企業がTikTokを活用すべき理由と、TikTok運用代行会社にMチームが最適な理由
TikTokという名前は聞いたことがあっても、単なる遊びのツールだと思っている人は少なくないでしょう。
しかし最近では、個人だけではなく企業もTikTokの存在に注目するようになりました。
なぜなら、集客ツールの1つとして活用できるポテンシャルがあるからです。すでにTikTokを活用して成果を上げている企業も急増しているため、これからの時代は企業もTikTokを活用するのが当たり前になってくるでしょう。
本記事では、企業がTikTokを活用すべき具体的な理由から、その際にアカウント運用代行などのプロへ依頼するメリットなどを詳しく紹介します。
TikTokとは
TikTokとは、中国のByteDance株式会社がリリースしたSNSです。15秒~3分までのショート動画の作成や投稿ができるのがポイントで(アップロードするなら10分以内まで可能)、すでに日本でも多くの利用者がいます。
では具体的に、TikTokはどのような目的で利用されているのかを紹介しましょう。
暇つぶし
TikTokは動画を見て楽しむのが基本的な使い方ですが、前述したとおり1本あたりの動画再生時間が非常に短いのが特徴です。そのため、少しの空き時間でもあればサクサク見られるのが大きなポイントだといえるでしょう。
だからこそ、通勤通学時間や小休憩中、就寝前など、あらゆるシチュエーションで気軽に楽しめるのが人気である理由の1つです。
好きなことを発信したい
TikTokはSNSの一種なため、単純に視聴者として楽しむだけではなく、自ら発信することもできます。そのため、自分の好きなことをショート動画を通じて発信する人もたくさんいます。
さらに、TikTokは他のSNSと比べても、はるかに自分のコンテンツを見てもらえる仕組みになっています。そのため、自分を表現する場所としても最適なプラットフォームだといえるでしょう。
流行りを知りたい
TikTokは人気上昇中のハッシュタグ別に動画が見れるようになっているため、世の中の流行りを知る便利なツールとしても活用できます。特にTikTokの場合は利用者の多くが若年層なため、10~30代のトレンドを知るのにピッタリだといえるでしょう。
有名人になりたい
YouTuberの次は、TikTokerと呼ばれる人たちがいます。このように、将来的に有名人として活動したいと考えている人も、TikTokを活用するケースは少なくありません。なぜなら、作った動画がバズれば一気に多くの人に認知されるからです。
ショート動画は編集の手間をほとんどかけずに作成できるため、その点もTikTokが選ばれやすい理由の1つになるかもしれません。
エンタメとして楽しみたい
TikTokは人の目を惹きつけるような面白いショート動画が頻繁に投稿されています。そのため、単なるSNSとして使うだけではなく、エンタメの1つとして楽しむために使っている人も少なくないでしょう。
また、TikTokは利用者の過去のデータから興味関心の高いコンテンツを優先的におすすめしてくれるため、飽きることなく見続けられるのも魅力的なポイントだといえます。
企業がTikTokをはじめる理由
TikTokは個人が楽しむだけのものではなく、最近では企業もTikTokを利用するケースが出ています。つまり、ビジネスを加速させるツールとしても、人気が出ているのです。
その具体的な理由を6つ紹介します。
若年層にリーチできる
新たな集客経路を開拓できる
ブランディングができ、認知に強い
YouTubeより気軽に始められる
コストを抑えやすい
あまり抵抗を感じない
1.若年層にリーチできる
TikTokの利用者は、若年層が中心となっています。そのため、若い世代をターゲットに商品やサービスを展開している企業にとっては、非常に利用価値の高いSNSだといえるでしょう。特に採用強化に向けたコンテンツ発信をしている企業は多く見られます。
なお、厳密には10~30代までの利用者が大多数を占める状況ですが、40代以降の利用者も増えてきています。つまり、ビジネスによっては若年層以外に向けてTikTokを活用することもできるかもしれませんし、今後利用する年齢層が上がっていく可能性もあります。
2.新たな集客経路を開拓できる
ビジネスにおいて重要なことはたくさんありますが、そのなかでも集客は基盤となる部分です。どれだけ良い商品やサービスを持っていても、集客に力を入れなければ売上につながりません。だからこそ、TikTokを使って集客経路を広げているところも出てきています。もし集客を少しでも増やしたいと考えているなら、積極的に検討してみるといいでしょう。
3.ブランディングができ、認知に強い
自社商品やサービスの認知度を上げるためには、少しでも訴求力があり、かつ効率的に宣伝できる方法をとらなければいけません。そのための手段として、TikTokを使う企業が増えてきています。
TikTokの場合は文字や画像のような情報だけではなく、動画を使ったプロモーションができるため、伝えられる情報が多くなるのがポイントです。だからこそ、自社商品やサービスを世の中に認知させる方法として、最適だといえるでしょう。
またTikTokの仕組み上、様々な人へリーチできる可能性を秘めていることも、企業のチャンスとなり得るでしょう。
4.YouTubeより気軽に始められる
集客方法の1つとしてYouTubeを活用する企業もいますが、YouTubeの場合はファンを獲得しづらい特徴があります。その理由は、1本あたりの再生時間が長くなりがちだからです。つまり、再生されたとしても、最後まできちんと見てくれる可能性が低くなります。
一方でTikTokの場合は、ショート動画を使う形になるため、一度興味をもってもらえれば最後まで見てもらいやすいといえるでしょう。そして何より、短い動画で良い分、編集にほとんど時間がかからないのも大きなポイントです。だからこそ、TikTokなら気軽な気持ちで始めることができます。
5.コストを抑えやすい
TikTokアカウントを作る際に、コストは一切かかりません。もちろん、アカウントの保持にも固定費などのコストは発生しないため、無料で始められます。
また、動画自体が短尺なため、動画の制作費が安く済む傾向にあります。そのため、コストをかけずにTikTokを始めたいと考える企業にとっても、ビジネスに取り入れやすいものだといえるでしょう。
6.あまり抵抗感を与えない
広告といえば、一般的に避けられがちなものです。特にインターネット上の広告に対して嫌悪感を抱く消費者は、決して少なくないでしょう。
しかし、TikTokで広告を打ち出す場合は、抵抗感を与えることなくアプローチできるといわれています。なぜなら、通常のショート動画と同じ形で広告動画が挿入されるからです。
このような理由から、TikTokで広告を配信する企業やサービスが増えてきています。
