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日本が目醒める本。

「あぁ、日本人の魂を呼び覚ます本だ。」

それがこの本を手に取った、
私の最初の感想でした。


12/21発売。言わずと知れた星読み係、ヒーラーのyujiさんの新著「日本」(光文社刊)。


重いけど軽やかな不思議な本!


ご覧の通り、とても分厚い!!
まさに辞書のような書物です。

初めから順番に読み進めたいところでしたが、やはり気になるのは自分の土地!(だよね!)

手にとってパラパラと探したのは、私の生まれた「武蔵国」と、やはり移住した土地「徳島県」である!

私は神奈川県の川崎に生まれ、
30年その土地近辺で暮らしてきました。

その後、30歳で突然徳島県に移住。
(理由は割と不明)
そこから居着いてもう8年余りが経ちます。


なのできっと、私の根っこには「武蔵国」バイブスがあるからな。いや…でも今は「徳島県」にいて長い事経つしなぁ…と2つの土地を跨いだ経験から、慎重にこの2つを読み比べてみることにした。

そして読み進めた感覚で、あぁこの本は間違いなく「土地のバイブス」をそのまま綴ってくれたのだなぁと感慨深くなったのである。


詳細についてはぜひご自身で「日本」を読んでいただきたいが、私はまず「徳島県」にいたく感動した。

まさに徳島のことじゃん!!!!!!!と思ったからである。(なんて拙い文章なんだ…)

私自身、徳島の出身ではないからこそ感じ取れるこの土地の空気が、たった”漢字1文字”に集約されていた。それで徳島という土地のバイブスを豊かに感じ取るには十分だと思った。

ぜひ、徳島の方に読んで頂きたい!

では、私の出身である「武蔵国」川崎はどうだろう。もうこれは、自分ではわからない。しかし、その”自分ではわからない”がまさに、その土地の出身の証であるように感じる。

とはいえ、多分AZをよく知ってくださっている方ならもれなく「これAZじゃん」と思うようなバイブスが、これまた漢字一文字に集約されている…!

私はやはり「神奈川」ではなく「武蔵国」出身の武士女子なのである。

人間、愚かなもので自分と関係のない土地にはあまり興味が湧かないものだ。

実際私も「武蔵国」と「徳島県」、あとはたまにお出かけする「淡路島」くらいにしかあまり興味が湧かない。(どうなのそれもw)

しかし、yujiさんと言えばどうだろう。

日本という国全てを自身の足で巡り、その土地のバイブスを読み、こうして日本という国全体に興味関心を抱いているというその器の大きさに、畏敬の念を抱かずにはいられない。

そして、私が思う「実はこの本の最大のすごいところ」は、数年をかけてこの本を作る過程で、聖地巡礼家であるyujiさんがその土地を巡ってきたことにより、本来その土地が持つ眠れるバイブスが掘り起こされて日本が今目醒めようとしているのではないか…という点だ。

その土地に住むものとして、その土地のバイブスというのはあまりにも当たり前すぎて忘れ去られたり、もしくは逆に「忌むもの」となっていくような気がする。しかしそれを著者が別の視点から再発見していくという過程で、その土地が目覚め、聖地という威厳を取り戻していく…

そんな作業を何年も何年もかけてやっていたと思うと大変恐れ多く、日本という国へに対する偉業を成し遂げたのではないかと思えてならないのです。

日本、石本、両方合わせて。


余談ですが、私の出身「武蔵国」川崎には川崎大師というお寺があり、その隅っこに「徳島県」もその一つである四国遍路のお砂踏み霊場があります。

本来なら何日何ヶ月もかかる四国八十八ヶ所巡拝を数分で巡れるとあり、事情でお遍路をできない方にも人気の場所です。私も小さな頃からよく通っていました!

この本読むことはまさに、この大師の霊場のように「日本聖地巡礼」を凝縮して巡ることなのではないかと…。

そんな功徳バイブスがある本なのではないかと、私には思えてなりません。
 

土地に対する愛、
日本に対する愛が溢れ出た
まさに読む聖地巡礼✨

何年も何日もかけて読み進めたい
そんな一冊です。

年末年始にじっくり読みたい。


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