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コロナ禍での教員免許取得

コロナ禍で青年海外協力隊の派遣が延期となりました。その直後に通信制大学に編入し、1年強かけてほぼ全ての単位を取り終えたところです。

僕の場合、免許取得には、コロナ禍の今が適したタイミングでした。その理由や、免許取得にかかった費用・時間などをシェアします。

1.前提条件
2.結論(かけた時間、費用)
3.詳細
4.コロナ禍の今でよかった理由まとめ
5.協力隊活動と並行して免許取得は可能か?

1.前提条件

・4年制大学既卒
・2020年度、通信制大学に3年時編入
・英語 高校1種免許

2.結論(かけた時間、費用)

時間:約500時間
費用:約65万円

3.詳細

3-1.時間

◯単位取得の学習:250時間
科目数は25程度です。指定された教科書を購入して勉強し、それぞれに3000字程度のレポートを作成し、試験を受けます。いずれもオンラインです。

◯スクーリング:100時間
科目数は10程度で、講義形式です。1科目あたり1.5日ほど、オンラインで授業を受けました。
※免許の種類によっては、対面授業が必要です

◯教育実習:150時間
コロナ禍以前と特に変わりはないと思います。実習校や担当教員によって内容はまちまちです。僕の場合は毎日12時間ほど学校にいました。タフでした。

3-2.費用

総計 641,500円

<内訳>
◯入学金・学費 370,500円(2年間)

◯スクーリング受講費 99,500円

◯教育実習 97,000円(※1)
  実習費 17,000円
  交通費 25,000円
  宿泊費 55,000円

◯教科書代 24,500円(※2)

◯雑費  約50,000円

(※1)
原則、自身の卒業校で教育実習をします。
私の卒業校は居住地・実家の両方から離れていたため、交通費、宿泊費が必要でした。

(※2)
教科書はメルカリ等中古で揃え、数冊を残して売りました。
記載はその差額です。

4.コロナ禍の今でよかった理由まとめ

◯オンライン化により費用、時間が浮いた
・通学(+宿泊)の必要なし
・伴って費用が約75万円→65万円まで浮いた
・介護実習など、一部実習がレポートに代替された

5.協力隊活動と並行して免許取得は可能か?

余分にコスト・時間さえかけれは可能です。
しかし、オススメはしません。

◯オススメしない理由

・活動に支障が出る
勉強はそれなりに必要です。活動や言語の学習と並行するには辛い量です。

・日本とのやりとりが煩雑
書類への自筆・郵送、教育実習の調整、教科書の調達、麻疹の抗体検査、などやりとりが煩雑です。少なくとも国内に協力者が必要です。

そもそも、海外在住者を念頭においていない制度設計です。派遣と同時に入学しても、並行することによる時間的メリットは享受しづらいです。


在学期間のうち、初めまたは終わりの数ヶ月間を協力隊活動と並行する というのが現実的に可能なラインだと思います。


◯とはいえ、良い選択肢ではある
学習や実習は充実した時間になりましたし、採用試験において協力隊経験を加点要素とする自治体も多いので、検討してみるのも良いかと思います。


教員免許取得を検討されている方、相談いただければお答えします!