悪は存在しない

悪は存在しない、まったくといっていいほど消化できていないんだけど、冒頭の流れる木々を歩きながら眺めるように下から撮っているシーンが観れただけで私の人生で映画というものに触れていてよかったと思った。やっぱりとんでもなく画が美しい映画って、風景とか登場人物が無言でなにかの作業をしているところだけを3時間お腹いっぱい観たいなという気持ちになるな。あの薪割りのシーンだけでご飯三杯は余裕でいける。終わったら無意識のうちにパンフレットを買っていて映画館を出た記憶がない。
なんだかその後の予定も上の空で今日一日中リアルな夢を見ているような感じだった。

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