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ebayセラーが100%抑えておくべき〇〇作業の秘密~売れ続けるセラーが必ず意識しているコトとは~

こんにちは、eBay輸出コンサルタントの荒井智代です。

売れ続けるセラーと売れるけど単発で終わってしまうセラーの違いってわかりますか?この質問をすると、8割の人は「リサーチ作業をする!」と答えてくれるのですが、実はリサーチは売れるための作業であって、売れ続けるための作業ではないことに気づいてほしいです。

物販で売れ続けるためには、お客さんからのお取引評価が大きく影響していきます。

お取引に対する高評価を得るノウハウというのは、たくさんありますが、お取引の中でもお客さんの感情に一番大きな影響を与えるタイミングがどこにあるか、読者さんは知っていますか?

それは、お取引で必ず発生する梱包作業です。購入した商品が手元に届くまで、期待して待っていたのに、雑な梱包で中身がぐちゃぐちゃになっていたら、低評価をつけたくなりますよね。一方できれいな梱包で商品が届けば、お客さんも良い気持ちになりますし、さらに相手の想像を超える丁寧な梱包であれば、お客さんも高評価をつけたくなります。

売れる作業で重要なのがリサーチ・仕入れ作業ですが、売れ続けるための作業は、梱包作業が重要だと私は考えています。

今回は、普段から当たり前に行っている梱包作業で、お客さんに嫌われてしまう梱包をやってしまっていないか、をこの記事でチェックして、売れ続けるセラーになるために必要な梱包スキルを手に入れてください。


1:梱包を丁寧に行うメリット

・高評価がつきやすい

梱包の状態は、お客様が商品を受け取ったときの第一印象を左右します。
綺麗で丁寧な梱包で、お客様に好印象を持っていただければ、高評価に繋がり、また次も利用したいと印象を与えることができ、セラーが一番神経をつかうべき内容です。オンライン物販では、購入者からの良いレビューや高い評価が新しいお客様のご利用を促す大切な要素となります。商品の梱包は物販を成功させるための重要項目ですので、丁寧に行うようにしましょう。

・リピーターがつく可能性がある

同じ商品を買うなら、一度利用したことのある信頼できるお店からと考える人が多いものです。丁寧な梱包で商品が届いた、という安心感を持っていただければ、次の購入時にも再び利用していただけるでしょう。物販においてリピーターを増やすことは新規顧客の獲得と同じくらい重要です。丁寧な梱包で「また次もこの店で買いたい」と思ってくださるお客様を増やしたいですね。

・トラブル回避につながる

梱包状態の悪さはトラブルに直結します。例えば、しっかりした梱包ができていなかったために中の商品が破損したり汚れたりということがあれば、たちまちクレームに発展する可能性が高いです。クレーム対応や商品の返品・交換は時間とコスト両方のロスにつながります。梱包に気を配ることで、このような無駄なトラブルを回避しましょう。

2:梱包に必要な道具

・OPPテープ

OPPテープは、ポリプロピレン材の透明な梱包用テープのことです。これまで荷物や商品の梱包にはガムテープが使われることも多かったのですが、見た目の綺麗さ、防水性、強度に優れたOPPテープの利用をおすすめします。

・秤

商品の送料は荷物の大きさと重さで決まりますので、自宅であらかじめそれぞれをはかって最安の方法を選択したいです。重さに関しては、小さなものならキッチンスケールで、大きいものは体重計を使いましょう。計りづらい時は荷物を持って体重計に乗り、後から自分の体重を引けばOKです。25キロまで計れる秤もありますので、キッチンスケールでは対応できない2キロ以上の商品が多い場合は購入を検討してもよいでしょう。

・プチプチ

商品を衝撃から守るためのエアクッションシートです。100円均一ショップなどではシート状のものが折りたたんで販売されていますが、梱包材専門店では長いシートをロール状にしたものを購入することができます。引っ張ってカットできる方が作業効率は良いので、発送個数が増えてきたらロール状のものをおすすめします。ロール状のものは、オンラインショップでの購入が便利です。

・隙間埋め用の紙

商品と箱の隙間を埋めるための紙は新聞紙でも良いのですが、見栄えが悪く、お客様の手や商品を汚してしまう心配もあります。また、新聞の種類によっては写真や記事の内容にも気を遣わなければなりませんので、できれば隙間埋め専用の無地の紙を準備しましょう。梱包資材専門のオンラインショップで手に入ります。

・ダンボール

数が少ないうちは、100円均一ショップでの購入でも対応できますが、たくさん必要になってきたら梱包材専門店でまとめ買いする方がコストを抑えられます。販売する商品の大きさに合わせて何種類か準備しておくと、安心です。また、資材屋さんなら段ボールの色も種類があります。例えば、白や黒のダンボールを使うと商品に高級感が増しますので、高価な商品の場合は色付きのものを使うといった工夫をするのもおすすめです。