企業がTikTokを活用するメリット
本当にTikTokを始めるべきなのか?と、疑問を持つ企業は、まだまだ少なくないでしょう。そこでここからは、TikTokを活用する具体的なメリットを紹介します。
広告メニューが豊富にある
まずTikTokには、すでにさまざまな広告メニューが用意されています。そのため、自社のスタイルに合った方法で広告を出せるのがメリットだといえるでしょう。
厳密には以下の4つです。
・起動画面広告
・インフィード広告
・ハッシュタグチャレンジ
・運用型広告
起動画面広告
TikTokアプリを開いた時に現れる広告で、1日に1回のみの配信が可能です。高額な費用と枠の確保の難しさが欠点ですが、効果は非常に大きいといえるでしょう。
インフィード広告
TikTokのおすすめフィードに表示される広告で、ユーザーが「いいね」やコメントをすることができ、二次的な拡散効果が期待できます。
ハッシュタグチャレンジ
ユーザーに公式動画の模倣を促すユニークな形式で、他のWEB広告には見られないTikTok独自の珍しい広告です。
運用型広告
ユーザーの一般投稿と混ざって表示される広告で、詳細なターゲティングが可能です。国内だけでなく、海外へのリーチすることもできます。
次のTikTok広告課金形態について説明します。
・クリック課金型
・再生課金型
・期間契約型
・インプレッション課金型
それぞれ詳しく説明します。
クリック課金型広告
クリック課金型広告とは、広告内にあるボタンがタップされるたびに課金されるタイプの広告を指します。つまり、どれだけ動画が見られるだけでは一切余計な費用が発生することはありません。
再生課金型広告
再生課金型広告とは、広告の再生数が一定数に達するごとに課金されるタイプの広告を指します。そのため、インプレッション数がいくら増えても、それだけで費用がかかることはありません。
期間契約型広告
期間契約型広告とは、特定の掲載期間ごとに課金して広告を出すタイプのものを指します。そのため、クリック課金型や再生課金型などの広告とは違い、常に一定の費用で運用できるのがポイントです。
インプレッション課金型広告
インプレッション課金型広告は、広告のインプレッション数が一定数に達するたびに課金されるタイプの広告を指します。つまり、広告が再生されなくとも、利用者の画面に表示されるだけで費用が発生するのがポイントです。もちろん、広告が表示されなければ費用が発生することはありません。
まだまだライバルは少ない
TikTokをビジネスに活用する企業は増えてきましたが、とはいえ、まだまだTikTokを取り入れている企業ばかりではありません。
だからこそ、今このタイミングでTikTokを始めることで、ライバル企業と大きな差別化を図れる可能性があります。もし認知度を少しでも上げたいと考えているなら、今のうちにチャレンジしたほうが、先行者利益を得られるかもしれません。
流行りに乗れる
TikTokを通じて流行りを知り、そこから流行りに乗る若者は決して少なくありません。だからこそ、企業がTiktokを活用することで、常に世の中の流行りに敏感でいられるのが大きなメリットです。単純にインターネットで検索をしたり、テレビをチェックしたりするよりも、素早くトレンドを把握できるでしょう。
ハッシュタグで拡散力が上がる
TikTokで投稿したショート動画は、ハッシュタグを使って幅広いターゲットに拡散できるのも大きな魅力です。ハッシュタグを活用すると、おすすめフィードに表示されやすくなるため、うまくいけば閲覧数の増加が期待できます。
またハッシュタグには、自社のアカウントを見つけやすくする効果もあります。自社商品やサービスに関するハッシュタグを常に設定していれば、それだけでも多くの潜在顧客にアプローチしやすくなるでしょう。
フォロワーが少なくてもOK
TikTokは他のSNSと違いフォロワーがすべてではありません。なぜなら、TikTokにはおすすめフィードがあるからです。これはフォローの有無にかかわらず、ユーザーが興味を持ちそうな動画が表示されます。
TikTokの利用者の多くはおすすめフィードから動画を視聴し始める傾向があるため、おすすめフィードにさえ載れば、必然的に閲覧数が増えるでしょう。
海外ユーザーにもアピールできる
自社商品やサービスを、国内だけではなく海外に向けても積極的にアピールしたい場合もTikTokは非常に役立つSNSです。
TikTokはショート動画を活用することになるため、視覚的な訴求を簡単にできます。つまり、言語の壁を超えやすいといえるでしょう。TikTokの利用者は日本だけではなく世界中にもたくさんいるため、ビジネスによっては最適な集客ツールになるといえます。
企業がTikTokを活用するデメリット
TikTokは企業のビジネスを大きく加速させるものですが、必ずしもメリットばかりではありません。そこでここからは、企業がTikTokを使うことで生じるデメリットも詳しく解説します。
常に炎上するリスクがある
TikTokを利用する際は、場合によっては炎上リスクもあることを忘れてはいけません。一瞬で多くの人の目につくため、想定を上回るほどの炎上が起こる可能性があることも考えておきましょう。
また、場合によっては損害賠償が発生するレベルの炎上になることもあります。TikTokでショート動画をあげる際には、自社のブランドイメージを下げないように注意を払って運用することが重要です。
バズるだけで終わることもある
TikTokで多くの人を楽しませられるショート動画を出せば、あっという間にバズることもあります。ただし、重要なのは目的をはき違えないことです。
企業でTikTokを使う本来の目的は、あくまでもビジネスを加速させることですので、最終的なゴールにつながらなければ意味がありません。ショート動画によってはバズることがあってもそれで終わってしまうケースがあるため、目的を見失わないように注意してください。
すぐに効果がでないこともある
TikTokは日本だけでも多くの利用者がいるほど人気の高いSNSですが、だからといって過信してはいけません。なぜなら、1つ1つのショート動画をなんとなく流し見している人は、決して少なくないからです。そのため、1回や2回ショート動画を出したからといって、すぐに効果が現れるとは思わないようにしましょう。
また、大前提としてショート動画がバズらなければ、なかなか多くの人に注目されません。だからこそ、不定期でショート動画を投稿するのではなく、定期的に投稿し続けることが大事となるのです。
若年層以外にはリーチしにくい
TikTokの利用者の大半は、10~30代までの若年層です。そのため、40代以降の年齢層に対して認知度を上げたい場合、あまり効果が表れない可能性があります。
