モテキみたいな部屋がいい

僕の部屋にはあんまり物が多くない。本だけは馬鹿みたいにあるし、衣類は捨てられないのでどんどん溜まっていくばかりだけど、それ以外のものは日用品以外にほとんど持っていません。

いや、突き詰めるとカメラ機材とかガジェット系は多い……みたいな話はあるんだけど、ここで言いたいのは「無駄な物」が少ないということなんです。

インテリアに興味はないし、旅行に行ってもお土産を買わないし、そもそも旅行に行かない。コレクター的な趣味もないので、特に飾るものもない。

最近、福岡から東京に引っ越してきました。段ボールの中身はほとんど本ばかり。ようやく本棚に並べ終わったのですが、本棚の中には本しか置けないんですよね。僕も本棚をいい感じにしようと思ってWeb記事を読むのですが、どの本棚にも本以外のものが当たり前のように置いてあるんですよね。時計とか、テレビとか、あとなんかインテリアみたいなものが。

でも僕は時計も持ってないしテレビも持ってないしインテリアみたいなものも持っていない。というか本棚に入りきらないくらいの本があるので、置けるはずもないのですが、置けるようになったとしても置く物がない。

今の生活に満足していないわけではないのですが、何か味気ないなとは思っているんですよね。基本的に会社が最高の作業環境なので、福岡に住んでいる頃は特に家は帰って寝るためだけの場所だったのですが、引っ越したのを機に帰りたくなるような家を作ってみても良いなあと、そんな気持ちになてちます。

それで、最近は他の人たちの家のレイアウトを動画で見ては「なるほどな〜〜〜」と唸ることを繰り返しています。というか、基本的にはmonographの動画を見ています。

この動画を見て「ワイドモニタ欲しい〜〜〜!」となったり

この動画見て「壁紙張り替えて〜〜〜!」となったり

で、今日この動画を見たんですけど、お気に入りにのものを家の中に置きたいなあという気持ちが爆発してしまったんですね。

野性爆弾くっきー!の作業部屋らしいのですが、物が溢れていて最高。ただいらないものが溢れているばっかりの汚い部屋だったら憧れないんですが、自分の好きな物に囲まれている生活という感じがして、本当に良いなあと思いました。

この後も色々な動画を見ては自分の理想の部屋について考えていたのですが、僕にとっての理想は映画「モテキ」に出てくる藤本幸世の部屋かなという結論に至りました。

幸世の部屋って、ぜんぜん洗練されてないし、ちょっと散らかってるんですけど、めちゃめちゃ物がいっぱいあってその一つひとつに歴史がある感じがして、ザ・サブカルの大変良い部屋なんですよね。

プライムビデオで久しぶりに映画「モテキ」を見よう……と思ったのですが、もう5回くらい見てるし良いかなと思って、飛ばしながら幸世の部屋が出てくるシーンを一時停止しながら見てみました。

いや、最高ですね。

枕元に本棚があったりして、それは危ないんじゃないの……? と思ったりもしたのですが、そういうスペースにも物を入れ込もうとする心意気にむしろ惹かれました。マジで物が多い。異次元か。

でも、よくよく見てみると、幸世の部屋ってゴミ以外は基本的に本しかないんですよね。ポスターとかステッカーがちらほら見えますが、構成要素のほとんどは本。

それに比べて、僕の書架のなんと貧弱なことか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

物が溢れた部屋に憧れていたのではなく、結局のところ僕は、本に溢れた部屋を求めていたのだなと気づくことができました。

というわけで、これからも頑張って本の蒐集に勤しんで参りたいと思います。ただ、それに並行してサブカルチックなポスターやステッカーも集めたいなという気持ちになりました。夢は広がる。

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