
9時すぎに京都に着き、そうそうに荷物をロッカーへ。
事前に購入していた関西の周遊券「三都物語周遊乗車券」の入手を試みたものの、購入できる発券機「みどりの券売機・みどりの券売機プラス」が見つからず、探すのに時間がかかってしまった。
これにより、当初予定の列車に乗れず、次の電車で大阪(梅田)へ。
ただ、ここからは昨年いった経験を活かし、迷わず美術館へ。

大阪中之島美術館

2.大阪中ノ島美術館「没後50年 福田平八郎」

2回目の訪問。しかし、前回とは異なり外周に多くの人が。
近づくとこれが「モネの連作」の入館の列と分かり一安心。
チケットを購入し長いエスカレータにのって4階へ。
4階にある「ヤノベケンジ:ジャイアント・トらやん」の横から中へ。
初期の日本画を学ぶころから徐々に写実を極め試行錯誤。
その後単純化し大胆な構図で印象的で新たな表現に移行。
戦後は特に自由な発想から細部にこだわらない大らかな造形の作品を展開。
重要文化財の「漣」はもちろん、初期の「安石榴(ざくろ)」、
そして漣以降の「竹」、「雲」「游鮎」など
この目で見れたことはとてもうれしかった。
今回の旅の最初の目的だったこの展覧会はとても満足のいくものとなった。

<気になった作品>
・漣(昭和7年)
・雨(昭和28年)
・雲(昭和25年)
・游鮎(昭和40年)

福田平八郎展

<テーマ>没後50年 福田平八郎
<会期>2024年3⽉9⽇(土)-5⽉6⽇(月・休)
<時間>10:00-18:00(入場は17:30まで)
<展示会場内写真>  一部可
<巡回> 
 会期:2024年5月18日(土)~7月15日(月・祝)
 会場:大分県立美術館
没後50年 福田平八郎  ※《漣》 1932年 大阪中之島美術館 重要文化財 は 6/28-7/15 期間限定展示です | 展覧会 | 大分県立美術館(OPAM)

3.国立国際美術館

前回関西に来た際には、展示会が開催されておらず入ることができなかったこの美術館。
展示会場自体がすべて地下という建物自体がとても魅力的な構造。
今回はこの美術館にあるコレクション展があるということで来館。
しかし、4月9日より建物工事の影響でB2階展示室に水漏れが発生したとのことで展示会自体が中止に。
別途開催されていた古代メキシコ展があったため、入館は可能だったが、B2階は素通りかと・・・・
ところが、B2階の展示室の入口とフロアーにはいくつかの作品が閲覧可能で、ここにある作品と聞いていたものを見ることが。
まず、大きな展示の高松次郎の「影」。対象は無い壁にいくつもの影。
その影を見ていると「今自分が見たモノから考えるコトが本当のコトなのか」なんて疑問を持つ感じが不思議。
そして、2021年の東京都現代美術館での個展から3年ぶりに出合ったマークマンダースの大きな頭部、アレクサンダーコルダーのモビール作品、ヘンリームーアのシャープなラインが魅力的なナイフエッジなどがさらっと展示されている感じがとても好きな感じ。
これだけでも、来たかいがあったと感じることができた。
(実はメキシコ展も見たのですが、そもそも私の関心が低いため、さらっと見た感じとなってしまった。)
ここのコレクションを見ることは、またの機会を期待して次へ。

<気になった作品>
・高松次郎「影」(1977年)
・アレクサンダーコルダー「ロンドン」(1962年)
・マークマンダース「乾いた土の頭部」(2015-16年)
・ヘンリームーア「ナイフエッジ」(1961年)

国立国際美術館
乾いた土の頭部

<テーマ>コレクション2 身体—身体 残念ながら4月9日で終了
<会期>2024年2⽉6⽇(火)-5⽉6⽇(月・休)
<時間>10:00-17:00(入場は閉館の30分前まで)
<展示会場内写真>  一部可
<巡回>無し

4.昼食

次の目的地は甲子園近く。梅田駅に戻るのがベストということで、中ノ島から徒歩で移動しこのあたりで昼食を。堂島あたりは企業ビルにある店舗が数多くある中「大阪だしのうどん屋 ひろひろ」に。
コスパの点でも十分満足のいく、サラリーマンには本当に助かる店。

大阪だしのうどん屋 ひろひろ
天ぷらそば、かやくごはん

5.甲子園会館(旧甲子園ホテル)

JR甲子園口は普通駅でもあり、思ったより小さな駅。そこから新堀川ぞいに南に進むと武庫川女子大学に。その正門で見学会の待ち合わせに。
ここはフランク・ロイド・ライトの弟子の遠藤新により設計された「甲子園ホテル」を戦後教育施設として再生したところ。
ホテル時代は「東の帝國ホテル、西の甲子園ホテル」と称され、遠藤新を通じてフランク・ロイド・ライトの色が強い建築。
左右対称の構造に重厚なメインロビーやホールの幾何学的なデザインなど芦屋にある「山邑邸(ヨドコウ迎賓館)」や池袋の「自由学園明日館」にも通じるものだった。
見学の最後は喫茶でのコーヒーとケーキということでゆったりとした時間を過ごすことができた。
この雰囲気を堪能したうえで、宿泊地の京都に向かった。

甲子園会館
ロビー
ホール
喫茶にて

6.京都国際写真祭2024(1日目)

京都の各所で展示を展開する「京都国際写真祭」の見学をスタート。
今日はギャラリーを利用した展示を中心にAsphodel、Sfera、タイムズビルと見学。
カサブランカ、イラン、インドという国が抱える課題にストレートに向き合うテーマで、またその写真での表現に関心してしまった。
久々の祇園周辺を歩いて回る形になり、周りを見ているだけで楽しい時間だった。

ヨリヤス(ヤシン・アラウイ・イスマイリ)
カサブランカは映画じゃない
イランの市民と写真家たち
あなたは死なない─もうひとつのイラン蜂起の物語
ジャイシング・ナゲシュワラン
I Feel Like a Fish
タイムズビル

7.夕食

夕食には少し早めに見学が終わったため、四条河原町周辺ということで、人気があると噂の「サラダの店サンチョ河原町本店」へ。
早めの時間についたはずだが店前で20分程度並んで待つことに。
この時間に何にするか迷いながら、結局好きなハンバーグとカニクリームコロッケに。
サラダの店というように、大皿の半分にサラダが盛られているが、これにかかる数種類のドレッシングが中々おいしく、満足のいく夕食でした。

コンビネーションとサラダ

8.最後に

所要時間:約11時間
横浜(07:00)→京都(09:01)→大阪(梅田)(10:00)→大阪中ノ島美術館・国立国際美術館→昼食→甲子園会館(13:00)→京都河原町(15:30)→夕食→ホテル(18:30)
お疲れ様でした


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