とはいえ、高年層の利用者がまったくいないわけではないため、場合によっては集客できることもあるでしょう。動画の作り方も高齢層向けに工夫すれば、それだけ成功率も上がるかもしれません。
商用ライセンス未取得の楽曲は使用不可
TikTokでは多くの楽曲が、著作権を気にせず自由に使えます。その点もTikTokが若年層の人気を獲得している1つの理由だといえますが、あくまでも一般のアカウントで登録している人だけの話です。
ビジネスでの利用となると、どんな楽曲であろうと商用ライセンスを取得している必要があるため、作成できるショート動画に制限があることを認識しておきましょう。
業種によっては向かない
TikTokはビジネスで活用するのに最適なツールの1つですが、必ずしもすべてのビジネスと相性が良いわけではありません。
具体的には、BtoC向けのビジネスとの相性が良いのが大きな特徴です。例えば、生活用品や美容、ファッションや電子機器などのカテゴリは、TikTokでの効果が十分に見込めるでしょう。
しかし、すべてのBtoCビジネスが相性抜群とは限らないため、あらかじめTikTokでも集客効果が期待できそうなのかどうかを見極める必要があるでしょう。
コンテンツ力がとても大事になる
ショート動画であれば何でも良いわけではありません。TikTokでバズるほどのショート動画を作るには、何よりもコンテンツ力が大事となるでしょう。
例えば、どんな企画にするのか?どんな編集を施すのか?など、細かいところまで考えて作成しなければいけません。もしクリエイティブな思考ができなければ、いくらTikTokを活用し始めても、思うような結果は得られないでしょう。
TikTokの企業アカウント作成方法
自社のビジネスにも活用できそうだと思った場合は、さっそくTikTokのアカウントを作成しましょう。ここでは企業アカウントを作る際の流れを、わかりやすく解説します。
TikTokをダウンロードする
まずはTikTokをダウンロードするところから始めましょう。ダウンロードできる場所は、AppStoreやGooglePlayストアです。どちらからアプリをインストールしても同じなので、利用しやすい環境下でTikTokをダウンロードしてください。
また、パソコンでもブラウザからTikTokへ登録することができます。なお、ブラウザ版はTikTok内で動画編集をしたり、外部リンクを設定したりできません。その代わり、インサイトデータを記録したりダウンロードして使うことができるため、本格的にTikTokを運用する場合は、両方とも使えるようにしておくと便利でしょう。
ビジネスで使用する場合は、ビジネスで使用しているメールアドレスやGoogleアカウントなどで登録すると便利でしょう。
好きなカテゴリを選択する
ダウンロードを終えたあとは、最初にTikTokの利用規約が表示されます。確認して問題がない場合は、同意して次に進んでください。その際に好きなカテゴリを選ぶ画面に移動します。一応スキップもできるようになっていますが、ここでカテゴリを設定しないと、TikTokのおすすめ動画で表示されにくくなるおそれがあるため、注意してください。
ログインアカウント(登録方法)を選ぶ
TikTokのアカウントを作成する際には、さまざまなSNSと連携できます。例えば、以下のSNSを持っている場合は、そちらから連携させてアカウントを作っても良いでしょう。
・LINE
・X(旧Twitter)
・Facebook
・カカオトーク
・Google
また、SNSがなくてもメールアドレスや電話番号で登録することも可能です。企業の場合、どちらかといえば後者のほうが利用される傾向があります。
ビジネス用アカウントにする
作成したTikTokアカウントを、企業アカウントへ設定しましょう。まずはプロフィールを開き、そこにある「設定とプライバシー」にアクセスしてください。さらに「アカウント管理」をクリックすると、「ビジネスアカウントに切り替える」と書かれた項目が見つかります。あとはそこをクリックするだけで、企業アカウントとして運用できるようになります。
生年月日や連絡先を登録する
アカウント登録が完了したら、あとは細かい基本情報を入力しましょう。メールアドレスや電話番号を使ってアカウント登録を進めている場合は、生年月日に加えて各種連絡先も登録しなければいけません。
複数のアカウントを作る
企業によっては、自社商品やサービスに複数のブランドを持っていることもあるでしょう。その場合は、1つのアカウントだけではなく複数のアカウントを作ってTikTokを運用するのもありです。
TikTokでは個人・企業問わず、多くの利用者が複数のアカウントを作成して運用しています。それぞれ分けることでブランディングもしやすくなるため、積極的に検討してみてください。なお、複数のアカウントを作る手順は以下の通りです。
・メニューから「設定とプライバシー」を選択
・「アカウントを切り替える」を選択
・「アカウントを追加」を選択
作成したアカウントは、ログアウトをせずに切り替えできるようになります。ただし、短期間で複数のアカウントは作成しないほうが良いでしょう。その理由は、TikTokから不正利用の疑いが出てしまうおそれがあるからです。場合によってはアカウントに利用制限がかかってしまうかもしれませんので、ある程度期間を置いてから作成するほうが良いでしょう。
TikTokインサイトの見方
TikTokインサイトは、これから企業アカウントを効率的に運用するうえで、必要不可欠なものといっても過言ではありません。ここではTikTokのインサイト機能を利用するための、具体的な方法を解説します。
ブラウザ版から見ること
まずTikTokインサイトを見る際に覚えておいてほしいのは、ブラウザ版から見るようにしてみてください。その理由は、ブラウザ版のほうが細かい分析をしやすくなるからです。例えばTikTokインサイトにあるデータは、そのままCSVに落として管理できます。特に企業であれば他のスタッフともデータを共有する機会が出てくると思いますので、便利に活用できるでしょう。
インサイト機能を見る手順
メニューから「クリエイターツール」を選択し、そこから「インサイト」の順に進むことで、すぐにTikTokインサイトを見られます。なお、最初にインサイト機能の設定をオンにしてください。こちらも前述の流れでそのままオンにできるため、忘れないようにしましょう。
ちなみに、インサイト機能は投稿した動画から確認することも可能です。その場合は、ショート動画1つ1つに関する数値を見られるため、より細かくショート動画のデータを確認したい時に活用してみてください。
また、ビジネスアカウントの場合は「ビジネススイート」というより分析に特化したインサイトを見ることができます。画面の設定にある「ビジネススイート」を選ぶと、ビジネススイートのページへ移動します。
TikTokでチェックすべき数値とは?