・箱切り名人

「商品にピッタリの箱がない時や、あと数センチ小さければ送料が抑えられるのに」といった時に既存の箱のサイドを少しカットして大きさを調整できるのが「箱切り名人」です。サイズを商品に合わせていく作業に使えます。綺麗に手際良くできると商品の梱包にかかる時間を大幅に減らすことができます。専用の道具を揃えておくと、小さな「困った!」に手を止められることがありません。

・カッター・ハサミ・メジャー

この3つはどれも商品の梱包時にはなくてはならない道具です。すでにご家庭にありそうなものばかりですが、自分が使いやすいものを揃えてスムーズに商品梱包を進めたいですね。

・装飾用テープ

最近はカラフルなものや「THANK YOU」といった文字が入ったもの、様々なデザインが描かれたものなど、多種多様な装飾用テープが販売されています。テープのデザイン一つで梱包の印象がガラリと変わり、あなたのショップを印象付けることも可能です。少し割高ではあるのですが、使っただけの効果は期待できますので、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

3:梱包方法の注意点

・商品の汚れを取り除く

商品を梱包する前に、汚れがないかきちんと検品しましょう。軽く布で拭く程度で取れるちょっとした汚れなら綺麗にしてからお届けするのが望ましいですね。無理に汚れを取ろうとして、かえって汚れを大きくしたり洗剤などで商品を傷めることがないよう、十分気を付けてください。

・サイズは適切に

大きすぎる箱に入れて隙間がたくさんあると、移送中に商品が中で動いてものによっては傷や故障の原因になります。また多すぎる緩衝材はお客様にとっては大量のごみとなり好まれません。反対に小さな箱に無理に商品を押し込むのも印象がよくありません。商品のサイズにあった梱包資材を選びましょう。

・中身が壊れないように厳重に梱包

商品が壊れやすかったり、割れ物であったりする場合は、梱包には特に気をつかう必要があります。楽しみに待っていた商品を開けてみたら割れていた、なんていう最悪の状況を避けるために適切な対策が必要です。商品はプチプチで厳重に包み、箱との隙間に緩衝材を入れる。厚手のダンボールを使う。箱の外側の見えやすい位置に注意喚起のシールを貼るなどの対策を講じると安心です。

・壊れ物や精密機械などは箱詰め

ガラスや陶器、時計などの精密機械を発送する時は、必ず箱に入れるようにしましょう。輸送時は乱暴に投げられたり、たくさんの荷物の下敷きになる可能性もあります。箱に入れておくことで衝撃が商品に直に伝わることを避けることができます。配送時に強制力はないですが、箱の外側に注意喚起のシールを貼っておくなどの気配りをしても良いかと思います。

・止めておくべき過剰なサービス

感謝の気持ちを伝えるにも、やりすぎは良くありません。お礼に小さなおまけをつけることはよいのですが、手作りのお菓子や商品に不釣り合いな安っぽいモノとなると、逆効果になることもあります。節度を持ったサービスを心がけましょう。

4:イーベイ・ジャパン公認コンサルタントがおすすめするポイント


ここまでの内容をおさらいして、あなたに実践してほしいポイントは、以下の通りです。

・ダンボールは再利用も可能だが、なるべくキレイなものを利用
・プチプチはきっちり巻く、見た目もキレイ、衝撃にも強い
・Thank you cardなどを入れるのも良い

以前は、オマケとしてお茶のティーバックを入れたりすることも流行りましたが、コロナ後は口に入るものに神経質な人もいらっしゃいますので、やらない方が良いです。税関も以前より厳しくなっているので、商品以外のオマケはあまり入れない方が無難と言われています。日本から送るということで、和風のカードにしたり、折り鶴を入れたり、そんな工夫をしている人も。手書きでThank you cardを書いている生徒さんは、バイヤーからの評価が高いという事例もありました。


さらにこだわる人は、装飾段ボールでバイヤーをビックリ喜ばせることを意識してみましょう。

和柄の段ボールや、100均などで売っているペーパーボックスを段ボールにしてバスや電車、そんな感じの面白い段ボールを使って、バイヤーが大喜びした事例もあります。

OPPテープを変えてみて、柄が付いたテープやフラジールテープなどを段ボールに貼ることで、見た目も可愛くなって、荷物が目立つようになるので、紛失防止にも役に立ちます。

商品を無事にバイヤーに届けるところまでがセラーの仕事・責任なので、梱包にもしっかり気配りをすることが大事。そういった小さな努力が、セラーの信用を上げて、結果として成功につながっていきます。

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今回は、バイヤーから高評価を得ることができる梱包方法について解説していきました。普段から何気なく行っている梱包も意識するべきマインドがこれだけ多くあります。

そして、商品価値以外でも梱包でお取引の付加価値を取り入れることができるので、ぜひ今回の学びをご自身の梱包に取り入れてみてください。


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