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中盤を迎えたPGAツアー、そろそろプレーオフ出場が気になる時期に

 全米プロゴルフ選手権が終了し、メジャーも残すとこあと2戦。
 そしてPGAツアーも折り返しを過ぎ、プレーオフ出場を気にする時期に入りました。
 昨年からプレーオフに出場できる選手が125人から70人に減り、より狭き門になりました。
 ジャスティン・トーマスはその狭き門で昨年涙を流しました。
 昨年不調のトーマスが、レギュラーシーズン最終戦・ウィンダム選手権で必死にプレーオフ進出を目指しましたが1打に泣き敗退。
 17年にフェデックスカップ年間王者に輝いたトーマスの9年連続プレーオフ進出が潰えた瞬間となりました。


〇全米プロ終了時のフェデックスカップ順位

 プレーオフ進出の基準になる70位前後のランクを見てみます。

56 アダム・シェンク       568
57 エミリアノ・グリジョ     550
58 ブレンドン・トッド      536
59 アンドリュー・パットナム   525
60 マーベリック・マクネリ    496
61 ルーカス・グローバー     485
62 ミンウ・リー         480
63 ジャスティン・ローズ     478
64 リー・ホッジス        477
65 ニコライ・ホイゴー      477
66 ブライス・ガーネット     464
67 アダム・スコット       460
68 シーマス・パワー       456
69 キャメロン・デービス     449
70 カート・キタヤマ       437
(プレーオフ進出ライン)
71 ベン・コールス        436
72 チャーリー・ホフマン     435
73 ロバート・マッキンタイア   411
74 キース・ミッチェル      407
75 クリストファー・ゴッタラップ 399
76 ボウ・ホスラー        395
77 ダグ・ギーム         391
78 カール・ユアン        389
79 トム・キム          372
80 ジャスティン・ローワー    368
81 デービス・トンプソン     357
82 ティレル・ハットン      355
83 ベン・グリフィン       343
84 サミ・バリマキ        342
85 アーロン・ライ        336
86 ネイト・ラシェリー      334
87 久常涼            317     
88 テイラー・モンゴメリー    313
89 ニコ・エチャバリア      310
90 アンドリュー・ノバク     306

 この中でプレーオフ進出圏外で”大物”といえば、トム・キムでしょうか。
 今季これまでトップ10に入った試合はゼロ、トップ20に入った試合が2と、デビューしてからの快進撃に比べると今シーズンは調子が一向に上がってきていません。
 足の怪我やキャディの交代などで思うような展開になっていないのが現状です。

〇非常に苦しい状況のビックネーム

103 リッキー・ファウラー    238
129 ウェブ・シンプソン     163
180 マット・クーチャー      52

 90位より下の選手で不調と思われる選手をリストアップしました。
 昨年復活優勝したファウラーですが、今シーズンはパッとしません。
 平均ストロークが72を超えてしまっては好成績を望むこともできず、トップ20入りが1試合のみという状況に。
 来年までツアーカードは有効ですが、ぼちぼち復調しなくてはならない状況は変わりありません。
 昨シーズンフェデックスカップで125位以下になり捲土重来を期すシーズンとなったシンプソンも、今シーズンはトップ20が1度もない成績。
 プレーヤーズ選手権の優勝で再来年までツアーには出場できますが、何かしら復調のきっかけを掴みたいところです。

 そしてここまで来たかというのがマット・クーチャーでしょうか。
 今シーズンは平均パットが13位というのを生かせず、試合を完走できたのがここまで3試合だけという、今までのクーチャーなら考えられないここまでの成績。
 余程奮起をしなくては、これまで20シーズン以上守り続けてきたツアーカードを手放す状況にまでなりました。
 チャンピオンズツアー出場の年齢に近くなったクーチャーですが、まだまだファンからの”クー”という声援を聞きたいものです。





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