TikTokには、インサイト機能があります。インサイト機能とは、簡単にいうと投稿したショート動画に関する状況を分析できるツールです。これからTikTokをビジネスに活用する場合は、ショート動画を出すだけではなく、インサイト機能も活用しましょう。ここではインサイト機能でチェックすべき数値を、いくつか紹介します。
数値を量る重要性について
まず、投稿したショート動画にどんな反応があったのかがわからないと、何が正解で何が不正解なのか、見当がつきにくくなります。そのため、インサイト機能で日々の数値を量ることは、TikTokの運用を成功させるうえで重要なポイントだといえるでしょう。
動画視聴数
まずは動画の視聴数をチェックしましょう。その動画がどのくらい見られているか確認できる数値です。
視聴回数は、同一ユーザーが複数回再生しても、再生回数は1回として計算されます。従って、正確には「動画の再生回数」ではなく、「動画を再生したユーザーの総数」となります。
フォロワー数
まずはアカウント自体のフォロワー数を、常に意識して見ておきましょう。インサイト機能を使えば、折れ線グラフでその増減を確認できます。
そのなかでも、特に起伏が大きくなっているところを見るのがポイントです。その部分に当てはまるタイミングで投稿されているショート動画が、フォロワーを獲得している要因になっているかもしれません。つまり、その動画を基準に新しいショート動画を作成すれば、さらに伸びることが期待できるでしょう。
ちなみに、フォロワーが増えることでTikTokのおすすめ欄に投稿したショート動画が表示されやすくなる傾向があるのも覚えておいてください。
プロフィールページの閲覧回数
プロフィールの閲覧回数も、チェックすると良いでしょう。なぜなら、閲覧回数が多いほど、さまざまなユーザーから興味を持たれていると考えられるからです。もし急にプロフィールの閲覧回数が増えた時は、その日に投稿したショート動画がきっかけになっているかもしれません。
また、TikTokは動画へリンクを設置することができず、プロフィールページに設置したSNSリンクやホームページリンクへ誘導するしかありません。そのため、企業アカウントの場合はプロフィールページがどのくらい見られているかが重要となります。
平均視聴時間
インサイト機能では、各ショート動画に関する平均視聴時間も確認できます。もちろん、再生時間が長ければ長いほど、最後まで楽しめる動画だったということとなります。長く視聴してもらえれば、伝えられる情報を増やすことができます。
また、TikTokのアルゴリズムでは、平均再生時間の数値が重要視されており、数値が高ければおすすめに表示されやすくなり、さらに再生数を増やすことができます。
いいね数
動画につくいいね数もチェックしておきましょう。基本的は視聴回数に比例しますが、同じくらいの視聴回数の動画でいいね数が変わる場合は、コンテンツ良し悪しの指標となります。
TikTok動画のアカウントテーマや企画方針の考え方
TikTokは適当にショート動画を作って投稿すればいいというわけではありません。大事なのは、目的を持ってアカウントを運用することです。つまり、どんなテーマにするのか?どんな企画を作るのか?など、詳しく考える必要があります。ここではその方法を紹介します。
目的を明確にする
TikTokを運用する目的をしっかりと決めておきましょう。サービスや商品の認知なのか、購買目的なのか、はたまた企業自体のPRなのかなど、その目的は様々です。
目的を決めないとどんなテーマでアカウントを運用するか、どんな動画を公開していくか決めることができません。また、指標にする数値も曖昧になってしまいます。
まずはTikTok運用の目的を定め、目的達成を目指したアカウント運用をしていくことが重要です。
トレンドを常に意識する
TikTok内でのトレンドは移り変わりが激しいため、実際にバズるショート動画の傾向も頻繁に変わる傾向があります。そのため、TikTokで成果をあげ続けるためにも、日頃からトレンドを意識していなければいけません。
ただし、同じトレンドでも曲に関する素材は商用ライセンスを取得していなければ使えないため、その点は注意してください。
ちなみにビジネススイートの「クリエイティブガイド」からトレンドになっている動画を知ることができます。定期的にチェックするといいでしょう。
投稿頻度を意識する
TikTokでアカウントを伸ばしていくためには、ショート動画の投稿頻度がとても大切だといえるでしょう。その理由は、投稿頻度が多ければ多いほど、単純に見てもらえる機会が増えやすいからです。
また様々な企画や編集の動画を投稿し、反応の良し悪しを見てどの動画が視聴されやすいか見定めていくことがアカウント成長には重要となります。
投稿する時間帯も気をつける
作成したショート動画をTikTokで投稿する際に注意してほしいのが、投稿する時間帯です。例えば毎日朝8時に投稿したり、夜20時に投稿したりなど、常に一定の時間帯にショート動画を出すのを意識しましょう。
なぜなら、同じ時間帯にすることで視聴者が定期的に見てくれやすくなるからです。そしてもう1つ大事なのが、どのターゲットに対して見てほしいのかも考えてみてください。例えば10代の学生であれば、学生が通学中に見やすい朝7時~9時くらいの間に投稿することで、よりいっそうリーチしやすくなります。
視聴者が参加できる内容にする
TikTokでショート動画を出す場合は、単純に面白いものだけではなく、視聴者のことを考えたものを出すとバズる可能性があります。
例えば、よくあるのが視聴者参加型の企画です。誰でもマネできる簡単な踊りをショート動画に出したり、インフルエンサーを使ってショート動画を出したりするのも良いでしょう。
または、ハッシュタグチャレンジをするのもありです。この方法を使えば他の視聴者もつられてショート動画を出すようになり、次々と拡散されることが期待できます。
付いたコメントを参考にする
自社内のスタッフだけで投稿するショート動画を考えるのも良いですが、客観的な意見を取り入れることも重要です。
