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Sony Cyber-shot DSC-F55V

これもスイバルタイプ。
Carl Zeiss Distagon.
背面だけに操作系のボタンが集中している。

まったく買う気はなかったのだけど、単焦点であること、それもディスタゴン銘であること、さらに324円であったことから拾い上げることに。
これでDSC-(もう面倒だから、ここから先はDSC-は省きます)F505VとS70とこのF55Vで、2000年くらいのソニー300万画素が揃ってしまった。
別にソニー信者じゃないんだけどナ。

300万画素の謎

このカメラの画像素子は334万画素なのだけど、有効画素は262万画素になっている。これは兄弟機といってもいいF505Vも同様。
しかしS70は同じ画像素子で324万画素なのだ。
何でそんな事になっているのか知らないのだけど、これで300万画素を名乗るのはいささか疑問が残る。
まぁ、Pシリーズなんかにも6倍ズームとデカデカと書いていても、実は光学ズームとデジタルズームを合わせて6倍というジャロに言われても仕方ないような表記をしているのがあるので、細かい事は気にしないという事にしているのかも知れない。

Distagon

ハレーションがものすごい。
色のりはツァイスのそれらしい。
ピントがきているところの描写のキレはいかにも。

ディスタゴンって書いてあるんだからディスタゴンなのだ。
ま、35mmでF2.8には違いないから、それでいいのだと思う。
個体差か、あるいはぼくのがボロなだけかも知れないが、これほど逆光に弱いディスタゴンは知らない。
でもキレの良さみたいなのは感じられて、うーん、そうだなァ...的なオチの付け方をするレンズだ(ごめん、意味わかんないね)

ズームレンズはとても便利だし、高倍率ズームは一気に非日常的な世界に視点を移す魔法のようだから、それはそれで楽しいと思う。
しかし、ぼくはやはり単焦点のレンズが好きなのだと思う。
レンズの構成も無理がないし、あまり歪曲収差とかに悩まされる事もない。
まだ紹介していないカメラにオリンパスのCAMEDIA C-2というのがある。
これは以前に紹介したC-2 Zoomの単焦点モデルなのだけど、これも非常に気に入っている。
何がこれほど違うのかといえば、もうひたすらに軽快であることに尽きる。
現実的に重量が...という話ではなく、スイッチを入れると、さっと撮影に入れるようなフットワークの軽さ(現実として、この時代のデジカメはこういう訳にはいかない事も多いが)の事だ。
このカメラは通常のAFの他にフォーカスプリセットなる機能があって、ピントを0.5、1、3、7、∞に置いておく事ができる。
35mm単焦点なら、3mか7mにピントを置いて、バシバシ撮るのが正しい使い方かも知れない。
また、そういう使い方は、とても軽やかで楽しいものだ。

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