君はアメーバピグで喧嘩をしたことがあるか

普段tumblrを開くことも文章を投稿することもないのだけど、久々に覗いてみたらフォローしている人の最新の投稿に気になるものがあった。
おそらく24くらいの女性で、仕事だとか洋服だとかの話を書いている人。内容は金持ちに対する僻みとか、都会のキラキラへの嫌味とか。将来の自分が書いたものみたいで死にたくなった。

どうだろう、知らないガキに自分のブログが読まれて、こうなりたくないけどこうなるしかなさそうだと勝手に想像され、死にたくなる原材料にされる気分は。きっと死にたくなるくらい悔しいだろうなと思うと、こちらとしてはまだやっていける気がする。

インターネットに文章を書くということは白旗をあげて降参しているような、もっとわかりやすく言うとスカートを捲りあげて大きな声で「私の恥ずかしいところを見てください」と言っているようなものだと思う。かくいう私も同じことをしているし、それに若干の快感をおぼえてしまっている。
よく考えたら一般に生きて大したこともしてないような人間が自分の身の回りの愚痴だの考えていることだのを誰かが読んでくれている前提で書いているんだから、もうその時点でパンツを丸出しにしているみたいなものだろう。ちなみに、私は毎回もういいよ、パンツくらいいくらでも見せてやるよ、という気持ちで書いている。

インターネットっていうのはそういうところだ。生き恥の巣窟だ。人の恥ずかしいところを見るのも好きだから、私はインターネットが好きなんだと思う。こんなのを読んでいる人もそうだということにさせてもらう。

中学生のときにTikTokがなかったことだけに感謝しながら、インターネットの大海原を犬掻きで、ときどきがぶっと水を飲み込みながら泳ぐ。

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