ショート動画を投稿するとコメントがいくつか付くことがあります。そこにはさまざまな反応があるため、自社内だけで企画を考えるよりも、視聴者に喜ばれるショート動画を作りやすくなるでしょう。なかには企画を提案してくれる人もいますので、常に見逃さないことが大切です。
バズりやすいTikTokの編集とは
TikTokを使ってビジネスを加速させるためには、作ったショート動画をバズらせることが大事です。そのためにできることの1つとして、編集があります。ここではTikTokでバズりやすい編集方法を、いくつか解説しましょう。
動画をカットする
TikTokの動画といえば、テンポ良く映像が移り変わっていくのがポイントです。そのため、撮影した動画をそのまま使うのではなく、不要な部分を丁寧に細かくカットすることも意識してみましょう。
例えば、ジェットカットと呼ばれる方法も動画作成ではよく使われます。これはYouTubeでもよく見かける編集手法で、「えー」や「あのー」のような、内容に関係のない余分なところをすべてカットします。これだけでもスマートかつ、動画の内容を濃くできるのがメリットです。
TikTokの場合は、いかに短時間で相手に興味を持ってもらうのかが重要になるため、できるだけカットの仕方もこだわりましょう。
長さや再生速度を変える
TikTokではショート動画を出すことになるため、短い時間の中でどれだけ情報を詰め込めるのかが肝心です。つまり、通常速度で作るだけではなく、再生速度も編集することを意識してみてください。
特に重要なのは、開始1秒に全力を注ぐことです。TikTokを見る際に、多くの人は再生した直後にそのショート動画を最後まで見るかどうかを判断します。そのため、1秒間の間に興味を惹きつけられなければ、すぐ次の動画に移ってしまうおそれがあるのを覚えておきましょう。
他の動画と組み合わせる
TikTokでバズる動画を作るコツとして、複数の動画素材を1つのショート動画に使う方法もあります。さまざまな動画をつなげることで、視聴者を飽きさせにくくできるため、最後まで動画を見てもらえる確率が上がる可能性があります。
ちなみに、複数の動画を組み合わせる際は、タイムラインの右側に表示される「+」ボタンを使うことで、簡単につながります。
動画内に文字を入れる
どんな動画素材を使うのかも大切ですが、その動画の面白さを引き立たせる方法として、文字を入れることも意識してみましょう。
例えば、何かを歌っているショート動画であれば、そこに歌詞を入れたり、文字自体にも装飾を加えてみたりすることで、より華やかなショート動画になります。また、文字を入れているだけで個性が出やすくなるのも、大きなメリットです。
音声を加工する
TikTokに投稿されているショート動画を見ていると、動画内に映っている人物の声だけではなく、別撮りした声も流れてくることがあります。さらに、人によっては別撮りした声を加工して使用している場合もあるでしょう。
音声1つとっても、手を加えることで視聴者の興味を惹きつけやすくなるため、作るショート動画によっては積極的に活用してみてください。なお、音声の加工もTikTok内で簡単にできるうえ、さまざまな種類の加工機能があるため、別途何かを用意する必要はありません。
フィルターやエフェクトをかける
TikTokでは、ショート動画にさまざまなフィルターやエフェクトをかけることもできます。これにより魅力的かつ楽しいショート動画になるため、多くの人に注目されやすくなるでしょう。
特にTikTokはフィルターやエフェクトを活用している動画がバズりやすい傾向があるため、できるだけ活用するのを意識してみてください。
ちなみに、フィルターとは動画の色彩や雰囲気全体を変化させるものを指し、エフェクトとはキャラクターやBGMなどを使って加工することを指します。うまく使いこなせるようになれば、TikTokでバズることも夢ではありません。
企業がTikTokを活用して成功するポイント
TikTokを使って自社のビジネスをさらに展開していきたいなら、普段の動画投稿で意識しなければいけないことが多々あります。そのなかでも重要なポイントをピックアップしますので、すべて押さえておきましょう。
アルゴリズムを理解する
TikTokで成功をつかむためには、まず大前提としてTikTokのアルゴリズムを理解しなければいけません。
例えば、以前だと新規アカウントのみ、投稿したショート動画が500回以上再生されたり、カテゴリの上位に表示されたりする仕様がありました。つまり、このようなアルゴリズムを知っていれば、今どんなショート動画を出すのが適切なのかが明確になります。
そして現在のアルゴリズムは、簡単にいうとさまざまな指標をもとにコンテンツが評価されているのがポイントです。具体的には加算式アルゴリズムと減算式アルゴリズムとあるため、1つずつ解説します。
加算式アルゴリズム
加算式アルゴリズムとは、要するに再生数やいいね、コメントの数などが多ければ多いほど、TikTokで高く評価されるアルゴリズムを指します。このような数字はどれも増加することでTikTokがおすすめに表示しようとしてくれるため、すべて意識しましょう。
減算式アルゴリズム
減算式アルゴリズムとは、逆に動画が再生されにくくなるアルゴリズムを指す言葉です。例えば、TikTokには「興味ありません」と書かれたボタンが用意されています。そこをタップされればされるほど、減算式アルゴリズムによってTikTok側が動画を評価しなくなるのです。他にもTikTok以外のSNSへ誘導したり、視聴維持率が低かったりすると、同様に評価を下げられてしまうおそれがあります。
最終的な目標を決める
TikTokだけの話ではありませんが、何事も最終的な目標を、あらかじめ決めておくことが大切です。つまり、何をどのようにしたいのか?どんな成果を出したいのか?を、最初にイメージしておいてください。目標が明確化されれば、必然的にどんなショート動画を作れば良いのかが、わかりやすくなります。また、行動がブレにくくなるため、一度獲得したファンを最後まで逃すことなく、TikTokを運用し続けられるでしょう。
ターゲットを明確にする
