混沌としたスプラトゥーンのランクマッチ

どうもあとばるです。
このように文章で物事を伝える経験に乏しいので、稚拙な文章になっていることをお許しください。

さて本題ですが、
最近どうにもスプラ3への批判的な意見が目に入ってきます。
その内容の多くが「Xマッチがつまらない!」というものです。
自分は2に比べて3のXマッチの方が好きだし、現時点であまり不満を持ったことがないので、そのような意見を見て少し驚いてもおります。
なので今回はその流れに乗ってスプラ3への僕個人の意見も残しておこうかな、といった次第でございます。

ゲーム性とマッチシステムの歪み

まず端的に言うと今巷にあふれているスプラ3への不満は
「Xマッチをランクマッチっぽくし過ぎた故の歪み」だと思っています。
僕は2の頃からスプラのゲーム性にランクマッチというシステムが合っていないと思っていました。
それはランクの変動がある以上、編成は平等にしないと不満が出るが、平等にするとスプラの良さが失われるからですね。
ここで言うスプラの良さというのは
「1試合にかかる時間が短いこと」です。

試合時間が基本最大5分でカジュアルに1試合をプレイでき、区切りがつけやすく、万人に遊びやすいようになっています。
このゲーム性の上でランクマッチを実装するとなると
「マッチングの平等性」と「1試合を見つけるのにかかる時間」
を天秤にかける必要があります。
ランクの変動がある以上、平等性がないと確実に不満が出ます。
しかしマッチングの平等性を取るとなると、
ランダムに4人を集めた後でお互いのブキを見ながら選ぶ
というのがほかのゲームのランクでも良く見られる方法ですが、この方法を使うと試合時間の5分に対して準備時間が1分程度かかり、どうにもテンポが悪くなります。
そのためスプラ2のXマッチでは「マッチングの平等性」を犠牲にすることで最短で相手を見つけて1試合を始めることができていました。
その代償としてお互いのブキの編成に差ができて、どうしても勝つのが難しいマッチングが出たりもしていましたね。
このどちらかを犠牲にしなければ成立しない時点で「ランクマッチはなくしたほうが色々と不満も出なさそうだけどな」と考えていました。

スプラ2からスプラ3へ

スプラ3のXマッチではミラーマッチングが採用されているのか、お互いの個々人のブキが同じブキプール内でのみマッチングするようになったようです。
(自分が長射程を持っていれば相手にも長射程の枠内のブキがきます)

これによってXマッチはお互いの実力が正面からぶつかるようになり、よりほかのゲームのランクマッチに近づいたように思います。
これはかなり画期的で面白いことを考えるなぁと思ったのですが、やはり問題点があります。

「そもそものブキプールがおかしい」ことです。

スプラというゲームは武器の種類が豊富で多くの選択肢があります。
そのため武器によってそもそものポテンシャル違うことが多くあります。
例えば現環境の短射程ブキ種の中で最もパワーがあるのはシャープマーカー(以下シャプマ)でしょう。

シャプマと同じブキプールに入っているほかの短射程ブキたちは苦しい環境かもしれません。
プール内でもっともパワーがあるブキを選ばないと試合に安定して勝てないため、ブキの選択肢が狭いのは確かです。
しかしこれはランクマッチな以上「勝つために強いブキを持つ」というのは一番の正解ですし、すべてのブキのパワーを平等にするのは難しいことなのでしょうがない部分だと思います。
ただこれは特性が似たブキたちとの相対的な話であって、そもそも特性が違うのに同じプールに入れられているブキが多く存在します。
バレル⇔チャージャー や ジムワイパー⇔ヴァリアブル などですね。
これらはそもそも得意不得意な部分が違うのに同じプールに入れられてしまっているので、どうしてもお互いの編成に差が生じます。
もっと細かくブキプールを分けたほうがより平等になるとは思いますが、そうなるとプールが狭かったり使用率が低いブキ種だけマッチングに時間がかかる、という別の問題が生まれてしまいます。

別の話題として、ガチマのトップがパワーを上げすぎてマッチングしなくなっているというものがあります。
あれは強者ゆえの悩みというかパワーマッチングがしっかりしているのが原因なので、ランクのマッチングシステムとしては健全かなと思っています。
マッチングするパワー域をもっと広くすれば解決しますが、それはそれでパワー差ができすぎるので難しい問題ですね。

スプラトゥーンの歪みはスパイス

スプラのランクマッチは「時間」を取るか「平等」を取るかの相反する歪みを抱えています。
他のゲームのランクは基本的に平等を優先しています。
時間をかけてマッチングをして、同じくらいのランクの人とお互いにどのようなキャラクターを使うか相談して試合を始めます。
しかし時間をかけるからこそ、そこには敷居の高さというものも付いて回り、気軽にランクマッチを潜れない要因にもなっています。
スプラトゥーンは平等性をある程度犠牲にすることで、時間を短くした上でランクマッチ特有の敷居の高さをも軽減しているように思います。
スプラのランクマッチは歪んでいると冒頭に書きましたが、その歪さがスパイスになってスプラトゥーンというゲーム独特のランクシステムになっているのではないでしょうか。
スプラ2からスプラ3でそのスパイスを変更しているため、合わない人も合う人もいるでしょう。だって味が変わってますからね。

まとめ

まぁ長々と書きましたが僕個人の意見としては
「どうあがいても不満の出るランクマッチのシステムをしている」
ということです。
ゲームの面白さとかそういう部分ではなく、ゲーム性とシステムが合ってないのでしょうがないです。
そのアンマッチさが、スプラトゥーンにおけるXマッチ特有の楽しさを醸し出しているのではないでしょうか。
だからこそ、楽しめる時に楽しんで、少し合わないなと感じたら離れてみるという元来のゲームの楽しみ方をしやすいタイトルだと思います。
個人的にワクワクしなくなったら休憩すればいいんです。

漫画『ラーメン才遊記』でもラーメンのワクワクとはアンバランスだ!と言ってました。美味しいものでも楽しいものでもその辺は共通してそうですね。

つまりスプラトゥーンはラーメンということですね。
最近スパイスラーメンも増えてきましたし、そういうことにしておきます。




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