十二国記の最新刊を読んだ

まだ小2とかだった時に、すごく本が好きで帰り道に歩きながら読んでいたのを近所に住む同級生が私の母親にチクって、母親からこっぴどく叱られたことがあった。歩きながら読むのは危ないからやめろ。ごもっともである。
久々にあの時の熱狂を思い出した。ふと、十二国記の新刊をずっと積読していたことを思い出し、試しに読んでみた。1〜4かなりの長編である。
この物語がなんというか、全体の8割くらいはしんどい状況が続くのである。確か前回はそれに耐えられなくて離脱したのだった。今回、とにかく前半のしんどいところを耐え抜いて後半の転機となるある出来事を迎えてからの展開が凄まじかった。
前半も耐え抜いたとは書いたが、遅々としながらも物事が前に進んでいることは感じられてそれはそれで面白かった。文章がとても映像的なので、ある時は空を飛びある時は戦火の中にいた。すごく疲れた。
後半に進むにつれあまりに目が離せなく、次の日も平日だというのに3時くらいまで読んでしまった。こういう瞬間だけを重ねていきたい。
なんとなく最近長編小説から遠ざかっていたけど、読まなくちゃいけない。まだ行っていない世界がたくさんある。

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