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9/18 米国株の急落が発生
こんばんはアトレです。少しだけ間が空きましたが、米国株の状況が正念場に差し掛かり、説明を行いたいと思います。今日も易しく解説しますので、初心者から中級者の方にこそ読んで頂ければと思います。
まずは米国金利が急騰しております。
これは、6月に米国議会が財政破綻するかどうかでもめましたが、結果的にそれを乗り切り、現在米国ではその財源確保のために大量の国債発行を行っております。これが8/5付のBloomberg記事によると、四半期(8-10月)での新規発行は1,120億ドルになり過去最高となるそうです。大量の債券が発行されるという事は、ちょっと利回りがよくないと大量には売れない、乃至は、今後も大量に新規発行がされると読むと、今買わなくてもよいかという勢力が買い控えするので、債券利回りが上がる訳です。しかも、財務省によると従来よりも年限が長めの債券の発行が増えているという事で、株価への影響が大きい10年債の利回りが上がりやすい地合いになっているようです。
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これを受けて米国10年債利回りは新規発行額が増えている8月から急騰しております。以下の10年債利回りのチャートを見ると、8月に一度4.335%の高値をトライし、テクニカル的に一旦下がりましたが、再度上昇し4.353%が現在となっております。これは新波動入りとか呼ばれ、ここをしっかり抜けてくる事は株式にとって大変危険な状態となります。また債券ETFについても、売りが加速しやすいチャート形状となりますので、ファンダとテクニカル両方の面から10年債利回りの上昇の可能性があります。
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また、中国やサウジといった国が米国債券を売却しているとの報道も出ており、債券市場にとっては売り(利回り上昇)の流れが強いかもしれない。
それに対し、以下は米国のReverse repoの額。なんと1月には2Trillionドルを超えていたのが6月に2Trillionを割って以降、9月に急減し、現在では1.4Trillionまで減っております。その額、実にマイナス44%となっており、膨大なマネーが市場に投入された事になります。
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