第173夜 ペンタコンのプラクチカ
今夜の写眞機は、Praktica FX3です。カメラ・ベルクシュテーテン(KW)の一眼レフです。プラクチカがメーカー名っぽいですが、メーカはKWで、それがなんやかんやでペンタコンになります。
レンズはカールツァイス・イエナのテッサー50/2.8で、半自動絞りのレンズです。絞り値をセットして、絞り環を回すと、開放が保持されて、シャッターを切ると、絞り値に絞り込まれる仕組みになっています。
シャッターボタンは、レンズ右横に付いています。
シンクロ接点は、F接点とX接点の両方を持っています。
軍艦部です。ウェストレベルファインダーなので、ペンタ部がなく、丸い背中です。
ウェストレベルファインダーを跳ね上げた状態です。
左が巻き戻しノブで、その横にカメラ・ベルクシュテーテン(KW)のマークがあります。
シャッターダイアルと巻き上げノブです。カウンターは、逆算式です。
シャッターダイアルは、上の三角マークを黒(左)にすると高速(黒数字)、赤(右)にすると低速(赤数字)になります。速度のセットは、外枠を持ち上げて回します。シャッターの動作時にダイアルもクルっと回ります。
背面です。真ん中のポッチを押すとファインダーが跳ね上がります。
ファインダーのカバーの中にはルーペがあり、蓋を開ければスポーツファインダーとして使えます。
右側面には、ソ連占領下のドイツの文字が入ってます。
左側面のレバーを上にスライドすると、背面が外れます。かみ合わせはイマイチ。
底には、微妙な位置に三脚座があります。
プラクチカシリーズは全40種類で、555万台作られて、FX2/3だけでも、14万台も作られました。
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