漢字って美しいね

近藤聡乃 『A子さんの恋人』を読んだ。

あえて、あえてひと言で言うと、想像以上にしんどかった。

すごく好きだけど、だいぶ体力と気力がある時にしか読み返せないなと思う。
わたしも向き合うべきことを簡単に保留にしてしまう節があるし、それで誰かを傷つけないようにすることより、自分が逃げることを優先してしまうから。

そもそも、こういう自分のやな所を言語化することからすら逃げてきていたので、この漫画を読んでわたしの中の「A子」がありありと見えてくる感じがなかなかグロかった。
あまりにもキツくて読まずに飛ばしたページもある。

あと、A子の恵まれ様に嫉妬したんだと思う。わたしってとても小さい人間だわね。

ルンルンで読むつもりだったが、思わぬ喝を入れられた。あと半年くらいは読み返せない気がする。

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