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プロダクト開発チームリーダー/エンジニアリングマネージャーとしての2021年の振り返り

4月に医療系人材紹介会社に転職いたしました。昨年は親会社が代わって環境の変化に適合することが求められた1年でしたが、さらにアンラーニングが求められた1年であったかと思います。

今年4月に転職して9ヶ月間でのタイムライン


この9月で取り組んで来たことはトピックを上げて行くと以下のような歩みでした。プロダクト開発チームのリーダー、エンジニアチームのマネジメントの2つ役割を担っています。

4〜6月:薬剤師の方向けの人材紹介・採用支援を実施しているプロダクト開発チーム(6名)とのリーダーして参画

7〜9月:プロダクト開発チームの更なるビジネスコミットメント、
    他のWebチームや社内SE(CRM・Salesforce)チームとの協業、
    エンジニアチームの全体マネージメントに足を踏み入れ(採用・育成等)
10〜12月:プロダクト開発チームのリーダーとしてビジネス牽引、
    薬剤師の方向けだけでは無く、医師の方向けサービスを展開しているプロダクト開発チームにもジョイン
    エンジニアチーム(50名)の全体マネージメントにさらにコミット(予算等) 

冒頭でも触れましたが、今までの経験をアンラーニングしながら、自分なりの経験から組織に対する貢献をどう出して行くかということに取り組んだ1年であったかと思います。

プロダクト開発チームリーダーとしての役割


プロダクト開発チームとして何を行っているか、広木さんの「エンジニアリングマネージャ/プロダクトマネージャのための知識体系と読書ガイド」の定義から整理させて頂きます。

ビジネスサイドのメンバーとも含めて、以下のようなことを行っています。フェーズとしては、b,c中心から段々とa,dにも比重を増やして来ている段階でしょうか。
      a.プロダクトマネジメント
    ビジョンマネジメント(KGI/KPI) 、 ソフトウェア要求 / 仮説(業務フロー(AsIs/ToBe)、ROIベースでの起案、仮説→検証)
         b.プロジェクトマネジメント
   アジャイル開発、見積り、QCD
         c.テクノロジーマネジメント 
             アーキテクチャ(コードレビュー)、SRE、DevOps、開発生産性(デプロイ回数/リードタイムの可視化)
         d.ピープルマネージメント
    1on1、チーミング 

会社としては、コロナ禍であったり、医療従事者の転職市場の移り変わりもあり、サービス/事業の進化/発展を求められているフェーズであり、一層、ビジョンマネジメントやソフトウェア要求/仮説の重要度が増しているフェーズとなっています。
サービス/事業に対する解像度をさらに上げたい!という1年間でもありました。
会社の規模が600名でビジネスサイドでも多くの方との出会いがスタートしていますが、社外にいらっしゃる医療機関、医療従事者の方々ともさらにお話を伺って行きたいと考えています。
人材紹介会社が提供出来ているバリューはもちろん感じていますが、医療従事者の働き方の変化、HR Techといった業界の変化にどうキャッチアップして行くのか、来年はさらにこだわりたいと考えています。

エンジニアリングマネージャーとしての役割

エンジニアチームのマネジメントとしては、エンジニアリンググループの責任者の補佐として取り組んで来ています。
  c.テクノロジーマネジメント 
   アーキテクチャ(技術選定、ツール導入)、SRE
     d.ピープルマネージメント
    1on1、チーミング、 評価・部署編成、教育
会社の平均年齢が30歳代前半であり、ベテランとしてどう貢献が可能なのか考えさせられる1年でした。現在もアンラーニングしながら、試行錯誤している日々です。
プロダクトマネージメントのところで、事業の発展/成長にどうエンジニアとして貢献が可能かに触れさせて頂きました(プロダクトマネージメントということを、狭義に社外向けのプロダクトに限らず、広義に社外向けのWebサービスや社内でのCRMまでを範囲に捉えています)
エンジニア組織全体として、プロダクトマネージメントをどうレベルアップさせて、どう事業貢献に繋げて行くのか、この辺りが、現在の組織のボトルネックであり、踊り場に立っている箇所かと考えています。

来年取り組んでみたいこと

前述の繰り返しになるかも知れませんが、プロダクト開発チームのリーダーとしては、サービス/事業に対する解像度をさらに上げて行く、業界の未来を見据えた対応を牽引して行くということかと考えています。
エンジニアリングマネージャーとしての役割としては、広義にプロダクトマネージメントをどう進化させて、事業貢献に繋げていくかということにこだわってみたいと考えています。
今年は会社全体では、ワクチンの職域接種への対応等、全社の総力を上げた対応がいくつか出来ました。来年も大きな社会貢献が図れる組織でありたいと考えています。


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