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福岡演劇の批評空間をつくりたいので、とりあえずWebサイトを作ってみました

最終的には、

「福岡演劇の批評空間をWeb上に作りたいので、文章書きたい人を募集してます!!!!!」

という内容になります。読んでね!!

福岡若手演劇サミットに行った

先日、FUKUOKATAM主宰の福岡若手演劇サミットに参加した。福岡の若手演劇人6人がパネリストとなって話す会で、福岡市で演劇をすることについての問題点などが浮き彫りになっていて、とても面白い会だったと思う。

僕は大学時代から熊本で5年ほど演劇活動をしていて、今年の4月から福岡に住んでいる。移住後も週末に熊本へ帰って演劇の手伝いなどをしてきたのだが、せっかく平日は福岡にいるのだから、福岡で何か演劇活動に携わることができればと思っていた。

そして、サミット後に行われた懇親会で色々な福岡若手演劇人と知り合うことができ、いくつか稽古見学にお邪魔する約束もさせていただいた。これから、僕のできる範囲で福岡の演劇を良くしていきたいなと思っている。


演劇にまつわる言葉について

さて、福岡若手演劇サミットでは様々なトピックに関して福岡演劇の問題点が語られていたが、そのひとつに「批評」の問題があった。

ざっくりまとめると、以下のような内容だった。

・演劇の批評がちゃんと行われておらず、同調圧力を感じる
・芝居の感想がテンプレ一色になってしまっている
・SNSなどでの感想も、同じようなものになっている

熊本で演劇活動をしていて、僕は常々演劇にまつわる「言葉」が足りないと感じていた。劇作家も演出家もスタッフもたくさんいる。観客だってたくさん来ている。しかし、その演劇がどんなものであったか、ほとんどの人が語らないのである。

もちろん全く感想がないというわけではない。しかし僕は、まだまだ全然足りないと思っている。そしてそれは、きっと福岡の演劇に関しても同じなんだろうなと感じた。

演劇情報を載せるWebメディアはたくさんある。有名どころでいえばステージナタリーが全国の演劇情報をまとめているし、九州の演劇情報であればmola!などが詳しい。また、各演劇団体がこれから行われる公演に対しては積極的に発信する。

しかし、終わってしまった公演がどうだったのかについては、積極的に語られることが少ない。少なくとも、熊本・福岡ではそうだと感じている。

演劇にまつわる言葉をもっと増やしていきたい。それは、ここ数年僕がずっと思っていることだ。


福岡演劇発展のための「言葉」を生み出す

僕は演劇が好きだ。しかし、役者も劇作も演出も大して才能が無いんだろうなということはわかっている。しかし、福岡の演劇まつわる「言葉」を生み出すことならきっとできる。そしてそれは、福岡で演劇をやっている人たちと関係がそれほど深くなく、それぞれの芝居をフラットに見れる僕だからできることなのではないかと思う。

というわけで、とりあえずFUKUOKA DRAMA BOXという箱だけ作ってみた。ここにはまだ何も言葉はない。どういう風に運営していくかも決まっていない。

また、僕だけで福岡の演劇にインパクトのある言葉を生み出していけるとは到底思えない。そこで、福岡で演劇を作っている人たち、演劇を観るのが好きな人たちにもぜひ協力していただけないかと思っている。

実は、同じようなことを熊本でもやっていたりする。もしも興味がある方は、ぜひ熊本演劇情報をご参照いただきたい。劇評の校正や編集を行なっている。

FUKUOKA DRAMA BOXでは、基本的には福岡で上演された芝居の劇評などを掲載したいと思っている。もしも書くことに興味がある方は、ぜひTwitterのDMなどで@ATOHSaaaまでご連絡をいただけると…!


劇評を掲載するのは、別に個々人のブログでも良いだろう。しかし、そうするとどうしても検索性・一覧性が落ちてしまう。それよりも、一つの芝居に対して、多くの人が同じ場所で劇評を書く方が役に立つ情報を提供できるのではないか。


上記の活動は、本当に僕一人でできることではありません。福岡の演劇を盛り上げたいと考えている方、ぜひご協力をお願いできますと嬉しいです。人が集まらずとも、まずは自分で芝居を見て劇評を書いていくつもりです。ご興味のある方、何卒よろしくお願いいたします!

サポートすると、僕がハートランドビールを飲み、これからも自我を保つのに役立てさせていただきます!