親になることを考える(24/4/9)

子どもがほしい。ほしくない。
答えがいつまでも出ない問い。
育てるのが大変とか、自分の遺伝子がとか、幼少期の自分の心の痛みとか、そういうことを考えると自分のためにも子どものためにも、子どもはほしくない気持ちが大きい。子作りのためにあれこれ頑張ってようやく授かった子どもが思い通りにいかなくて、親のエゴをぶつける、ようなことはしたくないんだ。そうなるのが怖い。
そういうのを抜きにして、ほしいかほしくないかって言われると、ほしい。
子どもに遊んでもらったり、自分がバイク屋さんだから一緒に自転車とかバイクを触ってみたり、子どもが大人になったらなったで今の僕のようになんだかんだ楽しく生きていけるんじゃね?という気持ちもある。名前だって考えてる。僕に生きる意味をくれた、大切な人の名前をつけてあげたい。いつかその子が、誰かの幸せを支えられるような子になってくれたらなって思って。

それでも、割と最近までの心の痛みは忘れられない。良き出会いに恵まれて、巡り巡って大切な人にたくさん出会えて、生きなきゃなぁ生きていたいなぁとようやく思えるようになった。結局、自分の痛みは自分にしか癒せない。心の拠り所とする人に出会うのも、自分の心に問うしかない。難しい。
親を親だと思うから大変だったのかな。立派な大人になるために〜とか、育てて貰わなきゃ生きていけないこととか、何を選ぶにも親の存在がちらつくこととか、子どもは子どもの苦労がある。そういうのはあんまり感じてほしくないなぁって。
今となっては自分の両親はとてもいい人だし(決して虐待するような人じゃなかったからね)、自由に生きていく術をなんだかんだ身につけさせて貰えたような気はする。大人になってから、両親は親というより友だちのような存在だ。子どもの頃からそういう付き合いができていたらなって思ったり。

結局、大人になったら勝手にのほほんと生きていくわけだし、子どもの頃からやりたいようにさせればいいかって気持ち。やっていいこと、やるべきこと、やっちゃいけないこと、やるべきでないこと。都度都度教える先生のように。仲良くごはんを食べて、一緒に遊んでもらって、たまにこぼす愚痴を聴いて、好きなことは目一杯応援できる友だちのように。
そういう親になりたいなぁ。ま、なるようになるでしょ。今のところは、今がいちばん楽しい。それでいいのよ。

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