見出し画像

週末散歩_Vol.20(DIC川村記念美術館)

佐倉編(2024/6/30:日曜)


1.目的はDIC川村記念美術館

今回はDIC川村記念美術館ということで行く方法をリサーチ。
東京駅から直行バスや近隣の駅(佐倉・京成佐倉)からの無料バスという選択肢がある。
今回は東京駅からの直行バスを選択。ただ、1日1本ということで出発予定時間の30分前に東京駅のバス停に到着。
かなり早めに着いたのは企画展の最終日ということでいつもよりは使う人が増えるのではと思ったから。想定通り、早いと思った時点で10名程度が並んでおり、最終的には50名以上にはなった様子。
バス会社側も想定していたようで、複数台のバスの用意をしていたよう。
余裕をもってバスに乗り約1時間で到着。

東京駅バス乗り場

2.DIC川村記念美術館

建物に入る前は広い庭園があり噴水のある池など開放的な感じ。いくつか彫刻などもありつつ、美術館の建物に。企画展を見る前に、複数の展示室でのコレクションを見学。ルノアール・モネ・レンブラント・ピカソ・ブラックという蒼々たる作品が並びその後近現代の作品では特にミニマルアートなど抽象の作品がまとまっている。
ホワイトボックス以外に11の展示室中、3つの特長的な展示室がある。
・レンブラントの肖像画「広つば帽を被った男」のための部屋。
(102展示室)
・マーク・ロスコの連作「シーグラム壁画」(7点)のための部屋。
(106展示室)
・木漏れ日の部屋という大きな2面の窓のある開放的な展示室。
(200展示室)
これらは作品のための展示室として、志向の異なる点が面白い。
レンブラントの部屋は絵と対峙する感じの部屋。
ロスコルームは仄かな光の中で絵に浸る部屋。
木漏れ日の部屋は外の緑も見え日差し込みで作品を見る環境。
特に、天候・時間により変化する雰囲気は自分としてはとても魅力的で
もう少し近くにこの環境があればと思う。

DIC川村記念美術館

3.カール・アンドレ彫刻と詩、その間

カール・アンドレさんはミニマル・アートを代表する彫刻家。
同一の形と大きさに加工した木、金属、石を床に直接置く彫刻作品。
作品が置かれる周りの空間に作用するものであることを「場としての彫刻」
として表現。今回は床置きの大型彫刻と小さな彫刻そして詩など多角的に紹介。いくつかは作品の上を歩くことも可能。たかが歩くだけと思っていたが、そこで改めて作品を身近に見て、同一のものであっても実際は不揃いなユニットであることなどに気付きその面白さも体感できた。
とはいえ、作品1つ1つが何を伝えたいのかを理解できているわけではなく
何だろうというところの解決はできないまま。わからないを抱えて楽しむことが面白く、それで私はミニマル・アートが好きなんだろうと思う。

<気になった作品>
・上昇(2011)

<テーマ>カール・アンドレ彫刻と詩、その間
<会期>2024年3⽉9⽇(土)-6⽉30⽇(日)
<時間>10:00-17:00(入場は16:30まで)(入場は閉場の30分前まで)
<展示会場内写真>  不可
<巡回> あり
 会期:2024年9月26日(木)~12月31日(火)
 会場:韓国・大邱美術館「2023 Umi Hall Project Carl Andre」

カール・アンドレ展



4.最後に

所要時間:約3時間半
東京(09:55)→ DIC川村記念美術館(11:00)
→京成佐倉(12:30)→日暮里(13:30)
お疲れ様でした


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?