TikTokで成功を収めるためのポイントといえば、ターゲットを明確にすることです。例えば20代の女性に絞るのか、それとも10代の女性に絞るのかでも、まったく変わってくるでしょう。
そして、ターゲットを設定する際に大切なのが、できるだけ細かく設定することです。例えば「20代の女性で、かつ彼氏がいて、テレビゲームが趣味の人」のように絞ると、そのターゲットにもっとも刺さるショート動画を作りやすくなります。
ブランドイメージを意識する
TikTokを成功に導くうえで、ブランドイメージを常に意識することが重要です。これにより、アカウントの立ち位置が明確になり、かつ多くの視聴者から認知されやすくなります。
そのためにも、ショート動画を作る際には、視覚的、音響的な要素を入れて、自社商品やサービスにつながるような独自性をきちんと出していきましょう。
インフルエンサーを利用する
予算に余裕がある場合は、自社内だけで完結するショート動画だけではなく、インフルエンサーを使ってショート動画を出すことも検討してみてください。
TikTokは拡散力の高いSNSですので、インフルエンサーを活用すればフォロワーだけではなく、フォロー外の利用者に対してもリーチをかけやすくなるでしょう。そして何より、インフルエンサーの影響力を武器にできるところが、最大のメリットといっても過言ではありません。
自社商品やサービスの認知度が上がるだけではなく、信頼度も高まるため、よりいっそうビジネスを広げやすくなるでしょう。
ライブ配信機能を活用する
TikTokでは、ショート動画を出せるだけではなく、ライブ配信機能が使えます。ライブ配信では自社商品やサービスに関する情報を詳しく伝えられるのはもちろん、ライブ配信を通じて投げ銭をもらうこともできます。そのため、宣伝しつつ収益源の1つとして成り立つのが、大きなメリットです。
ただし配信のターゲットが10代の場合は、投げ銭をもらえる機会がありません。TikTokでは20歳以上の利用者のみ投げ銭を投げられるようになっているため、覚えておきましょう。
ニーズに合う広告運用をする
前項でも紹介しましたが、TikTok広告を試してみるのもよいでしょう。広告の種類は以下の4つです。
・運用型広告
・起動画面広告
・チャレンジ広告
・インフィード広告
運用型広告は、広告の掲載期間やターゲットなどを、自由に設定できます。一方で他の3つは、TikTokが定めた場所に一定期間広告を出せるプランになっているのが特徴です。具体的には起動画面広告であればアプリの起動時、チャレンジ後攻であればユーザー参加型のタイアップ広告、そしてインフィード広告であればおすすめ欄に表示されます。
企業がTikTokを活用する場合の注意点
これから企業がTikTokを活用する際には、注意すべきことがいろいろあります。そのため、ここからは具体的に気をつけなければいけないところを、いくつか紹介しましょう。
著作権には十分注意する
TikTokを活用する以上、常に注意しておきたいのが著作権です。現在TikTokはJASRACと包括契約を結んでいるため、JASRACの管理している楽曲なら制限なく仕様できるようになっています。
ただし、だからといってどんなCD音源もショート動画のBGMとして使えるわけではありません。例えば、レコード製作者が権利を所持している音源は、TikTokがおこなっている包括契約の対象外です。音楽に関する著作権は歌手、作詞者、作曲者だけが持つのではなく、レコード製作者にもあるため、きちんと確認はしたほうが良いでしょう。
ちなみに、もともとの音源をアレンジして作ったものも、著作権侵害の対象になります。どうしてもアレンジしたい場合は、著作者から許可をもらう必要があるため、注意してください。
投稿クオリティを下げない
TikTokでショート動画を作る際に、いつも意識してほしいのが投稿クオリティです。個人から企業問わず、ショート動画のクオリティは常に高い状態を維持しなければいけません。なぜなら、クオリティが下がっていくにつれ、せっかく確保したファンを飽きさせてしまうおそれがあるからです。どんな時も視聴者を楽しませることは、大前提として認識しておきましょう。
最初から力を入れすぎない
TikTokでは常に一定のクオリティでショート動画を投稿し続けることが大切ですが、だからといって1本目のショート動画から力を入れすぎる必要はありません。なぜなら、あくまでも通常の業務に差し支えない程度にすることが大事だからです。いきなり力を入れすぎてしまうと、長期的に同じクオリティを維持し続けるのは大変ですので、最初のうちは様子を見ながら、無理しない程度にショート動画を作っていきましょう。
投稿頻度を下げない
TikTokで多くのファンを獲得できたとしても、そこで満足して急に投稿頻度を落とさないようにしましょう。その理由は、投稿頻度が下がるにつれて、せっかく定着したファンの興味を薄れさせてしまうおそれがあるからです。再生数やいいねの数はもちろん、フォロワーも徐々に減っていく可能性があるため、一度TikTokを始めたらできる限り投稿頻度を保つようにしてください。
方向性を極力変えない
TikTokを運用しているなかで、突然ショート動画の方向性を変えたくなる瞬間が訪れるかもしれません。特に数字が思うように伸びなかったり、何か新しいことをしたくなったりした際に、そんな衝動に駆られることがあるでしょう。
しかし、一度決めた方向性は基本的に変えないようにしてください。なぜなら、すでに定着した視聴者が離れてしまうおそれがあるからです。今いる視聴者がファンになったのは、あくまでも今までのショート動画があったからこそですので、最後まで方向性は一貫することを意識しましょう。
ステマはしないこと
ステマとはステルスマーケティングの略で、簡単にいえば宣伝だと気づかれないように宣伝をすることです。
例えば、インフルエンサーを使って自社商品やサービスを宣伝することはよくありますが、その際に企業案件であることを隠させるケースもあります。この行為は景品表示法と呼ばれる法律に引っかかってしまうだけではなく、バレた時に企業としての信頼を失ってしまうリスクもあるため、利益を生むどころか大きな損害につながってしまうことになるかもしれません。
