週末散歩_Vol.14(日本橋・銀座 他)
日本橋・銀座編(2024/3/16:土曜)
1.スタートは東陽町
今回は東陽町からスタート。東陽町は15年前くらいに仕事でよく来ることがあったが雰囲気は変わらず。出口からすぐ近くにある竹中工務店の東京本社に向かう。
2.建築家・吉村順三の眼 ―アメリカと日本―
アントニン・レーモンドに従事し日本の建築スタイルを海外に紹介した吉村順三の業績を展示。建築の日本らしさとは何かを改めて考えるきっかけに。
軒下や縁側という日本人には当たり前の家の環境が、庭と室内のシームレスな関係性、その開放感といった日本らしさにつながっていたり、建築おいて空間をどう考えるのかという概念・考え方であったり、吉村順三さんと猪熊弦一郎さんの関係性から建築と芸術の関係を感じたり歴史をたどる中で色々考えられる展示だった。これまで見た建築の企画展の中でも、企画の意図がうまく表現され伝わる展示であった。
<展示会場内写真>不可
<気になった展示>
・青山タワービル(今度見に行きたいところの1つに)
3.椅子とめぐる20世紀のデザイン展
日本橋では椅子のコレクターでもある織田憲嗣のコレクションの展示を見学。1920年代より2000年代までのデザインの経過を椅子を持って見せていく展示。年代順に見ていく中でその時代の流行も反映していることが見える。また、多くの作品が建築家による作品である点も面白い。最後にいくつか実際に座れるように展示され、デザイン先行と思っていたものが割と座りやすかった。
<展示会場内写真>可
<気になった椅子>
・バルセロナ・チェア
・チューリップ・アームチェア(見た目と違い座りやすかった)
4.昼食
たぶん知る人ぞ知る番組だと思うが、「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」で取り上げられた宝町の立ち食いソバ「八丁堀スエヒロそば」に。日暮里の「一由そば」の系譜ということで、ゲソ天があるところが私好み。更に「ジャンボゲソ」があるのでジャンボゲソ天そばを。満足満足。
5.ポーラ ミュージアム アネックス展 2024 ―表彰と趣意―
ポーラ美術振興財団による若手芸術家の支援の一環でもう22回目とのこと。前後期の後期を見学。ステンドグラス、テキスタイル、陶器による作品が並ぶ。自分の知らない方々の作品を見る機会は時間の関係から少ないとは思うが機会はなくさないように今後もしていきたい。
<展示会場内写真>可
<気になった作品>今回は無し
6.資生堂ギャラリー
今月初めに来た展示会「shiseido art egg」の一環で二人目の作家(野村在さん)の展示を見学。資生堂が行っている新進アーティストに対する公募プログラムで個展開催の機会を作っているもの。過去の写真を燃やしてその光を抽出したり、水に印刷する機械、DNAデータを打刻した穿孔テープを展示。デジタルな仕組みを使って作家の思いや問いを伝える面白い展示だった。
<展示会場内写真>可
<気になった作品>今回は無し
7.最後に
所要時間:約4時間
東陽町(10:30)→ 日本橋→日本橋高島屋(11:15)→ポーラミュージアムアネックス(12:50)→資生堂ギャラリー(13:50)→新橋(14:30)
お疲れ様でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?