10年後のスポーツアナリスト-について語ろう-1

#1 いまのスポーツアナリストとは

テクノロジーが進化していくと、10年後、私たちの生活はどう変わるのでしょうか。

もしかしたら、ゴールに向かって突き進む“スポーツ”は、ルールを変え、力のある者が勝つという今の常識を大きく変えるかもしれません。

一方で、徐々にその萌芽が見出されつつあるスポーツアナリティクスの領域における人材は、2020年を超え、どう進化していくのでしょうか。

パフォーマンスだけではなく、スポーツビジネスやPRへの拡がりも含め、スポーツアナリティクスの未来予想図について一緒に考え、作っていきましょう。

※これはSAJ2019で行ったフリートーク「#10年後のスポーツアナリストを語ろう」に向けて自分の調べたり、ツイッターで募集した質問に答えたりしたものをまとめたマガジンの記事になっています。SAJと主催のJSAAに関しては下のウェブサイトを見てください↓

スポーツアナリストの定義とは

バレーボール女子日本代表のアナリスト、渡辺啓太氏はスポーツアナリストをこのように定義しています。

そして、スポーツアナリストに必要なの能力として、

情報収集力
伝達力
誰にも負けない何か

これらのことについては日本スポーツアナリスト協会のウェブサイトでも明確に記述されています。

私はこの定義こそがスポーツアナリストであると学んできました。そして、チームに所属するアナリスト達を見て育ってきました。

渡辺啓太氏
全日本バレーボール女子チームのチーフアナリストを経験。現在はJSAA代表理事などを務める。

Kirk Goldsberry氏
全米バスケットボール男子チームのリードアナリストを経験。ハーバード大学の社会工学系の客員研究員も務める。

Paul Depodesta氏
マネーボールの主人公の元になった人物。現在はNFLのチーフストラテジーオフィサーを務める。

Daniel Stenz氏
ドイツのサッカー分析の第一人者。ドイツ、カナダでアナリストを行い、現在は中国で活動。

しかし、「選手・チームを目標達成に導く」必要はないのかもしれません。

メディアを通して一般人やサッカーファンのために試合を解説する人もれば、スポーツベッティングやファンタジーで食べていける人だっています。

Luke Bornn氏
サイモンフレーザー大学で統計学の教授を努め、スポーツのデータ分析を研究。現在はサクラメントキングスの戦術VPも務める。

Kevin McClelland氏
ファンタジーフットボールの賞金やファンタジーで必勝法をYouTubeチャンネルで公開し、生計を立てている。

河野大地氏
Twitterで@giubilimarioとしてサッカーのアナライズに関する情報を発信しながら、スポーツの映像分析関係のお仕事している、デザイナー兼アナリスト。

Rene Maric氏
サッカーのアナライズについて書くブロガーだった。サッカーを見る目が買われ、ザルツブルクのコーチに。

色々な職種がある中で、彼らはスポーツを必死に勉強し、アナライズして生計を立てているプロフェッショナルです。

私は彼ら全員がスポーツアナリストに当てはまると考えます。

いまの私は何をしているか

現在、筑波大学情報科学類で学びながら、蹴球部のデータアナリストとして活動しています。

研究活動は全部スポーツをアナリティカルに見ることにまつわり、スタッツの分析から、ARを用いたスカウティング、コンピュータビジョンとトラッキングデータを使ったゲーム展開の予測などをしております。

以下のJSAAの記事でよくまとまっていると思うのでぜひ見てください!

10年前の私は何をしていたか

未来を考える上で、過去を振り返るのは重要なことです。
10年前のといえばちょうどiPhone 3Gがでた頃ではないでしょうか?

10年前は11歳で中学一年に成り立てですね!

この時期に「スポーツアナリスト」の存在さえ知りませんでした。

きっかけは高校1年のときの自主研究です。詳しくはこちらを見てください。

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