そのため、どんな形で宣伝するにしても必ずPRであることは伝えましょう。
企業のTikTok活用事例
では実際に企業がTikTokを、どのように活用しているのかを見ていきましょう。TikTokを運用する際の参考にしてみてください。
焼鳥どん
居酒屋を経営している焼鳥どんでは、飲食店に関する「あるある動画」を、頻繁に投稿しています。一般的に飲食店で働いたことのある若年層は少なくないため、TikTokではウケやすいタイプのショート動画だといえるでしょう。
クラシル
料理レシピ動画サービスを提供しているクラシルのTikTokアカウントでは、有名店のシェフを起用して料理レシピ動画を投稿しています。TikTokではすでに多くの料理系ショート動画がありますが、誰でも簡単に手に入る食材を有名店のシェフが使って考案しているという点で、差別化を図っているのが特徴です。
東京カレンダー
東京カレンダーはグルメ情報やライフスタイルに関する情報を取り扱うメディアです。公式TikTokでは恋愛や生き方に関する短編ドラマを配信しており、多くの視聴者から反響を得ています。登場人物のキャラクター設定はもちろん、ドラマの舞台にもこだわっているため、他では見られない個性的なショート動画に仕上がっているところがポイントです。
日本ロレアル
化粧品メーカーの日本ロレアルでは、TikTokを使ってハッシュタグチャレンジを実施しました。具体的には「落ちないリップチャレンジ」と呼ばれる企画で多くのTikTok利用者に呼びかけ、誰もがマネしやすいように手本となるショート動画を作り、そこにハッシュタグを入れて拡散させています。結果としてハッシュタグのついた動画は、すべて合わせて1000万再生を記録し、ブランドの認知度や信頼性をさらに高めることに成功しました。
大塚製薬
大塚製薬では「ファイブミニ」と呼ばれる商品を取り扱っていますが、実はTikTokの広告を使うことで成功を収めました。もともとは30代以上に向けて開発された商品ですが、一部の若い女性の間でダイエット効果が期待できることで話題になり、それに気づいた大塚製薬はTikTokを使ってインフィード広告を出稿。結果として多くの再生数やいいねを稼ぎ、今までターゲットではなかった若年層にまでリーチをかけることができました。
アイリスオーヤマ
さまざまな生活用品の製造や販売をおこなうアイリスオーヤマは、TikTokを使ってライフハック術に関するショート動画を投稿しています。ただし自社商品を全面的に押し出した内容ではなく、あくまでもライフハックを軸にしているのがポイントです。これにより宣伝色を押さえられるため、視聴者に対して自然にアピールできるようになっています。
ドミノピザ
ドミノピザのTikTokでは、あまり公式感を出さないようにしているのが特徴です。例えば、流行りの音楽に合わせてピザを作っているところをショート動画にしたり、ピザに関する小ネタをショート動画にしたりして、多くのファンを獲得しています。また視聴者のコメントに対してもできる限り反応することを意識していることから、ファンとの距離をとても大切にしていることがわかります。
ロート製薬
ロート製薬は自社商品の認知度や売上を上げるためのショート動画を、定期的に投稿しています。その際には実際の使い方を見せたり、時にはインフルエンサーを使って実際に使わせてレビューしてもらったりと、さまざまな形でアプローチしているのが特徴です。内容だけで考えると企業アカウントらしい使い方ですが、一般のトレンドに合わせた編集がおこなわれているため、誰もが親しみやすいショート動画になっているのがポイントです。
サンリオ商品開発部
サンリオ商品開発部では、TikTokを通じて社員の日常風景を投稿しています。ここで意識しているのが、日常風景の中に自社商品を自然に溶け込ませることです。一般の人が普段見ることのない社員の日常は、それだけでも多くの人から注目されるコンテンツだといえます。だからこそ、そこにさりげなく自社商品を映らせることで、商品自体にもついでに興味を持ってもらえる仕組みです。
TikTok動画制作、運用代行、コンサルの料金相場とサービス内容例
企業としてTikTokの運用を始める際に、自社内だけでスタートさせるのも良いですが、最初からプロに協力してもらう方法もあります。ここからは、TikTokの動画制作や運用代行をプロにしてもらう際に受けられるサービスや、その料金相場を紹介しましょう。
運用代行とは何か
運用代行とは、文字通りTikTokの運用を代行してもらうことをいいます。つまり、TikTokについて何の知識や経験がなくとも、プロの運用代行会社に依頼すれば、それだけですぐにTikTokを始めることができます。
時間的な節約ができるのはもちろん、何も労力をかけることなく運用できるため、どの企業にとっても効率的な選択肢になるでしょう。
運用代行会社の選び方
TikTokの運用を任せられるとはいっても、どんな運用代行会社を選べば良いのかわからないかもしれません。そこで注目してほしいのが、以下の3つのポイントです。
・対応範囲
・過去の実績
・全体の料金
例えば、TikTokの運用において何をしてほしいのか?を、最初に決めてみてください。そして、実績のある会社から選ぶことが大切です。最後に予算と相談しながら、納得のできる料金体系を提示しているところを選びましょう。
料金相場について
TikTokの運用代行会社を利用する際に、どれくらいの費用がかかるのかも理解しておきましょう。
一般的には大きく分けて、初期費用と月額費用の2種類が発生します。例えば初期費用の場合、5~40万円ほど必要になると覚えておいてください。また、月額費用は30万円以上かかることを理解しておくといいでしょう。
運用代行会社によってはHP上に費用を掲載していないケースも珍しくないため、その場合は資料請求やお問合せからメールを送り、直接確認してみてください。
TikTok運用をプロに依頼するメリット
TikTokの運用をプロに任せることで、主にどんなメリットが得られるのかを以下にまとめます。
