見出し画像

乗鞍ヒルクライム2022 チャンピオンクラス38位

8/28に3年ぶりに開催された乗鞍ヒルクライムに出場してきました。結果は題名の通りチャンピオンクラス38位。以下はこのレースに向けた取り組みとレースレポートです。

  • 全日本選手権マスターズ後からの話

  • 7~8月のトレーニング期

  • レース直前期

  • レース

  • レース後とこれからの意気込み

・全日本選手権マスターズ後からの話

前回のブログでは広島中央森林公園での全日本マスターズ30歳台に出場した話を記載した。その後のしまなみ海道で熱中症気味になり、気候も一気に暑くなる時期が続いた。そのせいもあり、体調がなかなか戻らず暑さに慣れてトレーニングの再起動できたのは7月中旬になってしまった。
3年ぶりの開催ということもありある程度気合いは入っていた。チャンピオンクラスで順位を争うレベルではないのでタイム目標を掲げることにした。
理想目標:58分台
現実目標:自己ベスト59:41更新(2017年記録)
6末時点で体重65.5kg FTP325W前後でPWR5倍近辺だったので理想目標も可能性はあると思っていた。

・7~8月のトレーニング期

パワーの閾値近辺を鍛えるべくZWIFTでは毎週ALPEでSST、週末は愛知県では有数のHCスポット大多賀峠(10.4km 600m up)のリピート練を繰り返すつもりでいた。この峠のベストは28:12。PWR 5.1~5.2W/kg(myパワメ基準)この期間に27分台に乗せるべくトレーニングした。ところがトラブル発生。ある日のトレーニング翌日腰に違和感が走る。心拍140bpm以下の負荷でもまともにペダルが回せなくなった。最初は1週間ほど負荷を落として労れば治ると思っていたが、全く治る気配がない。そのまま7月が終わり、8月へ、そしてお盆休みまで引きずってしまった。
お盆休み期間にテンポレベルまで回せるようになったが、当初のトレーニング計画は完全に狂った。

・レース直前期

レース前最後の土日に大多賀峠でTTすると29:41 300W 4.7W/kg程度。当初の目標は無理があるので修正することにした。
目標:62分
既に悔しいが、これは現実。むしろ頑張れば届きそうな目標に修正することがモチベーションを保つためには良いと考えての設定だった。
レース前週の火曜まで通常運行し、本番までレスト。
レース前日の体重は64kg。時には62kg台にいたが、結局この値に落ち着いた。
自転車重量はサイコン・ボトル・カメラ抜きで6.85kg。Frシングル化はせず。
 フレーム:Emonda SLR disc
 コンポ:Dura Ace9200
 ギア:Fr 52-36 Rr 11-30T
 ホイール:AEOLUS RSL37
 タイヤ:AGILEST light25C Fr5.9bar Rr6.0bar
 チューブ:ヴィットリアラテックスチューブ
 ハンドル:S-WORKS SHALLOW BEND(RSLハンドルはリコール対象のため交換)
 サドル:S-WORKS POWER
 パワーメータ:4iiii(左のみ)
 →今回初導入だが今回は上振れ疑惑有り。練習時もassioma比較で上下ともぶれ幅があった。

タイヤを軽量仕様にしたくらいで他はロードレースと同じセッティング。チューブの軽量化も考えられるがパンクリスクまでは追えないと判断。ハンドルは幅400->380mmにして意外としっくりきたのでそのまま。

レース前日は受付を済ませて、展示品を物色。気になったのはCORE body temprature training(だったかな?)のブース。興味はあるがセンサがいい値段する(3万円後半)。その後そのまま車中泊。晩御飯はコンビニで買ったパスタとおにぎり1つ。8時就寝。車内の寝心地が悪く何度も起きたが、気づいたら(知らぬまに)寝た。

・レース

起床は3時過ぎ。焼きそばパンとソーセージドック、ジャムパンと自分にとってこういうレースの定番品を食し落ち着いて車内で過ごす。天候は夜中の雨が上がり、このまま降らずにレースを迎えることを祈った。


6:10会場着、6:25スタートなので既にスタート列は長い。150人中120番目位に並ぶ。チャンピオンクラスのみ一斉スタートのグロスタイムレース。そしてスタート。

3年前はいきなりハイペースで食らいついた結果、後半バテたこと&腰がいつ爆発してもおかしくないこと&今回はタイム目標で入ることを考慮し、マイペース走法を選択。それでも今年はスローペースで序盤は先頭が見える位置で走る。2km付近の休暇村は長蛇が見える。

徐々に先頭は見えなくなり、千切れた選手をかき分けて上がっていく。7km付近の三本滝を通過で17:45程度。上出来。というか腰痛になってからこのレベルの負荷に耐えられるかは全く未知。まだ壊れてない。

スキー場の登りを越えてさらに溢れる選手たちを回収していく。
(以下は私が恐れ入りながらも一方的に知っている選手方々です。)

10km付近摩利支天付近で金子ひろみ選手、ハシケン選手に遭遇。!?と思ったがチャンピオンクラスは男女混合のようだ。この地点でこの走りをしている時点ですごい。

つづら折りが始まると松木選手を発見。ZwiftのMARKEN社の親分なので声かけるのはお初だがご挨拶。

この頃には雨は止んだ。つづら折りを登り続けるとSTRAVAジャージの方達。
太ももに描かれたKudos(いいね)の文字を見るとZwifterにとっては心強い応援。

まもなく位が原山荘というところで頭がクラッときた。標高が高い。呼吸が深くして酸素を入れるように意識とペダリングに無駄ないようにパワー&緩急つけないように心がける。過去にこの時点でくらっときたことはなかったので、やはりトレーニング不足だと感じた。

位が原山荘を通過。15km 44:30程度。

さらに始まるつづら折りでRX高岡選手を発見。上体を捻るようにパワーを絞り出しておりかなりキツそう。

大雪渓手前で乗鞍岳が迫ってきて、悪天候ながらこの景色を望めることが嬉しくなる。(レースをしているのになんだ?この余裕はw)

大雪渓通過で58分前後、とするとゴールは63分前後かと思いながらあと少しだ頑張ろうと思う。

腰はまだ持っている。もはや奇跡以外、何ものでもない。

最後1名かわして残り100m切ったあたりからもう一絞りしてゴールラインを通過

タイム 63:22 (手元ネット計測63:15)
Ave.パワー 291W(NP294W)
→例年のPWRやpower/bpm比較すると270W台が妥当なので今回のパワメの上振れ可能性高い。
Ave.心拍数 161bpm
Ave.ケイデンス 87rpm

・レース後とこれからの意気込み

ゴール地点は気温9度で曇り、震える寒さだったが内気な自分でも何名かお話しすることができ、その後下山。

今回のHCは当初は自己ベストにこだわるも悔しくも目標修正、惜しくも届かなかったが、HC本来感じていた楽しさ(景色堪能、自分と向き合いながらその瞬間のベストを尽くす)を思い出して帰ってきた。調子落としてのレースだったのでこの位にモチベーションを柔軟にコントロールした事は逆にファインプレーだったかもしれない。一方でレーサーとしては悔いを残しており、やはり結果が欲しい。次戦は赤城山HC(一般)のつもりなのでコンディションを整えて貪欲に狙っていきたい。
そしてさらに11月開催のおきなわ市民210kmにもエントリーしており、こちらが本命レース。最終盤まで先頭に残って見せる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?