バンド・バンド・バンド
隣に寄り添ってくれるのはずっと前から、あなたしかいなかった。きっと結局戻って同じ繰り返し。
昔自分と近い距離にいた人のアカウントを調べた。あー、生きてて良かったー。これは一応本音で、連絡が出来なくても嬉しいって思っている。なんか前に酔ってラインした気もするけど、それはまあ置いといて。
許さねえって思ってる軽口が何個かあるんだ。ほんと全然、好きな友だちなんかに入らないような人ばっかりだった。どちらかといえば気が合わないしインスタの、親しいリストに入らないくらいの距離感。嘘みたいなライブ映像を繰り返し見ている。だって、なんか嘘みたいで。
生音を知らなくても好きだと思う。
そういう音楽を繰り返して、脳髄に焼かれても自分のものにできなくて。打ち込んだハイハットの音は乾いて、愚図って。けど、信じていた。知っていた。つまらない音源をあげれるような人じゃないこと。
結局いつでも隣に戻って、音楽はわたしのためではなくて。いつも隣にある音楽はずっと別。また戻って繰り返す。
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