知識がなくても挑戦できる
まったくの無知な状態から新しいことを始めるためには、最初に勉強するところからスタートしなければいけません。時間に余裕がある場合は良いですが、そうじゃない場合は結局チャレンジできずに終わってしまうことも珍しくないでしょう。
しかしプロに依頼することで自分で勉強する工程を省くことができます。今すぐにでもTikTokを活用したビジネス展開が実現できます。
社員の人件費が浮く
TikTokの運用を始める際には、社員のリソースを割く必要が出てきます。厳密にはどんなショート動画を作るのかによっても変わってきますが、場合によっては専門の部署も立ち上げなければいけません。そうなると、新しい人材にかかる費用も出てきてしまうでしょう。
しかし、プロに依頼すれば、余計な人件費や手間を浮かせることも可能です。
安定した運用ができる
TikTokを自社で運用している時に、急に体調不良や退社などで、人手が足りなくなることも出てくるかもしれません。そうなると、投稿をやむを得ずストップすることになってしまいます。
しかし、プロにすべて任せている場合は、そんなリスクも抑えられるため、常に安定した運用がしやすいといえるでしょう。
早めに結果が出やすい
TikTokの運用経験がないと、何をどうすれば良い結果が出るのかわからないまま、進めてしまうことになるでしょう。TikTok運用のプロに依頼することで、最適な運用をしていくことができます。つまり、かけた費用に対する成果を出しやすくなるといえるでしょう。
TikTok運用にMチームが最適な理由
TikTokの運用代行を依頼する際には、いろいろな会社があって迷ってしまうかもしれません。そんな時は、当社株式会社AtoOneが運営しているTikTokの運用代行サービス「Mチーム」を、ぜひ検討してみてください。
ここではMチームがTikTok運用にもっとも最適な理由について、詳しく説明します。
すべて丸投げでOK
Mチームでは、TikTokの運用を考えている企業に向けて、1から10まですべてサポートしています。
例えば、アカウントの運用だけではなく、アカウントの開設や初期設定、動画撮影・編集、分析や改善まですべて代行できるのが大きなポイントです。
つまり、Mチームに依頼していただければ通常かかる手間をかけることなく、丸投げでTikTokの運用を始められます。
ハイクオリティを実現できる
TikTokのショート動画は、TikTok内でも編集できます。しかし、TikTokの編集ツールだけでは、どうしてもできることに限界があるでしょう。
Mチームではより動画編集のプロが在籍しているため、ハイクオリティなショート動画を作ることができます。また、テレビ業界出身のディレクターやエディターもいるため、TikTokで人気のショートドラマ制作なども実現できます。
経験豊富なスタッフが担当
Mチームは、様々なスタッフが在籍しています。上場企業のマーケティング経験者や、YouTube事務所出身のクリエイター、テレビ業界の経験があるディレクターやエディターなどが全力でアカウント運営をサポートします。
様々な経験のあるスタッフがいることで、どんなジャンルの商品やサービスにも適したTikTok運用を行えることが強みです。
目的にあった戦略を立てられる
TikTokの成功において、大事なのは目的にあったKPIの設定をすることです。目的にあった目標を立てなければ、成果が出ているのかどうか正確に判断することができないからです。
Mチームに依頼いただければ、目的にあったKPI設定を行い、それに向けた戦略、企画立案、コンテンツ制作をいたします。クオリティの高い動画を作るだけではなく、マーケティング視点で適切なアカウント運営をサポートできるのがMチームの特長です。
長期的な施策を行うための料金プラン設計
MチームのTikTok運用代行サービスでは、下記3つのプランをご用意しています。まずは始めることをメインにしたライトプランから、バズり動画を生み出すためのプレミアムプランがあります。
【TikTok動画 プラン(6ヶ月契約)】
※初期費用10万円がかかります。
・ライトプラン 300,000円/⽉(税抜)
▶まずは運用を開始したい人向け!
月間投稿数:6本編集
企画・準備:◯
台本作成:◯
撮影/編集:編集のみ対応
投稿分析:◯
レポート作成・提出:◯
定例会の実施:3ヶ月に1回
・スタンダードプラン 540,000円/⽉(税抜)
▶TikTokで成果を出したい人向け!
月間投稿数:12本編集
企画・準備:◯
台本作成:◯
撮影/編集:どちらも対応
投稿分析:◯
レポート作成・提出:◯
定例会の実施:1ヶ月に1回
・プレミアムプラン 960,000円/⽉(税抜)
▶TikTokでバズを生み出したい人向け!
月間投稿数:24本編集
企画・準備:◯
台本作成:◯
撮影/編集:どちらも対応
投稿分析:◯
レポート作成・提出:◯
定例会の実施:1ヶ月に1回
予算と目的にあったプランをご選択ください。
また、企業によって臨機応変にプランを変更することも可能ですので、一度お問い合わせください。
まとめ
今回は企業がTikTokを活用すべき理由から、企業の成功事例、運用代行サービスMチームに依頼するメリットなどをお伝えました。
TikTokといえば、若者たちのなかで流行っているSNSというイメージだけを持っているかもしれませんが、利用者は増加の一途を辿っており、その年齢層は広がっています。しかし、まだ始めている企業は多いとはいえません。
だからこそ、いまが企業がTikTokを始めるチャンスとなります。TikTok運用によって、今までリーチできなかった層に対してアプローチできたり、新たな収益の柱になっている事例も増えています。これから自社のビジネスをさらに成長させたい場合は、積極的に検討してみてください。
その際にはMチームを利用することで、一切の手間をかけることなくTikTokを運用できるため、ぜひ運用代行も検討してみてくださいね。
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