第78夜 高級機の大衆路線
今夜の写眞機は、CANON Pです。Pは、Populaireで、庶民的なという意味で、高級機の大衆路線カメラを目指したカメラです。
変倍式のファインダー機構の廃止、等倍型のパララックス自動補正式として簡略化、アクセサリーシューに設けられていたパララックス補正ピンの省略など簡略化がされています。
レンズは、50mm F1.4と50mm F2.8で、これは2.8です。御託に漏れず、中玉が曇っています。レンズ清掃したら、取れましたけど。
細い絞り環と∞ロック付きの太いピント環で、L39の50mmでお馴染みのデザインです。
上部はシャッターダイアルと、凝ったデザインの巻き上げレバーがあります。
シャッターダイアルは、1軸不回転ダイアル式です。
巻き上げレバーは、跳ね上げ式です。
背面は感度覚えが付いてます。ファインダーは大型で見やすくなってます。
底です。一見すると底蓋が外れる様なデザインのノブが付いています。
でも、このノブを回すと、裏部は開閉レバーのロックが外れるだけです。
シャッター幕が、金属幕横走行で、皺が寄るので、チェックポイントになります。
高級機の大衆路線というよく分からないコンセプトですが、10万台弱売れるのは、流石キヤノンというしかないですね。
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