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Xデザイン学校の Noteがはじまりました!



皆さん、こんにちは!武蔵野美術大学で創造的思考力について学んでいる、造形構想研究科・社会人修士2年の岩崎です。このたび、縁あって社会をよくするデザインの学びと研究する楽しさを追求しているXデザイン学校のコンテンツ担当になりました。デザインという言葉が表す地平は本当に広く、見た目の美しさや使い勝手の良さも大好きなのですが、もっと大きく社会の健やかさや未来の楽しさを生み出すデザインの力に僕は惹かれていて、そんな学びのおもしろさについて、先生たちや社会人学生の皆さんと一緒になって情報発信をしていきます。これからどうぞ、よろしくお願いします。

改めてになりますが、Xデザイン学校は開校して5年、さまざまな職場で日々仕事に励んでいる社会人たちが、それぞれの理由や動機でこの学び舎に集まってデザインの学びを深めています。ユーザ体験に人間中心設計、デザイン思考にサービスデザインと、進化するデザインの文脈や手法をフル活用しながら、どう自らの仕事やコミュニティ、そして私たちの社会や未来をよりよくできるかという想いで、現在進行形で複雑化している世の中の課題やテーマに正面から取り組んでいます。この学校に賛同されている実践者や研究者による学びが多様なコースで展開されるだけでなく、公開講座やフォーラムを通して学びと仲間の輪は今も広がり続け、“デザインを社会に生かしていく”という志で繋がるコミュニティとして、知見を交わし合いながら絆を深めています。

多彩な社会人が集まる、デザインの学び舎。

そんなXデザイン学校に集う個性に満ち溢れる面々の声を、noteからお届けします。メーカーやシンクタンク、ITベンチャーや広告代理店、金融機関や通信会社、新聞社やECプラットフォーマー、建設会社や官公庁などなど、学び舎に集う社会人学生は職種も職歴も見事に違いますし、ここで学ぼうと思った動機もさまざま。業務としてストレートにプロダクトのUXを担当している人もいますが、そもそも職場がデザイン部門でない方々もたくさんいらっしゃる。ではなぜデザインという名を冠するこの学校で学ぼうと思ったのか。その理由を聞くだけでもおもしろいです。失われた20年とも30年とも言われる停滞からなぜ日本は抜け出せないのか、課題解決やKPIに囚われ過ぎたために見過ごしてしまった価値は何なのか、イノベーションという言葉だけ一人歩きして職場は混乱しているだけではないのか。きっかけや問題意識は十人十色ですが、誰もがグラフィックやプロダクトといった直接的なデザインを超えて、その考え方や試し方や作り方を軸に発展したビジネスデベロップメントや社会造形に応用できる広義なデザインに可能性や突破口を感じてXデザイン学校に参加されている人々ばかりです。

連携しながら作用し合う、仕事と学び。

 置かれている領域やポジションはさまざまですが、社会人だからこそ職場における日々の仕事とXデザイン学校での日々の学びが皆、相乗的に作用し合っています。パラレルに連携しながらクロスオーバーしていく仕事と学び。デザインを軸に、Xデザイン学校は双方のバウンダリーオブジェクトとして機能しています。今まで携わってきた自らの仕事をデザインやUXという視点によって再編集することで見えてくる一歩。その一歩を現在取り組んでいる仕事の中で小さく実践してみて、自分のWILLとCANを掛け合わせながらスモールスタートで小さな実績を作ってみれば、そこで生まれる小さな成功も小さな失敗も、すべて大きな知恵の実となっていきます。その小さな実を育てるべく自らの組織へプロジェクトとして提案して社会実装に取り組むことができれば、得られる成果やフィードバックはかけがえのない豊潤な果実となり、次のステップを必ずや照らしてくれます。今すぐに組織のコンセンサスが得られなくとも個人のプロジェクトとして研究やプロトタイピングを重ねていけば賛同や協力を得られる仲間が生まれたり、そのアウトプットの発表や発信を行っていくことで新たなキャリアの道が見えてきたり。そんな人生と未来のデザインを楽しんでいる方々がこの学校にはたくさんいるのです。

知見のキャッチボールで、共創を目指して。

そんな仲間たちの声をXデザイン学校から臨場感とともに届けていきます。デザインも世の中も前進させる原動力となるのは、共創。UXやサービスデザインに期待や関心を寄せる人だけでなく、今までよしとされてきたやり方が何だか機能しない、自分が長らく当たり前だと思っていた視点を変えてみたい、新しい世界の扉の開け方がどうにもわからない、そんな方々も大歓迎。きっとそこにはデザインが役立つ可能性があるからです。ウィキッドプロブレムに限らず、世の中も仕事も課題や問題だらけ。でも、手垢にまみれたその解決法でいいんだっけ?とか、いや、そもそも本当にその問いでいいんだっけ?とか、違和感や疑問を持っている方はぜひ覗いてみてください。Xデザイン学校に携わる一同、そんな皆さんと知見のキャッチボールをしたいと考えています。そのキャッチボールから生まれていく共創で、少しでも世の中がよりよくなるように。そんな想いで実際に通われている社会人学生のホンネや、教鞭に立つ教員がデザインのどんな力に惹かれているか、縦横無尽の切り口で発信していきますので、どうぞご期待ください。

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