いつか憧れた自分(24/4/13)

整備士国家試験の合格通知が届いた。
今後、半年くらいかけて技能講習を受けて、それから資格が貰える。とはいえ、講習は試験のために用意されているような部分もあるので、先に試験を受けてしまえばほとんど資格を貰えたようなものだ。
これで、晴れて"整備士"となれるわけだ。
僕が取った資格は、車にもバイクにも適用されるので、さーて転職するかと思った時に車屋さんに行くこともできる。なんもわからんけど。
と、そこまで考えてふと思い出した。幼稚園とか保育園とか、そういう歳の頃の話。
「将来の夢は?」という、ありきたりなやつ。ケーキ屋さんとか、サッカー選手とか、ウルトラマンとか、そういうことを書くんだよな、5歳児だもの。アトさんはね、そこに「じどうしゃのせいびしになりたい」って書いたんだよ。
それくらいの歳の頃はね、車が大好きだった。WRCのビデオを毎日毎日みてた。それでプロのドライバーになりたいと思わずにメカニックになりたいって思ったのはなんでか覚えてないけど。
大人になるにつれて、技術職というものの待遇を見聞きするようになると憧れも薄れていった。なんだか遠い世界のように思えていたんだよな。
でも、不思議だ。大好きなあの人に誇れる自分でありたいと飛び込んだ先の業界で、あの頃の夢を叶える結果になるなんてね。

いつ何がどう巡って結果になるかわからないのだから、憧れてみたり、夢中になってみるのって、案外悪くないかもよ。と、悩める少年少女に言ってみたい。なんてね。

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