阿部詩選手の敗北と、時代に合わせた指導の変化
先日、岐阜メモリアルセンターで子供の習い事の大会がありました。
親御さんの中には「子供の試合は緊張する…」と言われる方もいますが、僕自身はそう感じたことはありません。まだ小学生なので、結果がどうであれ、負けても失敗しても構わないと思っています。
それよりも僕が一番大切にしたいのは、子供たちが〝のびのび、いきいきと〟活動しているかどうかです。勝つことばかり囚われ、かたくなったり、深刻になったりするのは可哀相に思えてなりません。
パリオリンピック女子柔道で、阿部詩選手が2回戦で敗北し、会場で泣き崩れる姿を見て僕も胸が痛みました。阿部選手は誰よりも努力してきた選手で、その悔しさは計り知れないものだと思います。
ただ、この出来事を通して僕が考えるのは、僕たち昭和後期生まれの世代が持つ「努力」「根性」という価値観です。僕も含め、そういった教えを受けて育ち、それを次の世代に引き継いでいる可能性があります。
しかし、時代は変わりました。今の子供たちには、単なる努力や根性だけでなく、自分自身を大切にし、楽しみながら成長していくことが求められていえうような気がします。
「諸行無常」という言葉が示すように、時代は常に変わり続けています。だからこそ、子供たちには勝敗に囚われず、のびのびと生き生きと、失敗を恐れずに挑戦してほしいと思います。それが、彼らの未来を輝かせる鍵になると僕は信じています。
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